楽園ジューシー (角川文庫)

  • KADOKAWA (2025年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784041149423

作品紹介・あらすじ

ザッくんは5カ国ミックスの大学1年生。中高時代「ザンパ」(残念なパーマ)と呼ばれ、残念なミックスだと自認している。居場所がない日々の中、親友のゴーさん、アマタツとの約束「いつか三人で沖縄へ行こう」が拠り所だ。ある日、沖縄の「ホテルジューシー」でバイトすることに。待ち受けるは美味しい沖縄料理に掴みどころのないオーナー代理、超個性的な宿泊客。ザッくんの新しい旅が始まる。解説・恒川光太郎

みんなの感想まとめ

テーマは、成長と自己受容の旅であり、主人公のザッくんが過去のいじめを乗り越え、新たな環境での人間関係を築いていく姿が描かれています。沖縄の「ホテルジューシー」でのアルバイトを通じて、彼は多様な宿泊客や...

感想・レビュー・書評

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  • なんか超久々だ坂木司さん。およそ主役とは思えない映えないザック それも悪なあだ名の。3人げんゆう合流して珍道中かと思ったら 済生は済生なんだが自分もユージーンと同じことするかな、ガソリン代も出さないしナビもしないし 口を開けば愚痴って、被害者ヅラだし、昔に戻りたいの昔って何?店長代理の人間観察は鋭い、外見を気にしてるからデリケートで接客向き、でも外見を気にしすぎて相手が見えないって、悶々として何も解決していないけど解決するつもりないし、これはこれでいいかな 何が言いたいかってこんな終わり方もザック薄いって事

  • 「ホテルジューシー」から 久しぶりだけど
    面白かった。
    ミステリー仕立てだけど ザッくんの 成長もあり 沖縄のいろいろもある

  • おもしろかった!
    前作の『ホテルジューシー』を読む前に読んでしまったけど問題なく楽しめた。
    知っていたつもりだった沖縄のことも知れて、人とのかかわり方についても考えさせられる。

    なにより登場人物がみんな魅力的で、実写化すると楽しそう。ホテルのお客さんにまつわるちょっとした謎解きもテンポ良く読めた。

    主人公のザッくんは、昔いじめられていた引け目があるからか、自分から動こうとしなかったり被害者意識が強かったり、、、そんなところをユージーンにストレートに指摘されたあとに、昔の大切な仲間からも非難されて・・・という物語の終盤は切なかった。
    遠い過去の繋がりにすがってしまうザッくんの気持ちは何だかわかる。でも、何かに甘えて決断を委ねてはいけないんだと、前を向いて自分で歩いていかないといけないんだと思った。

    そして、「人は誰でも、自分の経験から物事を見るからね」というオーナー代理の言葉に納得。
    外見で人を判断する前に、いろんな人をこちらで勝手に決めつけてしまいがち。でも、いろんな人に出会っていろんな経験をしていろんな視点を得て、人と関わりたいなと思った。経験が少ないと視野も考え方も狭く少なくなるんだろうなと。


    「人は、そういう小さなカケラをポロポロこぼしてるんだよね。わかって、気づいて、って。だからそれが見えたときは、ちょっとサービスしてる、みたいな」

  • 大好きな坂木司お仕事シリーズ!今回の主人公はいじめられた過去のあるザックくん。
    子どもの頃はいじめられたけど、大学生になって痩せたらモテるというのは、周りの人間のいい加減な評価が“あるある”だよなと思ったけれど、読み進めると、私ならザックとどう接したかな?と考えさせられました。

    知ってるようで全然知らない沖縄事情や、美味しそうな料理の数々。闇も含めて沖縄を知りたくなる、行きたくなりました。

  • 坂木司「楽園ジューシー」
    2025年 角川文庫(KADOKAWA)

    「ホテルジューシー」の続編!
    ヒロちゃんが帰ってきたのかと楽しみにしていたら、新たなバイトのザッくんとジューシーの皆さんのお話でした。
    坂木作品なので軽やかでコミカル。日常でのライトミステリもあって展開がリズミカルでおもしろい。
    でも本作でも沖縄の抱える基地問題、文化や歴史などのテーマもきちんと扱っていて考えさせられる意義深い作品でもあると思います。

    #坂木司
    #楽園ジューシー
    #角川文庫
    #KADOKAWA
    #読了

  • やっぱり坂木司さんはいい!
    ザックんになって、旅している気分
    頼ってばかりで自分で事を
    起こさない!にガツンとやられました
    自分にもそういう所有ったから嫌われてたんじゃないかとか気付いてしまいました

  • 久々の読書はやっぱり坂木司さん作品!

    間違いない。
    好みドンピシャの読みやすい文章と内容。
    久々読書に優しく、心地よい刺激をくれるお話でした。

    このシリーズのお話をいくつか読んでいますが、1番好きでした!

  • 楽しかった過去に囚われた若者が沖縄でのホテルのバイトで成長する物語。米軍キャンプのフリマや、沖縄料理、しきたり等、沖縄のディープな部分を紹介してくれると共に沖縄が抱える人種問題などさりげなく挿入されており考えさせられる。主人公はほろ苦い体験を経て、ようやく前を向き始める。終盤で友人から突き放させるくだりは悲惨ではあり読んでいて辛いが、ある意味必要であることと感じる。
    恋愛要素がないのも話の筋がブレず好感です。
    短期とはいえバイトでの沖縄滞在とは羨ましい。観光では経験出来ない人との交流がいいですね。

  • なんて、素敵な一冊なんだ。沖縄という、誰しも一度は憧れるであろう場所と、味のない主人公。バイト先で出会う人々や謎解きはもちろん惹かれたが、それ以上にザッくんの人間性や考え方に共感した。自分を守っていたことが他人への思いやりにもなるし悪い方へも転がっていく。辛いけれど、それが現実。大事なものと別れるときは、自分が責任を取ること。すごく刺さりました。涙も出たしザッくんを応援したくなった、この本に出会ってよかったです。

  • ホテル ジューシー続編

    元いじめられっ子の主人公
    春休みの2か月間、沖縄のホテルでバイトすることになる。

    超個性的なオーナー代理
    癖の強い泊まり客たちと小さな謎

    過去に縛られ、一歩も前へ進めない主人公
    頑張れ!!

  • 面白かった!
    子供の頃からいじめられ、今は余生だと地味に生きているザッくん。沖縄のリゾバで様々な人に出会って少しだけ大きくなる。ベタなストーリーと言えばそうなのだが、オーナー代理の安城始めキャラが濃い登場人物たちに一々動揺するザッくんの姿が楽しい。

  • 沖縄愛に溢れたキャラクター満載で面白い

  • やっぱり大好き坂木司!って言いたくなる1冊。
    アンシリーズはもちろんだけど、次に好きなのがホテルジューシーなのでこの本もとても楽しめた。主人公が悩みに悩んで成長して卒業していく感じがいいんだよなぁ。
    で、みんな沖縄に居ても孤独じゃないの、悩みが。
    地元にも大切な友達とかがいて、沖縄にも大事な場所ができる感じがいいなぁって。
    沖縄行きたくなるんだよなぁ、、、、

  • ホテルジューシーの時も思ったけど、若い時に読んでたら主人公にイラッとしちゃってたかも。今だから、微笑ましく見守れるけど。しかし前回に引き続きオーナーがとても良い。やはり好きだ。

  • 自分を可哀想な被害者に仕立て上げるのは、大概にして自分の思い込みだったりするもんなのかな?
    ザッくんがひとまわり成長して大人になる姿に、勇気がもらえた。
    あと、ほんの一部分にすぎないのは承知の上だけれど、沖縄について色々と勉強になりました。

  • タイトルから受ける印象より、だいぶ『楽園』感は薄い沖縄での生活が描かれている。
    観光として数日行くだけでは分からない側面を垣間見た。

  • ザッくんはまったく救われない。痛みの強い気づきがそこにあるだけ。単純な青春小説としてのカタルシスはない。ルーツミックスに悩むとしても、家族はサバサバとしてたらしいので、この鈍感でウジウジして他責感が強いのはいじめのせいだけとは言い難い。そして作者がわざわざ最後に突き放す。ある意味で、読者にはこの作者の突き放しがカタルシスかも。でもまだ若いのよ。がんばるしかないのよ。優しいヤツにはチャンスがあるよ。

    恒川光太郎の解説があって、作者が「風の古道」が好きなことも知れてよかった。

  • Good

  • ホテルジューシーの時ほど、入り込めなかった
    主人公の辛さが想像できなかったからかな

  • 2025年3月17日、グラビティの読書の星で紹介してる女性がいた。「ちょっと心が痛い本でした。#GRAVITY写真部 #読書」

    ●2025年4月27日、グラビティの読書の星で紹介してる女性がいた。
    投稿:「読了。
    大学生のザックはお弁当屋さんでバイトをしていたが、オーナーに病気が見つかり2ヶ月お店を閉めるという。
    お弁当屋さんが再開するまで短期バイトをする事に決めた。
    バイトを探しているとひょんな事から憧れの沖縄でバイトする事に...

    大学生のザックが沖縄で自分のトラウマや弱みを見つめ直すお話。
    ザックはミックスなんだけどそのせいでいじめに遭っていた。
    結局人間1番最初に目につくのが外見で、他人と違えば興味を持つ
    その興味って悪気はないから時にすごく残酷で...
    みんなとうまく噛み合わないとハブられいじめられる。
    この世の中は結構残酷で圧倒的に多数派が強い。学生の頃にこれが分かるわけもなくって苦しかっただろうなぁと感情移入してしまった。
    でもだからこそザックは人の立場に立つことができる人で、表情とか逐一気付けてた。
    ホテルのフロントさんとしては最高の気遣いだなと、過去の経験から少しづつ活かせることを見つけられてたのは救いだった。
    美味しそうな沖縄の料理と様々な人間の悩みを通して少しずつ成長するお話。
    #読了 #読書 #ひとりごとのようなもの 」

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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