押しかけ執事と無言姫 忠誠の始まりは裏切りから (1) (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA (2023年12月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041144190
作品紹介・あらすじ
大罪人クォード――魔法国家アルマリエの次期女皇・カレンの新しい執事。
即刻、解雇&駆逐(クーリングオフ)したい!
……はずが「人を利用することを教えて差し上げます」強大な魔力ゆえに人を遠ざけ『無言姫』と揶揄されるカレンの心をクォードは強引にすくい上げる。
そんな時、ある魔法具を巡ってクォードの暗躍が判明!?
お前は、「私だけの」従者――裏切りの兆しにカレンの決断は?
角川ビーンズ小説大賞受賞作、物騒すぎる主従が初舞台(デビュタント)!
感想・レビュー・書評
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引きこもり姫と凄腕執事のファンタジーバトル主従バディ物語。
ヒロインが次期国主候補ながらも引きこもって過ごしている無口でクッションで喋る(本当にクッションで喋る)お嬢様なのですが、強く賢くそして不器用(主に対人関係)で、なんとも可愛いです。相方役である執事はまさかの罪人、自由を目指してのビジネス主従契約なのですが……二人がぶつかり合い、そして『利』のためと言いつつも歩み寄って行く様が実に微笑ましい。そして執事は元から執事じゃないくせに敬語もできる(けど口悪い)し執事仕事もできるし強いし眼鏡だし、ナイス執事!主従というよりは本当に相棒のようです。甘いロマンスは無いけどこの二人はそこが良い。
魔法、魔術の設定も興味深く読めましたし、それを利用しての戦闘がこの作品の醍醐味ですね。雷属性のランス使いとか、お嬢様かっこよ!!
二人を出会わせた女皇とその夫もかなり良い性格と役回りで魅力的でしたし良い一作でした。執事×お嬢様物はいいぞ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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