解剖探偵 賢者の毒 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2024年8月23日発売)
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本棚登録 : 207
感想 : 8
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  • 本 ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041150399

作品紹介・あらすじ

八王子署の新人刑事・祝依 然(いわい ぜん)は一報を受け、八王子駅に急行する。
そこで目の当たりにしたのは、見るも無惨なバラバラになった轢死体。
目撃証言からは明らかに自殺。しかし、祝依はこの事件が他殺だと知っている。
駅のホームに佇む、男性の霊が見えるから。
祝依は殺された人の幽霊が見えるのだ。

不可解な事件に頭を抱えた祝依は、ゴシックロリータファッションの解剖医・霧崎真理(きりさき まり)のもとへ向かう。
八王子医大病院の法医学教室に所属する凄腕解剖医の彼女は、この死体に解剖する価値を見出した。

「解剖させてください。そうすればすべての事実が明らかになります」
傷を抱えた解剖医と刑事のバディが、不可解な事件にメスを入れる! 待望の続編!

感想・レビュー・書評

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  • なかなかインパクトのあるゴスロリ解剖医、霧崎真理のシリーズの2冊目です。真理が作家にインタビューをうける「Conversation」と3つの事件が交互に掲載される構成になっています。
    個人的には1つ目の事件が面白かったですね。状況としては列車への飛び込み自殺ですが、どうも轢かれる前にすでに死んでいたのでは?という事件です。こう込み入った謎ではないですが、発想が面白いと思いました。
    さて、いろいろと因縁がありそうな人物も登場するので、次巻以降で何かあるかもです。

  • 前回同様ゴスロリな解剖医が殺された人の霊が見える刑事と真相に迫っていきます。久々に続編を読んだので、設定を思い出すのに時間がかかりましたが、そうそう、と思って読みました。
    過去を探ろうとするなんだか怪しい人も出てきて、次回も楽しみです。

  • すごく待ってた続編!!
    一作目には負けるけど、面白かったです。
    短編ではあるけど、ちょいちょい繋がってるから読みやすかった。
    ミステリアスな感じがとても素敵でした!
    早く次巻が読みたいです!

  • 第一弾を軽く再読。
    あの事件の後でどうこれから展開していくのかなと思って読み始めました。個々の事件も先が気になるし、ちょいちょい登場するあっちも気になるしで一気に読み。夢中で読むとふわっと読んじゃうけど誘惑には勝てない。
    もう早く次が読みたい!

  • 2年ぶりシリーズ2巻、待ってました!
    そして期待を裏切らない面白さに一気読み。
    ミスリードされてまんまと嵌められました。

    幼少時の過去に犯罪に巻き込まれた天才解剖医と、複雑な家庭の事情持ちで何故か殺人事件被害者の霊が現場に視える新人刑事のバディもの。

    事故や自殺として処理されそうな案件の傍にただ佇む霊、という不確かで奇異な現象から殺人事件として捜査を単独で行う祝衣。
    それを解剖学という観点から裏付けていく霧崎のミステリー。
    面白かったです!次巻が待ち遠しい!

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著者プロフィール

東京生まれ、谷根千エリア近辺に在住。散歩や美術館巡りが好き。

「2021年 『祟られ屋・黒染十字 京の都に天狗は踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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