レジデンス (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2024年12月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041150283

作品紹介・あらすじ

湾岸に立つ「湊レジデンス」は普通のマンションだ。どこにでもいるような人が暮らし、どこにでもあるような生活を送っている――はずだった。学校では成績優秀な反面、夜な夜なひったくりを行っている中学生・望。自転車泥棒に制裁と称し暴行を働く弓矢。マンション内で乱れた関係を作る、弓矢の異母兄・充也。事故に遭い就職を失敗したフリーターの根岸。事情を抱える4人の行動が繋がる時、人間の悍ましい本性と残虐性が彼らに牙をむく――。錯綜する"衝動"と"本性"を描く、たった三日間の群像劇。
『ひと』小野寺史宜の、もう一つの顔を刮目せよ。衝撃の「黒小野寺」小説!

感想・レビュー・書評

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  • 小野寺史宜さんの小説とは思えないダークな小説。僕には読む価値を感じない内容だった。

  • 思ったより因果は重ならないし、期待したほどの最悪の絶望もない。この程度で「黒」とは。


  • 絶望的に合わなかった。狭い地域の鬱屈とした人々の悪意なき悪意という設定は好き。ただ最初から最後までもったりとしてるし、途中からどいつもこいつもセックスセックスになって辟易する。この作者さんにこの畑は向いてないんだろうなと思う。

  • 登場人物全てがイヤな奴。
    途中誰が誰だか分からなくなるほど、似たり寄ったりの「普通」にイヤな奴ばかり。
    解説を読んで、これは小野寺氏のデビュー前の作品を全面改稿した作品とのことで、納得。
    こちらの方向に進まなくて良かった。
    デビュー後の作品の方が好き。

  • なんだかゾワゾワする話だった
    自分勝手な悪意の連鎖 なんて言っていいのか わからないけど ずっとドキドキ ゾワゾワした
    マンション自体が 悪意にみちているようなきがしました

    (荒川沿いのアパートの方が好きです)

    途中で戸部栄純さんの名前ができて そこだけホッとした

  • 前半は面白かったですが...
    黒小野寺は苦手です。

  • この作家がこんな作品を書いていたのか…。というミステリー風の仕立て。
    現代の若者が何を考え行動しているかを垣間見るような絶妙な心理描写です。
    現代社会における瑣末な少年犯罪や事象を丹念に取材し作品に仕上げたというような感じがしました。
    私達世代には到底及びもつかない冷めた感覚を持つ少年少女達。
    この世界で彼らと共存しながら生きていく事の生きづらささえ感じました。

  • 暗い気持ちになる話だった。団地に住む人たちの絡み合う人間関係。前向きな話もなければ、惰性で生きているような人々に、関わりたくないなと思った。

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著者プロフィール

一九六八年千葉県生まれ。二〇〇八年『ROCKER』で第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『ひと』『ミニシアターの六人』『レジデンス』『タクジョ!』『銀座に住むのはまだ早い』『君に光射す』などがある。

「2023年 『片見里荒川コネクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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