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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784041148143
作品紹介・あらすじ
小学一年生の頃から抜群の成績を修め、誰もが「神童」と褒めそやした春之助。だが、十二歳になる頃には家にこもって本を読むばかりで、無口で弱々しい少年となってしまった。才気あふれる息子を誇っていた両親も将来を憂えるようになったが、彼はますます書物の世界へのめり込んでいった。限界を知ったときに新しい世界が広がる、圧倒的才能の物語。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
優れた才能を持ちながら、内面的な葛藤を抱える少年の成長物語が描かれています。主人公は「神童」として周囲から期待される一方で、他者との関係に悩み、自己価値を見失いがちです。彼の経験を通じて、知性だけでは...
感想・レビュー・書評
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神童だって子どもだし、思春期は来るし、限界も来る。
賢いが故に人を見下すことが、どれほど自分の価値を下げてしまうのかも、春之助を見て気づかされる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
神童、秀でた頭のいい少年ならではの悩みと、まだ幼いことから陥りやすい落とし穴というか、頭がいいだけでは人間ダメなんだと思わされる小説でした。頭が良くなると人を見下したくなるのですが、それをすることで自分の価値がどんどん下がっていきます。
最後に彼が報われそうで安心しました。
まだ何度でもやり直せる、人生は生きていればその気があれば変われるのですね。
2時間程度で読める、読みやすい小説でした。 -
子供の頃、他の人より勉強が得意だったり運動が得意だったりして褒められた経験がある人は主人公と少なからず重なる部分があるはず。
成長につれて気持ちが変化していく様子を読んで、私自身も主人公ほどではないにしても、同級生よりちょっとだけ勉強ができて調子に乗っていた時期があったなと恥ずかしいような懐かしいような気持ちになりました。 -
読み進めていくうちに「あっ思春期」って思ったけれど、それより前の時期に書物を通して沢山の世界を知っていたから、悩みに客観的になれたんだろうなぁと思う。
とはいえ、読むと経験するは全く違う体験になるね。 -
自他ともに認める神童が、自身のその才と
周りの人間の姿との間で揺れ動く様が絶妙。
他人の家でお世話になり、そこでこれまで自分が見てきたものとは違うものを見ることで
たしかに彼の世界は広がったと思う。
一方で、他者を知れば知るほど比較し、悩み、
欲が出るというのも事実。
結果神童は悩んでいくわけだが、客観的には
思春期の青年として健全であると思うし、
幼少期から才に恵まれ人格がねじ曲がった感は
否めないが、ここで悩むことでそれが修正される
のであれば良い。
この思春期特有の悩みは時代を超えても
万人に共通なものなのかもしれないと
この一冊を通して感じさせる谷崎作品はすごい。 -
100分間で楽しむ名作小説シリーズ(2024年第1期10冊)
その4・神童
この本の紹介は「 100分間で楽しむ名作小説シリーズ(2024年第1期10冊)その1・蜘蛛の糸 」をご覧下さい。
2025/06/24 更新 -
数多くの神童がもてはやされては散るんだろうけど、この子は原点に立ち返れただけ良かったよ。
詩や芸術は打ち砕かれた夢と同じくらい素敵だからね。
痴人の愛しか読んだ事なかったけど、他のも探す。
著者プロフィール
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