- KADOKAWA (2024年6月13日発売)
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感想 : 37件
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041150894
作品紹介・あらすじ
シャーロック・ホームズは探偵業を引退し、ロンドンを離れて一人で養蜂を行っていた。久々に会ったワトソン博士と話をしていると、伊藤博文が満州で独立運動家の何者かに暗殺されたという報せが届く。
ロンドンに戻って伊藤博文”惜別の会”の招待状を受け取ったホームズのもとに怪しい女が現れ、「伊藤博文を殺した真犯人の存在」をほのめかす文章が彫られた仏像を渡して姿を消していった――。
全米ベストセラー待望の続編!
感想・レビュー・書評
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前作が面白かったので、続編が出てると知ってこちらも読みました。
前作はホームズが「最後の事件」でライヘンバッハの滝に落ちて死んだと思われていた数年の間、実は日本にいた!しかも伊藤博文と協力して実際にあった事件を解決に導いていた!という話で虚実が実に見事に入り混じっててとても面白かったです。
本作はそれから数十年後、ホームズは田舎で引退生活を送っていたところ、日本から伊藤博文が暗殺されたという話を聞いて、その事件の謎を解きに再び来日するという話です。
引退→謎解きに入るのを印象づけるためか最初のくだりのホームズの衰え?ぶりが読んでて痛々しかったです。もう少しなんとかならなかったのか。。来日してからはピンシャンしてるのですが落差が…。そして前作ではワトソンのポジションを伊藤博文が担っているのですが、本作では暗殺されてしまっているため、ワトソンも一緒に来日します。特にワトソン自身がなにかする訳ではないのでいなくてもよい気もするのですが話を進める上でこのポジションの人間がいないとやりにくいのか。。
と気になる点は少々ありますが、やはり面白い!あっという間に読み終わりました。今回も虚と実の組み合わせ方が絶妙です。しかも今ちょうど「憂国のモリアーティ」も読んでたりするので何が現実で何がフィクションか。何が正典で何が二次作品か。あたまがこんがらかり気味になりました。そのくらい絶妙に書かれているのがすごいです。
ネタバレはしたくないのであまり書きませんが、中盤に驚きの展開が待ち構えていて、この後あと半分しかないのにどうなっちゃうの?と思いながら読んでましたが最後は気持ちよい終わり方でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」が想像の上をいく面白さだったので、続編の本作もワクワクしながら読みました。
松岡さんは原作のホームズの世界観と史実を調和させながら、if(〜もし〇〇だったら…)を織り交ぜるのが本当に上手で舌を巻く。まあ今回はそのifのスケールが前作以上に大きすぎた感は否めかったけども。
ただ、それをおいても登場人物たちのやり取りが魅力的で、冒頭で探偵業引退を経て落ち込み気味だったホームズの心情が上向きながら大団円となるので、その点は前作と変わらず清々しい読後感
を味わえました。
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前作は史実とホームズ原作のスキマに上手く、はめ込んだ内容で現実味があったが今回は微妙なバランスが負に振れてしまった感じでちょっとムリあり。
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設定や導入はワクワクして楽しく読めるけど中盤になると息切れして読むのがしんどくなる でもまた読みたくなる
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松岡作品の ファンとしては
やっと 続編出ました。
中身は 満足でした。
シャーロックホームズよりは ポワロの私としても
良かったです。
もう 続編を期待しますか。
松岡さんなら やってくれるでしょう。
今回のキーワードは
「復活」ですかね。 -
2024年6月角川文庫刊。伊藤さんここまでやるかとは思ったが、全体としては、退屈でした。
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Amazonの紹介より
全米ベストセラー待望の続編!
シャーロック・ホームズは探偵業を引退し、ロンドンを離れて一人で養蜂を行っていた。久々に会ったワトソン博士と話をしていると、伊藤博文が満州で独立運動家の何者かに暗殺されたという報せが届く。
ロンドンに戻って伊藤博文”惜別の会”の招待状を受け取ったホームズのもとに怪しい女が現れ、「伊藤博文を殺した真犯人の存在」をほのめかす文章が彫られた仏像を渡して姿を消していった――。
全米ベストセラー待望の続編!
続編ということで、前作では大津事件をモチーフにホームズと伊藤博文の活躍が冴えわたったのですが、今回は伊藤博文の暗殺事件です。
題名では伊藤博文と登場しているので、対決にならないじゃんとツッコみを入れたくなったのですが、よくよく読み進めると、意外な展開になっていきます。
仏像に彫られた伊藤博文暗殺に関する怪しげな文章があったり、招待されたのに実は招かれざる客だったりとミステリーとしては興味をそそる展開ばかりでしたので、続きが気になるばかりでした。
ということはもしかして⁉といった期待を持ちつつ、主にホームズや伊藤の息子が活躍していきます。
特にホームズの大胆な行動は面白かったです。
いかんせん、ホームズは実在せず、伊藤博文は実在した人物です。どれが史実で、どれが脚色なのか?うまい具合に昔あった出来事と融合していくので、読んでいて不思議な空間でした。いかにも、ホームズが実在の人物で活躍していましたかのように描かれているので楽しめました。
前作と比べると、小さく収まったかのような躍動感や世界観だったので、個人的には前作の方が好きかなという印象でした。
それでも、他にも実在の人物や出来事を多く登場することで、リアル感がありましたし、フィクションですけれども、もしかしてこうだったのではないか?といった面白みもあって楽しめました。 -
前作で伊藤博文と共に大津事件を解決したホームズが再び日本にやってきた。寄る年波には勝てないのかなんだかしょぼくれたホームズがゴシップ紙の記者に言い負かされて隠居する冒頭部。そこへ盟友伊藤博文死去の報が届き……いやホームズ対伊藤博文て片方死んどんのかい!
しかし、我々の知る歴史では伊藤博文は安重根に暗殺されたはずなのだが、「犯人は安重根ではない」と刻まれた謎の仏像がホームズの元に届きなるほど!伊藤博文の死の謎(真犯人)をホームズが解き明かすのか!?とわっくわくで読んでいたところ中盤に差し掛かかったあたりで「ハァ!?!?!?」
当時の日本のみならず世界で起こった数々の事件、自然現象からホームズ作品のエピソードの断片をふんだんにこれでもかと盛りまくった欲張り小ネタセットはとても面白く、パスティーシュやなあ……となるのだけれど、肝心の事件の本筋と解決がちょっと大味というか無理やりすぎやろ!ってのが玉に瑕。
とは言え、ラストシーンでコナン・ドイルのホームズ原典最後の作品に繋がる構成は美しく、これは『続々──』とか『──3』とかはもう描かれず、当シリーズはこれにて完全に完結なのだなと感慨深いものがありました。(そもそも設定上これ以上2人のエピソード書くのは無理だろう) -
連続で読める幸せ。
文庫化してから手に取ったので、2冊連続で読破。
伊藤博文カッコ良すぎだろ、と思った。
シャーロック先生はなかなか素直になれないシャイ?なところが、続編ではさらに可愛く思えてしまった。
もしかして実在してたら本当に歴史を動かしたかも?!と思うと、色々と夢広がる話でした。面白い かった。 -
前編ではライへンバッハの滝でモリアーティとの対決のあとの行方不明期間に実は日本にきており、そこで伊藤博文と再会する、というストーリー。続編の今作では、伊藤博文暗殺され、その謎をシャーロックが解くというストーリー。伊藤博文のかっこよさ、日本滞在時のシャーロックの性格の良さ、美化されてる感じはあるけど、むちゃくちゃ面白い。
木像を配った人に関して、シャーロックに渡しにイングランドまで行ったのは、現実的に無理やろ!そんな長い期間不在にはできないやろ!ひとりで行ったん!と納得いかんわあと思ったので、★ひとつ減らしてます。 -
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どこまでが史実でどこからが創作か
もちろん調べればわかるだろう
作者の見事なまでの構成にはいつでも驚かされる
伊藤博文(1841〜1909)
シャーロックホームズ(初登場1887〜最終1927)
この組み合わせ、作者の発想はどこからなのか -
前作に引き続き面白かった!グイグイ読み進められる筆の強さを感じます。
近現代、1番キナ臭い辺りの時代なので色々大丈夫かしら、文句言われないかしら、と思うこともありつつこのシリーズは是非メディアミックス展開に期待したい所であります。伊藤博文がこんなに格好いい作品他にない。 -
何が事実で何が創作かわからなくなる不思議な世界で面白かった。しかしハチャメチャさでいえば前作の方が面白かった。伊藤侯、スーパーイケオジである。
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時代考証も含めて、つくづく上手いなぁと思う
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教科書で覚えた人々が、ホームズと一緒にドタバタ
なんだけど、前作のほうが偉人さんが妙に人間臭くてよかったな
あと、かなり強引!
でも、中盤のアレはマジで驚いた!! -
続編といいながらも意外なストーリーだなぁと思いつつも、まさかの展開で読んでいて本当に飽きない感じ。
だんだんとスケールが大きくなってきたと思いきや、謎解きの面白さだけじゃなくホームズの成長や友情、親子の絆なんかも大きな見どころにもなっていて、楽しめました。 -
ホームズが、伊藤博文の死に謎を抱き、再び日本に来日するという続編。後半は、そうきたかという展開でしたが、世界観に引き込まれました。
前作からホームズや、作中のIFの人物たちも歳を重ねたなという印象。ワトソンの活躍も嬉しいけど、ふたりとも来日時に60手前。
山縣有朋やチャーチル首相も登場するなと、当時のスーパースターたちが集結。ドイツも巻き込み、いつの間にか、日本の中で、世界を巻き込んだ大事件に発展。
老齢な域に差し掛かろうとする2人(3人)てすが、人生にはいつまでも成長があるという言葉が良いですね。
著者プロフィール
松岡圭祐の作品
