社員食堂に三つ星を (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041143711

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  • この本のタイトル「三つ星」が一体何なのか? それがこの物語のメッセージだ。

    そこにあるのは、信頼できる、リスペクトできる仲間達と力を合わせ、工夫して食べることへの喜びを共感し合えること。
    高級であることよりも新鮮であること。
    収穫する喜びを共感し合えること。
    昔から地元の人達に受け継がれてきた食材や料理の意味合いを深く理解すること。
    そんなメッセージが物語の味として仕込まれている。

    「ええか、悲しいときには美味しいものを食べるのが一番なんやで、そうすると悲しいより美味しいが勝って元気になるんやで!」
    一番気に入った台詞だ。
    その気持ちが作者が伝える「三つ星」なんだな、、って感じる。

    元気に食べること、美味しく頂くこと、仲間に感謝すること、そんな気持ちいっぱいになる作品。

  • 東京でキャリア街道まっしぐらの管理栄養士・日元
    みなほは突如、紀伊半島にある地元家具メーカーの
    社員食堂へ異動を命じられる。東京が恋しいみなほ
    だったが、町の人の優しさやおいしい郷土料理に
    出逢い…。

  • こういうハートフルな話大好きです!

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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