死体役令嬢に転生したら黒幕王子に執着されちゃいました (1) (角川ビーンズ文庫)

  • KADOKAWA (2024年3月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041147849

作品紹介・あらすじ

乙女ゲームの冒頭で殺されるモブ、「死体役令嬢」に転生したメルディ。
惨殺回避の鍵は、ゲームの黒幕・第一王子のジェイクと「悪魔召喚の書」の出会いを阻止すること。
完璧ゆえに孤独と退屈を持て余して闇堕ち予定のジェイクをあの手この手で邪魔したら
「僕と取引しない?」代わりに彼の“遊び相手”に指名されて――って、こんなに距離が近くて甘々なんて聞いてません! 
モブ令嬢、禁断のヤンデレ溺愛ルート解放します!?

みんなの感想まとめ

異世界での転生を描いた物語では、主人公のメルディが乙女ゲームのモブキャラとして、運命を変えるために奮闘します。彼女は、黒幕の第一王子ジェイクからの死を回避するため、彼との関係を築いていく過程が魅力的で...

感想・レビュー・書評

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  • 乙女ゲーム本編初日に黒幕である第一王子に殺されるキャラに転生してしまったメルディが、どうにかフラグを折ろうとしたところ、その黒幕の王子ジェイクのおもちゃに……ゲフンゲフン、そのジェイクに本編前から気に入られちゃうという話。
    黒幕に目覚めたゆえに性格が残虐になったという設定ではあるが、目覚めなくてもジェイクは非常に面倒くさいキャラ。
    有能ゆえに他の人たちを総じて下に見ていて信頼しない。
    メルディと出会うまでは。
    つまり初恋もまだだったわけで、メルディに対する執着が恋心から来ることに気付いていないという。
    有能な第一王子としてではなく、黒幕に目覚めると自分を殺す存在としてでもなく、一人の人間として案じ、慕い、孤独になることをよしとしないメルディ。
    そりゃ落ちるよね、仕方ない。
    好きな子ほど虐めちゃう態度を取り、嫉妬から逆にメルディを傷つけてしまう……このベタだけどたまらない展開がいい。

    メルディはメルディで、最初は自分が生き残ることが目的だったのに、お人好しの性格ゆえ、つい自分より他の人を、ジェイクのことを優先しがち。
    自分が抱いていた恋心に自覚しないまま。
    彼のためにと思ってやったことが裏目に出てすれ違う展開がまたたまらないのだが、それはさておき。

    まとめると、最初は自分が生き残るため、彼を闇落ちさせないために一緒にいた二人が、初めての恋にお互いちゃんと自覚して両思いになるまでの甘酸っぱい恋物語だった。
    ちょっと味付けが物騒な感じだけれども。
    ライバルキャラもいい発破役だったし(ジェイクを思って発破かけてくれたのがまたいいのだ)元々死体令嬢役だったメルディの本領発揮のシーンも「そうくるか!」と不謹慎ながら笑ったり、とにかく面白かったです。
    まあ後者の方は、後でジェイクが色々な意味で暴走しかけたきっかけになっちゃったけど……あのシーンは挿絵込みで大好きです。

  • 普通。原作サイトの方で存在を知って購読。原作サイトの方では出会ってから結ばれるに至るまでの過程は飛ばされたTLもの短編小説だったけど、こちらではその過程も全て描写され、全年齢対象へ変換されていた。けど短編小説のほうには記載があった「引っ掻き回してから自ら解決する」といった展開はなく、そんなに面白みのないごく普通の展開だけ。短編小説だとヒーローは自分の気持ちをかなり自覚した上でヒロインを振り回して最終的に自分のタイミングで結末を迎えるという印象がある展開だったけど、こちらではヒーローは自分の気持ちの自覚がないままに振り回していてなんともじれったかった。あんまり悶えたくなるようなシーンはなかった。短編小説では「何度もキスをしていた」という描写もあったけどそれもなし。有り体に言うと魅力的だった点が全て逆方向へ改悪された形の作品という印象のまま終わった。このシリーズの続刊が出ても買わないと思います。

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著者プロフィール

大分県在住。2020年より小説のWeb投稿を開始し、2021年に商業デビュー。好きなものは猫と紅茶とホラー映画。主な著書に『私が死んで満足ですか? ~疎まれた令嬢の死と、残された人々の破滅について~』(アルファポリス)などがある。

「2023年 『公主の嫁入り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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