刑事の枷 (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2024年2月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784041143704

作品紹介・あらすじ

「忠告だ。影山には近づくな」。
川崎中央署の若手刑事・村上翼は、管内で起きた人質事件をきっかけに傍若無人なベテラン刑事・影山康平に目をつけられ、強引に連れ回されるようになる。
署内の誰もが”裏切り者”と敬遠する影山が、実は10年前に起きた未解決の殺人事件を独自に捜査し続けていると知り、村上も事件解明へと乗り出すが、その矢先、新たな殺人事件が発生。
被害者の身元もわからず捜査は難航するかと思われたが、村上は2つの事件のつながりに気づき……。圧巻の王道警察小説!

みんなの感想まとめ

警察小説の王道を行く本作は、新米刑事の村上と型破りなベテラン刑事影山の異色のバディが織り成す物語です。リアルな捜査描写と共に、村上の成長が丁寧に描かれており、彼の奮闘に思わず応援したくなる読者も多いで...

感想・レビュー・書評

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  • つい最近、堂場瞬一さんの他の本を読んだので、堂場さんといえば刑事ものだろー!と思って読んだ本。
    わたしは警察だったことはないんだけど、リアルゥと思った。

    新米刑事の村上くんと、勝手ばかりしている『やばい』刑事影山の変わった形のバディもの。ある事件を解決するまでの本筋はもちろん、新米だった村上くんの成長物語のような気もして、村上頑張れ‥と、最後はいろんな意味でドキドキ見守ってしまった。

    あと、彼ら話の中でいろんなご飯屋さんに行くんだけど
    どこのお店もことごとくうまそうで、
    「あれ?私今ご飯小説読んでるっけ?」と勘違いするほど。
    チキンカツカレーが食べたかった〜!

    1番好きだったのは、先輩で(...)

  • 派手さはなく物語に入り込むのに時間はかかりましたが事件が紐解くように少しずつ少しずつ進んで行くにつれ、自分も事件に没頭していきました。

  • 犯人逮捕でちゃんちゃんとならない
    秦野市に報告しに行き忘れないでください

  • 「忠告だ。影山には近づくな」。
    川崎中央署の若手刑事・村上翼は、管内で起きた人質事件をきっかけに傍若無人なベテラン刑事・影山康平に目をつけられ、強引に連れ回されるようになる。
    署内の誰もが”裏切り者”と敬遠する影山が、実は10年前に起きた未解決の殺人事件を独自に捜査し続けていると知り、村上も事件解明へと乗り出すが、その矢先、新たな殺人事件が発生。
    被害者の身元もわからず捜査は難航するかと思われたが、村上は2つの事件のつながりに気づき……。圧巻の王道警察小説!

    3年ぶりに著者の作品を読む。安定のクオリティだが、それ以上ではない。
    今度出るらしい87分署シリーズの翻訳が楽しみ。

  • 刑事物の小説としても面白い。
    プラス最初から最後まで1行も書かれていない影山の心が読み終えた後に浮かんでくる。
    お金を出して買って良かった一冊

  • 「シリーズ」という形になる作品を多く送り出している作者の作品であるが、本作は独立的な作品ということになる。刑事達の活躍する事件モノというようなことになる。が、同時に屈折した男と接する真直ぐな若者が在って、2人の変化や成長の物語という感でもある。大変に愉しく、同時に非常に素早く読了に至った。頁を繰る手が停められなくなってしまう。
    神奈川県が舞台になる物語だ。主要視点人物となるのは村上翼である。村上は交番勤務から刑事になり、川崎中央署の刑事課に初めて配属され、刑事の活動に身を投じて日が浅いという人物だ。物語は冬の時季に展開する。
    或る日、村上は近くの公園の騒ぎを収束しようとする動きの中に在った。見回りの制服警官を視て逆上した、薬物中毒と見受けられる男が、公園のトイレの辺りで居合わせた親子連れの幼児を押さえて刃物を突き付けるようにし、人質としながら警察官に向かって喚いているという様子だった。村上自身を含め、刑事課の捜査員達も現場に次々と駆け付けていた。
    人質となった幼児を無事に救い、同時に被疑者となる男を確保しなければならないと、刑事課の面々は苦慮している。そこに他の捜査員達は知っているらしいのだが、村上の知らない男が現れる。現れた男は、幼児を人質にする被疑者の死角と見受けられる公園のトイレの屋根に上り、持っていたコートで被疑者の視界を奪うようにして急襲し、幼児を逃がして被疑者を強引に取り押さえた。
    この単独で被疑者を急襲して取り押さえた男は、川崎中央署の刑事なのだという。影山という男だ。影山については、新人の村上が知らない事情が在るらしいのだが、署でも見掛けた記憶が無く、何やら単独で何らかの活動をしている様子ではある。この影山の事情等を周囲の捜査員達に訪ねるのだが、「あの影山には関わるな」という話しにしかならない。
    或る日、公園の事件に纏わる捜査活動に勤しみ、帰宅しようとしていた時に影山に出くわす。そして影山は「付き合え」と村上を連れ出す。影山は未解決のままになっている10年前の事件を単独で探り続けているということだったので村上は驚く。そして情報源に会って話すということで、村上はそれに同行する。
    「関わるな」という妙な状態になっていて、未解決になってしまっている10年前の事件を独りで追おうとしている影山の事情を知ろうとしながら村上は動く。そういうことをしていた或る日の深夜、別な事件が発生し、村上はその捜査に身を投じることとなる。やがて意外なことが少しずつ明らかになり、像を結んで行く。
    丁寧に話しを聴く他方、言うべきことや言いたいことはハッキリと言うような、真摯で真面目な若き刑事という風の村上の人物が好い。少しだけ年長の速水と一緒に「イマドキの20代」というような感じで動いている他方、もっと上の世代が親しんだようなテレビドラマが好きで、正義感が強いというような感も在る村上である。そういう好青年が、「訳アリ」で腕っぷし自慢の影山と接し、事案の解決に邁進する。なかなかに好かった。
    読後に「その後の村上?」、または「その後の影山?」というような辺りが気になった。殊に「その後の村上?」は是非読みたい。村上が活躍する新しいシリーズという形でも、作者が手掛ける警視庁関係のシリーズで事案に神奈川県の事柄が絡まって、神奈川県警の関係者として村上が現れるというような形でも好いと思う。他シリーズの主要人物が客演、競演というのは、この作者がよくやっていることなので、別シリーズに村上が現れるというのは在りそうだと勝手に想像している。
    凄く愉しい小説だった。御薦め!

  • 途中で出てくるごはん屋さんの描写が詳細で、美味しそうだった。

  • どんどん読み進められるくらいおもしろかった。
    最後は少し予想できた部分も多かった。
    影山が昔の事件を追い続ける理由が少し弱いのかなぁとと思った。
    それでも登場人物のキャラクターも魅力的で良かった。

  • 少しずつ明らかになっていくごとに作品にのめり込んでいけました
    堂場さんの作品はスポーツものしか読んだことが無かったですが、刑事もの有名ですよね もっと読んでみたい

  • 3.5。あまたある警察小説かと思ったがおすすめされて読む。警察小説というより青春小説の味わい。心に残る余韻。

  • 影山の孤立表現が多くて少しくどく感じた。
    結末は早い段階から予想できるものだったが
    堂場さんの文章は変わらず読みやすくて好き。

  • 読む前は刑事物語で難しい言葉がたくさん出てくるのかな〜と思ってましたがそんなことはなく読み始めるとスルスルと読めました。

    主人公と影山の関係性がより深まっていきつつ、遠距離恋愛の彼女との距離感も縮まったんでしょうか。
    オチはあるあるな展開なのかなあ。そういう結末で〆るのかーとちょっと意外な気持ちで読了しました。

  • 刑事一年目の新人、村上は、ある日影山という先輩に声をかけられる。影山はヤバい。関わるな。周囲の人間は誰もがそう言う。村上は戸惑いながらも、断る暇も与えられずに影山に夜に連れ出されるように。影山は独自で、十年前の事件の捜査を続けているのだという。

    するするっと読みやすさがすごかったのでストーリー的には3か3.5と思いつつ本当に読みやすかったので星4に。でも人間関係はマジでドロドロしとる。警察さんのちょっと嫌なところいっぱい出てくる。ちょっと……ちょっとかな? 身内意識みたいなのありそうだなとは思ってる。あと仲人とか「うちの課の子に手ぇ出した?半端な覚悟じゃねえよな?」みたいな気質の人がいるってハコヅメにも合ったので……多分こう、こうね、私生活と仕事の区切りなさそう。故に身内としての甘さみたいなとこありそう。そりゃ捜査本部立てば泊まり込みとかもするわけで下手したら家族より同僚と一緒の時間が長いとかありそうだし。まあそれはそれとしてストーカーは死すべし死すべし。村上くんは終始ちゃんとしていたのでよかったです。主人公が真っ当だったので助かる。君はそのまま素直に生きていてほしい。

  • 新人刑事と癖のあるベテラン刑事の、10年前の事件と現在の事件が複雑に絡まっていく物語。
    村上くんの元々の素質が面白いし、ドキドキハラハラするような展開です。最後影山の受けた仕打ちにはちょっと残酷すぎる感じはしましたが、この2人の今後が是非とも読みたい!!

  • 署にはほとんど寄り付かず単独で動いているベテラン刑事の影山に目を付けられた新人刑事の村上
    周りに影山には近付くなと忠告されるも、10年前の未解決事件捜査に強引に巻き込まれていく
    相棒と言うには程遠い2人、影山から極最小限の言葉で使い回されるうちに村上は成長していく
    村上は相手が誰であれ、気遣いはするが忖度はしない真っ直ぐな人物だ
    自分では気付いていないが、それに経験が加わることで、自分だけの武器となり刑事として花開いていく
    相棒物語というより成長物語かな

  • まっ、こんなもんでしょ。
    ハズレでもなし、大当たりでもなし。

  • はじけものの刑事に振り回されながらも、正義と真実目指して突き進む、最近あまり読んでなかった堂場瞬一さんの圧巻の警察小説でした。
    この事件の後、影山はどうなるのでしょう。

  • 2024/06/20 41
    ボ8

  • あまり好きになれない主人公だったけど、話は面白い。
    影山さんはずっとヤスケンで脳内再生されてた。

  • 若者が主役なのは久しぶりだったかも。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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