ひとり旅日和 道続く!

  • KADOKAWA (2024年11月26日発売)
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本 ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784041150658

作品紹介・あらすじ

プライベートが充実してくると、仕事への影響も、周りの目も少しずつ変わってくる。

ある日、事務用品の販売会社で働く日和は、鳥取で行われる見本市にアシスタントで行ってほしいと頼まれた。
翌日そのまま鳥取に残れることになったが、仕事のプレッシャーから、旅の計画はほぼゼロで――。
ひとり旅を始めて5年。初めて一人で行った熱海で、ひとり旅の魅力に取りつかれ、どんどんと行動範囲を広げていった。
パワースポットを巡り、土地のおいしいものに舌鼓をうち、旅を重ねるたびに自信がついて、心が大きく成長していくのだった。
日和は、企画切符で福島を訪れたり、遠距離恋愛中の蓮斗に会う前にひとりで長崎・佐賀を満喫したり、
まだ出会えていない絶景とご当地グルメを求めて旅に出る!

今回の旅先は福島、佐賀、長崎、鳥取!

感想・レビュー・書評

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  • 1年ぶりのシリーズ第6弾。もう6作も出ているのかと感慨深い。
    5作目の前作で、ようやく日和と蓮斗に進展が。今回は概要にもある通り、付き合ったあとの日和が描かれているが、蓮斗は福岡に赴任しており遠距離恋愛中。本作の行き先は、福島、佐賀、長崎、鳥取。佐賀・長崎旅行の際、蓮斗のいる福岡も旅程に含まれていたのに、そこは敢えてなのか、取り上げられておらずとても残念だった。その点を除けば、いつものように、のんびり一人旅&合間に仕事や家族との様子が描かれ、土地の美味しそうなものやお店、宿泊先などまるで一緒に旅行しているかのような感覚になった。最初は人付き合いが苦手で、一人旅なんてもってのほかだった日和が5年も経つとすっかり一人前に。個人的には今回の行き先のいずれも訪れたことがない場所だったので、行ってみたいという思いを強くした。どの旅先も情景が手に取るように浮かんでくるので、著者はきっと取材旅行で綿密なリサーチをしているのだろうなぁと思う。小説を書く大変さを差し置き、そんな取材旅行はきっと楽しいだろうなと羨ましく思った。次作も楽しみにしたい。

  • シリーズ第六弾。

    この巻での旅先は「福島」(第一話)「佐賀」(第二話)「長崎」(第三話)「鳥取」(第四話)でございます~。

    前巻で晴れて恋人になった、博多に赴任中の蓮斗に会いに行くついでに佐賀や長崎を巡ったりと、遠距離恋愛をええ感じに利用(?)もとい楽しんでいる日和。
    ここにきてちょっと思ったのが、何だか蓮斗って恋人を自分のコントロール下に置きたい人なのかな・・(だから美人で地頭が良く自立心のある麗佳はタイプではなくて、自己肯定感が低く”自分の言うことを聞いてくれる”日和が好みという)、彼のこういう部分が私のセンサー(?)に若干引っ掛かりだしてはいるのですが、まぁ二人が仲良しなのでスルーすることにしませうw。

    さて、今回も各地の見どころや(ざっくりですが)ご当地グルメが紹介されていて、どこも魅力的なのですが中でも個人的には長崎に惹かれました。
    美しい夜景でお馴染みの街そのものに味があるし、「グラバー園」や「グラバースカイロード」、等々・・あと本作では訪れていないですが勿論「ハウステンボス」にも前々から行きたいと思っていたんですよね。
    長崎グルメの「レモンステーキ」もめっちゃ美味しそうでしたし、いつか訪れたい街でございます♪

    あと、第四話で訪れた鳥取砂丘も一度は行ってみたいところの一つですね。
    そして、シリーズ二作目の函館でも本巻第二話の呼子(佐賀)でも不漁の為お目にかかれなかった、日和の"悲願"の「活イカ」をようやく鳥取で食べることができて何よりでした。

    ところで、日和は鳥取には会社の出張のついでに訪れているのですが、シリーズ一作目の時は仕事の要領が悪く上司から嫌味を言われまくっていた日和も、今では仕事面でも評価されるようになってきて、彼女の成長ぶりを嬉しく思った次第です。
    因みに、日和に対するパワハラ&モラハラが過ぎて「ハラスメント研修」を受ける羽目になった仙川係長ですが、ちゃんと心を改めることができるのですかね?

    と、いうことで今回も日和と共に旅を楽しませて頂きました。
    次巻ではどこを旅するのか・・読むのが楽しみでございます~。

    • ゆのまるさん
      あやごぜさん、こんにちは♪
      私事ですが、昨年長崎に旅行しまして「ぜひ行ってみてほしい!」との思いからコメントいたします〜(⁠^⁠^⁠)

      ち...
      あやごぜさん、こんにちは♪
      私事ですが、昨年長崎に旅行しまして「ぜひ行ってみてほしい!」との思いからコメントいたします〜(⁠^⁠^⁠)

      ちょうどグラバー園とハウステンボスを訪れたのですが、グラバー園からは港を見下ろすことができて、なかなか見る機会のない港町の雰囲気を存分に味わうことができました。
      ハウステンボスではお酒も飲めます(⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠笑
      レモンステーキのお店は長蛇の列で食べられなかったのですが、ぜひとも「角煮まん」は食べてほしいです!

      小説から受けたイメージと実際の感じ方と、ぜひ比べてみてくださいませ〜。
      2025/03/16
    • あやごぜさん
      ゆのまるさん コメントありがとうございます♪

      おお☆彡ゆのまるさんは昨年長崎に旅行されたのですね~(^^)
      グラバー園からのハーバー...
      ゆのまるさん コメントありがとうございます♪

      おお☆彡ゆのまるさんは昨年長崎に旅行されたのですね~(^^)
      グラバー園からのハーバービューとは、素敵ですね!
      港町の雰囲気を堪能されてハウステンボスで乾杯( ̄ー ̄)/C□なんて最高です~☆彡
      「角煮まん」も美味しそう!是非食べたいです~。
      ゆのまるさんのコメントで長崎を訪れたいという気持ちがより強くなりました。
      ありがとうございます~(*´▽`*)
      2025/03/16
  • 片恋の蓮斗とうまくいき、ひとり旅からふたり旅も多くなるのかと思いきや、遠距離恋愛になり、相変わらずひとり旅を続ける日和。
    相変わらず予定調和展開ではあるけれども、恋愛要素が少し加わり、社会人としての進展もあり、まぁまぁ色がついた話にはなっている。
    安心して読んで楽しい一冊。

  • 日和ちゃんシリーズ第6段。
    旅はもとより、仕事も上り調子。
    ずいぶん成長したな、なんて親心で読んでしまう。

    どの旅でも「食べてみたい!」や「そんなところがあるのか」と知らないことばかりで、いつか行くときのために読みながらメモの手も止まらない。
    あくまでも1人旅がメインで、恋愛要素もその後が気になりつつも深く掘り下げないところがいい。

    あー、旅に行きたい。

  • ひとり旅日和ももう第6弾。
    ここまできたら、ひとり旅も慣れた模様。
    スワンシュー、なんて可愛らしいの♪
    福島県に大きな大きな白鳥を観に行かねば‼︎
    佐賀県長崎県回るのであればやっぱりレンタカーだよね。
    でも、日和みたいに1人でレンタカー乗るには私にとってはハードルが高い(汗)
    旅情感が高まる一冊であった。

  • 長崎とか鳥取とか、
    行きたいところばっかりで参考になった!
    かなり、スケジュール詰め込むから
    想像すると疲れることもある。

  • 【収録作品】
    第一話 福島 スワンシュークリームと円盤餃子
    第二話 佐賀 絶品ゲソ天と温泉湯どうふ
    第三話 長﨑 垂涎のレモンステーキ
    第四話 鳥取 モサエビと活イカ姿造り

    基本パターンの繰り返しは正直続くと飽きてくる。基本的に善人しか出てこないし、いいことしか書かれていないためでもある。
    たまに読むといい息抜きになる。

    読み物の顔をした旅行ガイドという位置づけで読むとぴったりかも。旅に誘ってくれるし、気楽に読めるから。

    毒気のなさから学習雑誌のおまけや宣伝についてくる漫画を連想した。

  • 今回も面白かったー!!
    もう人見知りを克服したと言える人になれたんだね
    ほんとにこのシリーズの中の日和ちゃんは成長がすごい。
    しかも今回はそれが仕事につながってる。
    ひとり旅をしたことでついた観察力と想像力、元々持っていた真面目さと勉強熱心さ、いいとこといいとこが相乗効果になって自信につながってる。
    日和ちゃんすっごくかっこよかったです。
    この先もどんどん旅して色々楽しみながら自信をつけていってほしいな。
    続きも期待です!!!

  • ひとり旅も慣れて、しかも仕事も認められて成長を感じました。
    遠距離恋愛の蓮斗とも順調で、ついに2人で旅行?と思ってたのに、その部分がまるっと抜けてて拍子抜けでしたが、次巻が「ふたり旅日和」って事は、蓮斗との旅行ですね。今から楽しみです。

    活イカが中々食べられなかったけど、ようやく食べられた感動が伝わってきて、いつか食べてみたいです。

  • ただ楽しんで読んでますが、読後に料理と酒を東京で擬似体験しようとしている。。。若い人の聖地巡礼との対比で、自分がとてもチープで笑える。
    今日は神保町で牛骨ラーメンを食って、青森地酒の豊盃を買い、次は築地のはずれで諏訪泉を買って、愉しむ予定です。
    恋人と落ち合った博多駅までで短編が途切れるとか…、これは旅行記ですか… 笑

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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