君の青が、海にとけるまで (1) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2023年12月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041144084

作品紹介・あらすじ

看護師3年目の胡麦は、医療事故の責任を押し付けられ、休職することに。
気分がどん底まで落ち込む中、
胡麦が紹介されたのは、海辺のカフェ・SESTA(セスタ)だった。
そこでは医師の唐麻から、
美味しいコーヒーとともにカウンセリングを受けられるという。
物腰柔らかな彼と話し、心が軽くなった胡麦は、
意外にもカフェで働くことに。
そこで働く個性豊かな仲間たちも、
見えない傷を抱えていると知り……。
温かな「居場所」が見つかる物語。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

心の成長と癒しを描いた物語は、看護師の胡麦が医療事故を経て新たな道を模索する姿を通じて、読者に深い共感を呼び起こします。彼女が海辺のカフェで出会う医師の唐麻や個性豊かな仲間たちは、それぞれの傷を抱えな...

感想・レビュー・書評

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  • 看護師の胡麦は、職場や家庭でのストレスでうつを発症してしまい、休職を余儀なくされれる。セカンドオピニオンで出会った、唐麻先生からポボアードという治療を受けることに。また、治療費用の代わりに、カフェSIESTAで働くことを言いつけられる。そこのカフェには、ひとくせもふたくせもある人達が働いていた。唐麻を含め、みなそれぞれに問題を抱えていた。
    しかし、みなが心を通わせることで、シナジー効果か良い方へ良い方へと回復していく。

    設定としてよくある感じだったのが、ちょっと残念でした。

  • 心の学びになるような一冊だった。
    胡麦の看護師の仕事を続けるか否かで悩む姿が私の過去に少しばかり重なってまるで自分のことのように感じた作品だった。
    それに胡麦も私と同じ道に進もうとしているのかな?と。
    看護師を辞めて、カウンセリングの方向に進むならば、まるで私だ、と感じてしまう。

    「『思ったようにしていいんだよ』ってずっと言われたかった。たとえ嘘だったとしても誰かがそう言ってくれたなら…」
    人生の中で自分のメンター的な方と出会えるか、出会えないかはその後の人生を大きく左右するような気がする。
    私も過去に長い期間悩んで仕方ない時期があったけれど、今は看護師にならない道を選んできっと良かったと思えているから結果オーライだったんだろうなと考えながら読んだ。

    沢山学べることのあった作品だった。
    世の中に今現在、生きづらさを感じている方々に読んで頂きたい作品です。

  • この作品に出てくるキャラクターはみんな明るく楽しそうに働いているように見えて、その実なにかしらの弱みを持っている。でも弱いからこそ、お互いの傷を癒すことができる、そんな印象を受けた作品だった。ラストは前途多難なままキャラも多いけど、きっと彼らなら乗り越えてくれる、そう信じさせてくれた。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00660272

    看護師3年目の胡麦は、医療事故の責任を押し付けられ、休職することに。
    気分がどん底まで落ち込む中、
    胡麦が紹介されたのは、海辺のカフェ・SESTA(セスタ)だった。
    そこでは医師の唐麻から、
    美味しいコーヒーとともにカウンセリングを受けられるという。
    物腰柔らかな彼と話し、心が軽くなった胡麦は、
    意外にもカフェで働くことに。
    そこで働く個性豊かな仲間たちも、
    見えない傷を抱えていると知り……。
    温かな「居場所」が見つかる物語。(出版社HPより)

  • 新卒で入った会社を思い出して少し辛くなったけど、『逃げるが勝ち』を自分の判断でできた過去のわたしを超褒めた。甘えじゃなくて守るための逃げはみんな必要だし、逃げた先に人生を変える出会いがあるかもしれないと思うと人生捨てたもんじゃないな

  • 一人の女性が周りの屈託のない優しい人に触れて塞がれた精神から立ち直る物語。大きなストーリーの展開ないが、ひとまずハッピーエンド。
    やや出来すぎた感はあるが、素直に読めば良い。
    人は誰しも重い荷物持ちながら生きているけど、人との関わりで助けられるという優しい物語だった。

  • 看護師が医療ミスをきっかけに休職を余儀なくされる。

    抑鬱で数ヶ月の休職を経験しているので
    とても他人事とは思えなくて
    迷うことなく手に取った1冊でした。

    休職をしてどん底にいた胡麦が
    SESTAというカフェを紹介されて
    カンセリングを受けたり
    ボランティアとして働きながら
    他のスタッフと関わることで
    少しずつ元気になっていく。

    抑鬱状態から回復するのって
    本当に一筋縄じゃいかないし
    何をきっかけに回復していくかも
    人それぞれで正解はないと思う。

    私も休職している間に実感したけど
    細々でも誰かと関わるって本当に大切。

    休息が大切なのは勿論なんだけど
    人と関わることで
    凝り固まった価値観がほぐれたり
    自分の無意識の気持ちに気づけたりする。

    精神疾患って採血とかで具体的な評価ができないし
    今でも「気持ちの問題でしょ?弱いだけ!」
    って言ってるのを耳にするし
    偏見ってすぐには無くならないと思う。

    だけどSESTAのように
    理解してくれる人がいて
    自分のペースで頑張れる場所が
    1箇所でもあれば本当に救われる。

    そんな場所が1つでも増えて欲しい。

    そして今が苦しい人に伝えたいことは
    今が来るしくても必ず理解してくれる人がいるし
    自分の居場所は見つかるから
    生きることを諦めないで欲しい。

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著者プロフィール

奈良県出身、静岡県在住。2014年『いつか、眠りにつく日』で日本ケータイ小説大賞を受賞、スターツ出版文庫にてデビュー。『この恋は、とどかない』(集英社オレンジ文庫)、『猫のにゃ温泉~復讐屋はじめました~』(スターツ出版)など、著書多数。

「2026年 『夜明け食堂 四季を行く人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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