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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784041145418
作品紹介・あらすじ
★10代へ贈る新たな文学賞「未来屋アオハル文学賞」入賞!
★令和7年度静岡県優良図書に選定!
★2025年の中学入試で、物語文として最多の30校以上に採用!
▽採用された主な学校
早稲田実業学校中等部/栄東中学校/神奈川学園中学校/立教女学院/城北中学校/吉祥女子中学校/東京都立三鷹中等教育学校/関西大学第一中学校/同志社女子中学校/川口市立高校附属中学校/関西学院千里国際中等部/鶴見大学附属中学校
▽あらすじ
「同調圧力なんて、本当はなかったのかも知れない。」
平凡な中学生・優希は、クラス替えでたまたま「1軍」のグループに入れたものの、本当の自分を隠して生きている。
成績が悪いフリをするし、オタクなところは絶対にバレたくない。クラスメイトの投稿に「いいね」をつけるかどうかも悩む。
そして家でも、ひとり親の父に生理用品を買ってと言えない・・・・・・。
「周りからどう思われるか」を気にするあまり、生きづらさを感じる優希が、不登校ぎみの転校生やマイペースなクラス委員との心の交流を通じて、
自分を縛る<透明なルール>に気づき、立ち向かっていく。
教室の雰囲気やSNSの同調圧力に息苦しさを感じる全ての人に、勇気をもたらす爽やかな物語。
▽10代から共感の声続々!
「小学校の頃に同調圧力や連帯責任に疑問を感じたことから徐々に学校へといけなくなり、悩んでいた経験があるので、本作の主人公の姿に親近感を覚えました。自分自身の軸が決まらず、迷っている人にこの作品をぜひおすすめしたいと思いました!」
「ずっとわからなかった<自分のもやもやとした経験、思い、感情>の名前。それにぴったりな言葉を知ることができました。読み終わった時に前を向こうと思えるような、素敵な物語でした。」
感想・レビュー・書評
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中学生が主人公のYA小説。
知らず知らずのうちに自分自身を縛ってしまう「透明なルール」。子供だけでなく、大人も同じように縛られていると感じることがある。
空気を読むのは大事なことでもあるけど、自分の意見を自由に言えて、それを認め合えるような環境がやっぱり理想。
それに子どもたちが気づいていく様子が清々しかった。
ギフテッド、ブラック校則など旬なテーマも盛り込まれていて、国語の試験問題にたくさん使われそう。
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秀逸なタイトル。思春期にも大人の社会にもよくあることだけど、その中でのちょっとした勇気は、感動を誘う。
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最後に思わず涙が。「透明なルール」には私が想像した意味合いと、もう一つの意味があった。学生だけじゃなく、大人にも読んでもらいたい。
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自分がどうしたらいいのかわからない。
自分の言動は、クラスメイトの目を気にしてのもので、自分本来の気持ちとは別の者なのかもしれない。
「相手はきっとこう考えているに違いない」「こんなことをして周りから浮いてしまったらどうしよう」
傍から見れば些細なことに拘っているように思えたとしても、当の本人にしてみれば人生をかけた重大な悩みで会ったりします。
それは主人公のような中学2年生という年齢に限った話ではなく、大人になってからも同じかもしれません。
ちょっと説教臭い部分もありますし、あまりにも上手く行き過ぎているように思えて現実離れしているような印象もありますが、それも主人公が気が付いた通り、読者自身が「透明なルール」に縛られているのかもしれません。
きっと、世の中は(自分の周りにいる人たちは)想像しているよりもずっと懐が深くて優しいのではないか、と思える温かな読後感の小説でした。
小中学生におススメしたい物語です。 -
主人公の設定が不幸てんこ盛りじゃないのがよかった。こういう「普通」の子に共感する学生はたくさんいるんじゃないだろうか。
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#透明なルール
#佐藤いつ子
#KADOKAWA
#YA
#読書記録
伝えたいことに向けて物語の中に様々ことが詰め込まれている。でも考えてみるとそれが現実なのかも。きっとみんな大小さまざまな悩みを抱えている。そして自分を縛っているのは意外と自分なのかもしれない。素敵なお話でした。
髪飾りのくだりが好きだ。大学時代、仲良しごっこみたいな人間関係に馴染めなかった。 -
読みながら小中学の重苦しい空気を思い出してしまった。髪の色、見た目、勉強の出来不出来、運動のできるできない…細かな違いですぐに嘲笑されたり友達ができるかどうかの差になったりするが、きっとその上に立ってた人たちも完璧ではないわけで、妬み僻み、色々な若さゆえの思いでお互いを苦しめたり、自分を縛ったりしていたんだろうなあ。
高校、大学と弛んではいったが、大人になった今でも同調圧力感じるなあ。愛ちゃんが生きやすい学校なんてなさそうだし、社会に出てからはどうするんだろうって心配になってしまう。成功したgiftedの裏には何人という潰されたgiftedいそうだなあ。 -
中学生の主人公が、学校に漂う同調圧力に思い悩み、そして解決に向けて一歩を踏み出すという物語。クラスメイトの1人がギフテッドで、この悩みを考えるきっかけになるキーパーソン。
同調圧力については、大人になればある程度、割り切って考えるので、悩まなくなる問題だと思うが、現代だとそうはいかないのかもしれない。SNSもあるし。このような悩みを知るためにも、小中学生のうちに読めると幸せだと思う。夏休みの図書にオススメ。
同調圧力を生み出しているのが誰か?というのを考えると、少しミステリ要素を感じれるかも。 -
小6の娘が、主人公と同じ感じで、みんなといる自分は演じてる役で、ほんとの自分じゃないから学校に行くと疲れてちゃうんだ…と言っています。
学校に行くと、頭痛や腹痛になることも度々。
そんな娘に自分の中の『透明なルール』を破ってほしいなと買ったのがこの本。まず私が先に読んでみましたが、これ、大人の社会でもあるあるですよね。声の大きな人には逆らったらどうなるか…とか。
子ども時代にみんな違ってみんないい、を実感しながら過ごせたら、大人になったら違うのかな…と考えさせられました。 -
タイトルでもある「透明なルール」とは、という主題をシンプルに描いていて好感が持てた。同調圧力的なものかなと予想しながら読み始めたので、新たな気づきを得られたのも良かった。
愛の特性にもう少し踏み込んでもらえてたら尚良かった気もするが、主人公と同じ10代の子が読む分にはよい重みだったとも思う。
誠くんの趣味が独特なのもすきでした。もっと詳しく語っていいのに。笑 -
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自分で自分を作ってるルール、同調圧力も視線も自分でそうだと思い込んで首を絞めていたのかもしれない。中学生ならではの人間関係に悩む姿の初初しさを感じながらも、もっと深い心底に触れてほしかった物足りさながあった。
これは小中学生向けの本って感じだったけど、さらっと読めた一冊。 -
私は自由奔放な性格だったけど、中学時代は、目立ちたくない、っていう感情が強かったなぁと遠い記憶を思い出した。
先生なり、生徒同士なり、相手をコントロールしようとする圧力があった気がする。
人と違って当たり前、萎縮する必要なんてない、そんなふうな文化が当たり前になるといい。 -
他人からどう思われるか、周囲の友達に馴染めるか、孤立しないか。
多くの中学生が、内心ドキドキしているんじゃないかと思う。
自分もそうだったなぁ。
そんな中学生たちが、成長していく児童文学。
学生の頃、テニス部の女の子たちはキラキラしてて、いつもテニス部で固まってて、でもいつも誰か1人がローテーションで仲間外れにされてたな。
そんなことを読みながら思い出したけど、この話に出てくる中学生たちは、実はみんな良い子。
現実はそううまく行かないと思うけど、まぁ児童文学だしね。
面白かったし、感動しました。
ギフテッドの女の子とのエピソードがちょっと弱いかな。
彼女は、大人になるまでまだしばらくはしんどい思いをするんじゃないかと、そこだけ辛くなった。 -
学校には様々な子がいるし、すぐ馴染む子、馴染めない子がいる。思春期ならではのモヤモヤが伝わってくる。
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透明なルールという表現がなるほど後から納得できた。見えないけど自分で勝手に作っているルールってありますね。
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現実そんなにうまいこといかないよねっていう透明なルール
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透明なルール、同調圧力。
でも、それ以上に透明なルールで自分を縛っているのは自分なのかもしれない、という中学生たちの気付きと勇気の物語でした。
こんな風に上手くいく事ばかりじゃないかもしれないけれど、学生の方におすすめしたい。
失敗した時にどんな風に動いたらいいのか、自分の考え方を添えて 中学生の従姉妹にプレゼントしたい一冊でした。
ジャンル : 児童書、ヒューマン、青春
感動度 : 3
恐怖度 : 0
伏線回収 : 1
ほのぼの : 2
発行 : 国内
性描写 : 無し
グロ描写 : 無し
恋愛要素 : 無し
関連 : ギフテッド、レコード、こけし -
こんな気持ちになることってあるある、と共感しながら読んだ。
心の中で思っていること、ぐっと飲み込んで友達づきあいをする。そんなことってあるあるなのかも。
瞳子や流星(クラスで目立つタイプ。発言力もあり、スクールカーストでいうところの一軍)のような子達に気をつかい、自分の想いを呑み込んで「目立たないように」すごしてきた主人公。
黄色いリボンのエピソードが印象に残った
瞳子たち、キラキラ女子たちに偏見を持って斜に構えていた自分を恥じる気持ちがした
実際にはこんなに上手くいかないとも思うけれど、自分を縛っているのは「自分が思い込んで事実以上に形を作り上げた」透明なルールなのかもしれない
心が軽くなる思いがした
終盤で1人悪者感が残ってしまう野球部の顧問の先生にも心が残った
昭和生まれ、昭和育ちの就職超氷河期世代の私
あの時代は押さえつけられ、理不尽なルールに辟易していたけれど、多様性と自由、個の尊重が叫ばれる今の時代の中、やりすぎじゃないかと感じることもある
こんなことを呟くと否定的な意見の矢がとんでくることも多いけれど、強制的にでもやらされていた「集団行動」の良い面もあったと、少しだけ擁護したくもなった
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自分を縛り付けたり、同調圧力に屈したり。目に見えない透明なルールに縛られて息苦しさを感じていた優希が、ギフテッドの愛と関わることでそこから離れることが出来た。でもこの透明なルール、あるのは子どもの世界だけではない。自分らしき生きることが出来たらどれほど楽になるのだろうか。そんなことをつらつら考えながら読了。
著者プロフィール
佐藤いつ子の作品
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