本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784041148204
作品紹介・あらすじ
「今宵は夜市が開かれる」。妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場では望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えにして、野球の才能を買った。おかげで野球部のエースとして活躍した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、裕司は再び夜市を訪れる。弟を買い戻すために。
みんなの感想まとめ
幻想的でありながらも切ない物語が展開されるこの作品は、妖怪たちが織りなす不思議な夜市を舞台に、欲望と選択の恐ろしさを描いています。主人公の裕司が弟を取り戻すために再び訪れる夜市は、ホラーとファンタジー...
感想・レビュー・書評
-
100分間で楽しむ名作小説
あなたの時間を少しだけ、
小説とともに。
いつもより大きな文字で届ける厳選名作。
ホラーとファンタジーのあいだのような
夢と現実のあいだのような雰囲気
そして意外な展開
奥の奥へと惹き込まれるようで
異空間をたゆたう感じに心細くなった
好きな世界
夜市が再び訪れる。
大気がざわめき、風に悲鳴や笑い声が混じりだす。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怖いけれど、妖しく光る幻想的な世界。
悲しくて、切なくて、儚い物語だ。
欲望のためならば、残酷な選択もしてしまうという人間の怖ろしさ。私だったらどうするだろうか。 -
難しい言葉や設定を使わず、こんなにも奥行きのある世界観を表現できるのかと驚きました。
ページ数が少ないのが惜しいくらい、もっともっとこの世界観に浸っていたいと思った。
登場人物みんなのその後が気になる。
生ぬるい風が吹いてるような空気を感じるなんとも切ない終わり方。 -
妖怪が群れ集う「夜市」では、対価さえ払えば何でも欲しいものを買うことができる。バイト仲間の裕司に誘われて夜市に迷いこんだいずみは、裕司が過去に犯した禁断の取引の内容を知る…
もし「あなた」が夜市に行くなら、何を対価に何を買いますか? -
夜市
フツフツと
感情が湧き上がる
幸せって
自分の心に正直に
生きる事なのかな。
大きな幸せを掴んでるように見えても
後悔を捨てきれない
人ってそうだよね。
私も幼いころのシコリがある
いつか解決できるのかな
解決する勇気が出るかな。
この物語は解決できたのだからハッピーエンドなのかな。
夜市の妖怪達が面白かった。
「100分間で楽しむ名作小説」
ほんとに100分間で読めました。
他にも読んでない名作読んでみよっと。
*
favorite sentence
・才能が買えるなら自分なら何を買うだろうか。
・この世界の神は「夜市」なんだ。
-
本当にあっという間に読み終えました。
100分で楽しむ名作小説と書いてありました。
著者はホラー大賞を受賞と書いてあったので少し身構えましたが、まったく大丈夫でした。
闇夜のあの不気味な雰囲気はありましたが、幻想的で面白かったです。
言葉は悪いですが不気味なファンタジーと思いました。 -
サクッと読めてゾワッとなった。
意味がわかると怖いとかのタイプというより、文体に滲み出る雰囲気が寒気を誘うような感じ。本当に夜市に迷い込んでしまったような感覚でした。 -
素敵な装丁に惹かれてジャケ買いした一冊。
全体を通して、細部にわたる描写があるわけではないのに想像力を掻き立てられるような妖しさが魅力的。人間のエゴと後悔。永遠に繰り返されるであろうループ。 -
恒川光太郎の夜市が世界観・文章共にとにかく大好きすぎて、この名作シリーズも迷わず購入。夜市の単行本・文庫本に収録されている「風の古道」も最高だよと伝えたい
-
いいねありがとうございました!この著者は夜市が初めてだったんですけど、他のも読みたいなって思っててオススメの「風の古道」読みたいので図書館行...いいねありがとうございました!この著者は夜市が初めてだったんですけど、他のも読みたいなって思っててオススメの「風の古道」読みたいので図書館行こうと思います〜♡2025/07/22 -
コメントありがとうございます( ¨̮ )そんなふうに言ってもらえると凄く嬉しいです…!夜市と同じくらいのボリュームなのですぐ読めると思います...コメントありがとうございます( ¨̮ )そんなふうに言ってもらえると凄く嬉しいです…!夜市と同じくらいのボリュームなのですぐ読めると思います!是非\(●°ω°●)/2025/07/22
-
-
どなたかが紹介されてて気になって購入。
想像とは少し違ったけれど、帯びに書かれていた通りの内容でした。
すぐ読めるし、読みやすかったですね。 -
-
なかなか本を読む時間が取れず…久しぶりに手に取った一冊。見るからに本の厚みが薄くて…タイトル通り100分で…?そこまで掛からないくらいの時間で読めてしまう物語。というか、面白くて本当にあっという間で。久しぶりにこの作家さんもっと読んでみたいな!と、思ったし、久しぶりの読書でこんな気持ちになれてとっても嬉しかった。やっぱり本を読むのって楽しい。
「夜市」は、昔よく読んでた乙一さんのホラーと似た雰囲気があって、とっても好みの世界観。
人間には誰しもある、欲望と引き換えにあることをしてしまう少年の話なんですが…なんだかこの設定も本当に絶妙だなと思うし、ホラーというよりファンタジーな世界観が、少し怖いんだけど少し覗いて見たいような、、恒川光太郎さんてすごい!!と、すっかりファンになってしまった。初めのつかみだけでも素晴らしいのに、その後の展開も、結末も、、ずっと飽きさせない。素晴らしいの一言に尽きます。
私にとって素晴らしいと感じる小説は、シンプルでコンパクトな中にも無駄が一切なく、わかりやすい言葉で書かれているものが多い。すぐに読み終えてしまうような短いお話でも、強烈なインパクトを残してくれる。こんな物語や作家さんに出会えると、本当に幸せな気持ちになる。
ここのところずっと本を読みたいのに読む時間を確保できなくて寂しかったけど。あの時立ち寄った書店で、もう帰ろうとした時にこの本を見つけることが出来て、本当に良かった。また本に救ってもらったと思う。これからは、少しずつでもいろんな本を読めるように努力していきたい。
-
湿気のある夏の夜に読みたくなる一冊。何度目かの再読。毎回思う。面白い!よく出来てる!
物語の構成、キャラクター、世界観、無駄のない文章と必要なエピソードが過不足なく整っていて。
115ページの名作。すぐに読める難しくない名作。たくさんの人に触れて欲しい。
不思議な夜市に裕司は友達のいずみ とやってきた
。小学生の時に野球の才能と引き換えに売った弟を買い戻すために。
裕司は弟を見つけることができるのか?弟を買い戻すことができるのか?なぜ、いずみを連れてきた?いずみの運命は?2人は戻って来られるのか?
-
今宵は夜市が開かれる。
そんな文章。冒頭からまずワクワクしてしまった。
自分が夜市に迷い込んだら何を買うだろう?
と思いながらも読み進めたら兄弟愛の話で切なくもなった。
学生の頃、SFや少し怖い小説が好きだったので
この物語の設定と不思議な世界観が
大人になっても好きだなと再確認しました。
-
仄暗い雰囲気の中にファンタジー要素もあり、ページを捲る手が止まらなかった。
さらさらと読み進めた結果40分程で読み終わってしまったが、次はゆっくり噛み締めながら100分かけて読んでみたい。
-
ホラーというより不思議な手記、夏の夜に田舎で見た長い長い夢という感じ。文章が映像になって頭に流れ込んでくるような、美しい描写だった。体験したことがないのに懐かしい感覚だった。
これがデビュー作?!
過去の夜市の読了ポストを読んでたけど、どのポストも端的な言葉で的確な表現を書いててすんごいいいってなってる…
ワタシ…どんだけ素晴らしい作品読んでも出てくる感想が「すごい」「やばい」で終了してしまう…読書アカの方々は表現も多彩だ
-
ホラー?なのかな。
おどろおどろしいわけでもなく怖いわけでもなく不思議な話し。
兄弟の思いがいいと思った。 -
ライトな分量とライトな語り。不思議な世界を楽しめました
-
装丁買い
なんでも買える夜市で弟を引き換えにしちゃった……
とあらすじを見たらとても怖く見えるけど読了後は切なさと余韻にジーンと浸ることになる。
夏の夜のジメジメとした暑さの日に麦茶を啜りながら読んでほしい -
<読んだきっかけ>
あらすじに惹かれた。
主人公が過去に弟を売ったという取り返しのつかない選択を抱え、その後悔がどのように深まっていくのか、どこまで絶望へ転がっていくのかに興味を持った。
<構成・文体>
文体は非常に読みやすく、情景描写も明瞭で、夜市という幻想的な世界観を頭の中に描けた。
設定自体も美しく、物語性の強さには魅力を感じた。ただし、その設定に対して展開や描写がややチープに感じられ、物語としての深度が足りないように思えた。
<印象的な部分>
設定は面白いが、強く刺さる言葉や場面はなかった。
感情を揺さぶられる瞬間がなく、全体が均質で、綺麗にまとまりすぎている印象が残った。
結末は想像より穏やかで、「普通にいい話」で終わってしまった印象が強い。
それゆえに、あらすじを読んで膨らんだ期待もあまり満たされなかった。
<登場人物・語り手>
主人公の行動や選択については理解できる。
恐怖や欲望に駆られて何も考えずに弟を売り、その結果得た才能によって後悔を背負う流れも、筋としては納得がいく。
ただし残酷さが物足りない。弟を売ったあとすぐに後悔してしまい、大人になって再び夜市を訪れても他者を売る選択をしないなど、主人公が終始「良い人」であり続ける点がいまひとつ。
<思想・テーマの受け取り方>
描かれているテーマは「取り返しのつかない選択」や「欲望に対する人間の愚かさ」だと受け取った。
それらは頭では理解できるが響いてこなかった。「そういう話もあるよね」という距離感に留まり、自分自身の価値観や経験と強く重なることはなかった。
<読後の変化>
キャラクターの反応や物語の運びがありがちで、強い余韻は残らなかった。
読み終えたあとも特に余韻がない。
<再読・推薦の可能性>
再読する可能性は低い。
読書習慣をつけたい人や、気軽に文学に触れてみたい人への取っ掛かりとしては勧められる作品だと思う。
著者プロフィール
恒川光太郎の作品
本棚登録 :
感想 :
