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Amazon.co.jp ・本 (342ページ) / ISBN・EAN: 9784041144664
作品紹介・あらすじ
「人類は、《魔王》によって滅ぼされるだろう」
突如、全人類の前に降臨した神はそう告げた。
1ヶ月ほど前から無差別に発生した不審死により、既に八億人もの命が失われていた。《魂魄剥離》と呼ばれるその現象が、あどけない少女にしか見えない《魔王》によるものと神は言う。
厄災を阻止すべく、人類を代表する十人の天使が選出され、《人類》対《魔王》――《聖戦》の火蓋が切られる。
震撼する世界で、ただ独り高坂憂人だけは少女を知っていた。彼女が世界の敵に仕立て上げられ、助けを求め手を伸ばすか弱き存在であると――。
ひとりの少女が為、世界に仇なせ。
感想・レビュー・書評
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【読書メモ】
はたしてそれは、神の気まぐれか単なる遊びか思惑か
殺人犯の息子高坂優人は、ある日、人を減ぼす存在=魔王レーヴェを助けてしまう
そのことでレーヴェから魔王の力を譲り受けた高坂は、天使から狙われるレーヴェとともに逃避行の旅に出る
天使との対決の行方、神の本当の目的は……高坂はレーヴェを守り切ることができるのか……
「人類すべて俺の敵」といいつつ、いまのところ、天使以外の人類からの攻撃がないのは読者的にはまだ気楽……
今後、高坂の理解者(天使に選ばれる)に何かあったとき、タイトルどおり人類すべてが敵に回ったときどうなるのか(個人的には辛いのでそうならないといいな)
【以下再読のための備忘】
・「いいですよ、別に。変なことしても。妹さんの前で女の子に手を出す変態鬼畜野郎になる度胸が、お兄さんになるのなら……ですが」
・自責の念が滲む彼女の声に、秋宵の闇が静かに降りてくる。その胸中を汲み取ることはできなかったが、なんだか落ち込んでいるようだったので背中を軽くさすってあげた。「……俺はお前に救われた。……だから、謝る必要なんてないよ」詳細をみるコメント0件をすべて表示
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