小説 ふれる。 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2024年9月5日発売)
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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784041148532

作品紹介・あらすじ

同じ島で育った幼馴染、秋と諒と優太。東京で共同生活を始めた3人は20歳になった現在でも親友同士。それは島から連れてきた不思議な生き物「ふれる」が持つテレパシーにも似た力で趣味も性格も違う彼らを結び付けていたからだ。お互いの身体に触れ合えば心の声が聴こえてくる――。それは誰にも知られていない三人だけの秘密。しかし、「ふれる」に隠されたもう一つの力が徐々に明らかになるにつれ、3人の友情は揺れ動いていく――。

感想・レビュー・書評

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  • 額賀澪『小説 ふれる。』
    2024年 角川文庫(KADOKAWA)

    映画「ふれる。」の元に書き下ろしたノベライズ。
    映画は今年の10月4日公開のアニメーション映画だそうです。
    額賀澪さんの新刊ということで購入しました。
    道の生物(神様)のふれるが登場することでファンタジーなのだけれども、青春ストーリーでした。
    人とのつながり、絆、思いは言葉にするからこそ伝わるし、心の内は見えないからこそ相手を思い、想像し、考えることが大事だという、人としての大切さを説いている内容でした。
    子どもたちだけでなく、大人も改めて考えるきっかけになると思いました。

    #額賀澪
    #小説ふれる
    #映画ふれる
    #角川文庫
    #KADOKAWA
    #読了

  • 額賀澪さんが書いてたので図書室に入れてみた。
    映画は観てないけど、ふれるのくりくりビー玉お目目とか、光る糸とか、色んな場面が光景が浮かんできて入り込んで読み切れた。

  • 映画はみずに本ノベライズだけ読んだ。
    本屋うろうろ表紙と帯びで選んだ。
    味噌シチュー食べたい。
    3人そろって食事
    料理できる男子いいな。

    読み終えてから気づいた。
    本著者の作品これで2冊めだ。
    はじめて読んだ著者の作品は
    「モノクロの夏に帰る」
    そっか、こちらも自分の
    好みだったな。

  • 映画見てみたい

  • 薄いし、本が苦手な人は読みやすいと思う。
    登場人物ごとに書かれてるから、理解がしやすかった。
    何より、とても面白かった

  • ふれるを通して
    お互いの気持ちが伝わると
    思っていることを
    中々話せない人にとっては
    助かることなのかもしれない。

    でもふれるを通して
    永遠に仲良しでいられるのは難しかった。

    ふれるの真実を知ってしまったら
    今までふれるを通して伝わっていたことは
    お互いの良い感情だけで
    相手の全てではなかったから
    こんな関係のままで良いのかと
    疑心暗鬼になりはじめて空中分解。

    最終的には話し合って
    各々の選択した道に
    進み始めることができたから
    結果的には良かった。

    思っていることは
    自分で伝える努力をしないと
    何も伝わらないし
    誤解やすれ違いが生じるってことだよね。

  • アニメーション映画「ふれる。」をもとに書き下ろされたノベライズ。
    幼馴染の秋と諒と優太。3人は育った島に昔から伝わる〈ふれる〉という不思議な生き物の力—お互いの身体に触れ合えば心の声が聴こえてくる—で結び付き、20歳になった現在でも東京で共同生活をするほどの大親友。喧嘩することもなく穏やかな日々を過ごしていたが、〈ふれる〉の秘密が徐々に明らかになると生活にも変化が―。

    映画の宣伝で知って気になっていた作品。もとが映画なので先の展開がなんとなく読めてしまうが、ファンタジックな青春ストーリーにのめり込み一気読み。映画版も観たくなりました!
    心の中で思ってるだけではなく、きちんと言葉にしないと伝わらない。だけど、勇気を出すことや素直になることへの難しさや葛藤もあって。人との関わりや向き合う姿勢の大切さ、在り方を教えてくれました。
    是非大切な友人を思い浮かべながら読んでもらいたい一冊。

    【次に読みたい】
    ・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。/岡田麿里
    ・ふれる。Spin-off Wnanna t(ouch) you/岬鷺宮

  • 友達っていいなぁ

  • 心地良い本読みたく、青春ファンタジーっぽい本かなと思い手にしました。秋がふれるを通して周りの人に正面から向き合う行動、心理変化が、人として大切なものを教えてくれる本でした。

  • 映画を観てから読みました!
    映像の方がわかりやすい部分もあるのだけど、ノベライズの中でだけのお話も少しあったので、あくまで個人的に、映画を観てから読んで欲しい作品でした。
    自分にわりと似ているのと、好きな場面があるので、わたしは秋くんが好きです!

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著者プロフィール

1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部卒業。2015年、「ウインドノーツ」(刊行時に『屋上のウインドノーツ』と改題)で第22回松本清張賞、同年、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞する。著書に、『ラベンダーとソプラノ』『モノクロの夏に帰る』『弊社は買収されました!』『世界の美しさを思い知れ』『風は山から吹いている』『沖晴くんの涙を殺して』、「タスキメシ」シリーズなど。

「2023年 『転職の魔王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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