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Amazon.co.jp ・本 (608ページ) / ISBN・EAN: 9784041151297
作品紹介・あらすじ
戦国時代から続く名家・福森家の屋敷で起きた一家惨殺事件。死体はいずれも人間離れした凄惨な手口で破壊されており、屋敷には何かの儀式を行ったかのような痕跡が残されていた。福森家と親戚関係の中村亮太は、ある理由から霊能者の賀茂禮子と共に屋敷を訪れ、事件の調査を行うことになる。賀茂によれば、福森家が収集した名宝・名品の数々が実は恐るべき呪物であり、そのいずれか一つが事件を引き起こしたという。賀茂の話を信じきれない亮太だったが、呪物が巻き起こす超常的な事象を目にしたことで危機を感じ始める。さらに一家の生き残りの子供たちにも呪いの魔の手が……。一家を襲った真の呪物は? そして誰が何のために呪物を仕掛けたのか? 数百年続く「呪い」の恐怖を描く、待望の長編ホラー。
みんなの感想まとめ
恐怖と謎が交錯するホラー小説で、戦国時代から続く名家の一家惨殺事件を舞台にしています。主人公の亮太は霊能者の賀茂禮子と共に、呪物が引き起こした恐ろしい出来事の真相を探ります。物語は、名宝に秘められた怨...
感想・レビュー・書評
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★5 凄惨な事件があった屋敷に多くの呪物があり…何百年も続く呪いの恐ろしさを描くホラー #さかさ星
■あらすじ
心霊ユーチューバーの亮太は、祖母に依頼されて霊能者の賀茂禮子と共に福森家の屋敷を訪れる。その屋敷で一家惨殺事件が起きており、現場は何か儀式が行われていたようだったのだ。
屋敷には様々な名品があったが賀茂によると呪物であり、それらが事件を引き起こしたという。このままでは更なる事件が起こるかもしれず…
■きっと読みたくなるレビュー
強烈★5 ボリューム感たっぷりの呪いにまつわるホラー小説です。こわいっ
さすがは貴志先生ですよ、人がいやーな気分になる描写が上手なんですよね。とにかく綿密なんですよ、呪物の説明も、怪奇現象の表現も、負の単語も、全てひとつひとつが丁寧なの。
呪物に関する逸話が盛りだくさん、ひとつひとつの物語が悲惨なんです。もともと骨董品なんて興味ないのですが、たしかに過去の怨念が詰まってたりしそうで怖いですよね。ひょっとするとマジでこんな背景があったかと思うと寒気がします。特にある刀に関するエピソードは打ち震えましたね。狂気っぷりがえぐかった…
何故こんな事件が起きてしまったか、物語が進行するにしたがって背景が見えてくる。どんどん物語に引き込まれていくのですが、さらに後半は呪いの解釈について新たな展開が!
何が正しいのか、これからどうなってしまうのか、ソワソワソワソワが止まりません。そして終盤は想像した以上のバトルものに発展、もう圧巻のラストでしたね。
なおこんな作品なので全体的に重い世界観なんですが、主人公亮太が身近で現実的な存在として描かれるんです。どこにでもいそうな兄ちゃんなので、作品全体をまろやかにしてくれます。これは技ありですね。
大ベテラン先生が本気でオカルトとか呪いを書くと、こんなにも高次元なエンタメになるんすね。楽しませていただきました!
■ぜっさん推しポイント
よく冗談で、子々孫々恨むとか言うけどさ、本気の恨みは怖いよね。やられた側は何百年たっても忘れることはないし、恨みを果たしても死体を切りを繰り返す。かつて日本が犯した戦争犯罪は、諸外国にはいまだに許されることはありません。
もちろん恨まれるようなことをするほうが良くないんですけど、生まれてくる子どもたちには何の罪もないと思います。 -
戦国時代から続く旧家で起きた一家惨殺事件。
親戚の中村亮太は祖母の頼みで、霊能者の賀茂禮子とともに事件を調査することに…。
旧家にある名宝の数々には怨念と憎悪に満ちた恐るべき呪物で、何者かがそれを使って事件を起こしたとでは…と。
怨念が取り憑いているのには曰くがあり、文中に古文書を読んでいるかのような箇所があるのに興味を持ちながら時間をかけ読み進める。
河童の木乃伊と天尾筆が怖かった。
確かにホラーミステリである。
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あぁー!!もう星5!やっとブクログで貴志さんの作品に星5が付けられる、この歓び!
(じゃあ既読作品を載せろよって話ですが、そんな時間は…ない!)
表紙がだせぇ!とか、主人公が突然後半でアホになった!とか、賀茂さんの後出しがすげぇ!とかもうどうでも良いわ。念願の貴志さんの本格ホラー長編、しかも私の好きな絶対に住みたくない旧家が舞台ってだけで良いわ!!
いや、内容も良かったです(怪しい)
出尽くしたように思える設定にも関わらず、これは貴志さんにしか出来ないホラー!
もどってきた…私たちの貴志祐介が…帰って来たぞぉぉお!!(cvおっとこ主様)
前作『兎は薄氷に駆ける』の時から掌返しで今回は貴志さんを褒め讃えますぞ!(嬉しくてテンションが迷子)
主人公はパッとしない心霊YouTuberの亮太。そろそろYouTuberネタは飽きたんだけどなあと思っていたら、流石は貴志さん、そんなのは単なる話のきっかけだった。(本当にどの口が言うのか)
河童の木乃伊、ボーンチャイナのティーカップ、市松人形、最強を誇る幽霊画。呪物vs呪物、呪物がアッセンブルして来た、嫌すぎる!
亮太の一族は戦国時代から続く名家であり、彼は分家の長男です。ところが本家の屋敷で親族が4人も惨殺されると言う悲惨な事件が起こります。
死体は全て人間離れした破壊のされ方をしており、犯人は亮太の大叔母の八重子と思われるのですが逃走中。
亮太の祖母はとある霊能者を招いて、一体何が起こったのかを調査するのでそれを記録に残して欲しいと亮太に依頼します。
バイト代は入るわ、これをアップすればバズるかも知れないわで亮太は喜んで協力するのですが、知らない間に本家の屋敷はとんでもない化け物屋敷と化しており、初めは霊能者の賀茂を含めて小馬鹿にしていた亮太は段々と後悔して行く事に…。
このハイパー霊能者、賀茂禮子さんは『梅雨物語』のくさびらにも登場したキャラですが、今回は605ページという凶器本でそれはもう輝いていました。
彼女の後出ししてくる呪物の情報が気持ち悪い事、気持ち悪い事…。最高!!
かなり多くの呪物たちが屋敷には持ち込まれています。
それらを賀茂さんは霊視出来るのですが、この一つ一つの説明がかなり丁寧で長いです。
私は貴志さんの文体が無条件で好きだし、どれだけ長い文でも飽きずに読ませてくれると思っているのですが、慣れていない方からするとここはきついかも知れません。
ですがこの過去に戻ってその当時の様子が丁寧に描写され、それがどんどん福森家の真相に迫って行く様子には次の呪物が気になりすぎてページを捲る手が止まりませんでした。
エピソードはどれも重く、悲しく、非道…
呪物エピソードのどんでん返しまで待っています。
新ジャンル、呪物ミステリー。とある人物と呪物の関係性が明らかになった時は驚きました。
このエピソードがまた薄ら寒くなる…
あー久しぶりのこの快感。長編の『新世界より』を徹夜で読んだあの時の興奮が蘇って…!き、気持ち良いー!!(うるさい)
貴志さんご本人が仰っていたようにホラーミステリーですので、怪異の中を謎解きして行く話がメインです。なので和ホラー特有のじめっと感はずっと纏わりついて来ますが、そこまで怖くは感じなかったのです。
が、終盤のラスボス戦が…。油断していた…。
亮太風に言うと「マジか?!」
お通夜が行われている屋敷が舞台というのもロケーション的に雰囲気ばっちりなのですが、お化け屋敷が本気で牙を剥いてくる。
怖すぎです、さっさとお帰り下さい、どうぞよろしくお願いいたします!!神様仏様ぁー!!
と、亮太と一緒になってひーひー言ってました(心の中で)
亮太凄いわ、君は恐らく登録者数20万を超える大物になるわ…。でも私の側には寄らないでね、巻き込まれそうだから。
出しっぱなしの風鈴が鳴らなくて本当に良かった、鈴の音がトラウマになりそうです。(季節感ゼロ)
そして特筆したいのが最後のページ…。
とある文字が真っ先に目に入るのですが、このラストの話が1番怖くて、これをお子様達が体験したのかと思うと想像しただけで震えて来ます。
こんなのPTSDまっしぐらだ!大人でさえトラウマになるわ!!
貴志さんの黄金のラストは健在でした。これを最後に待ってくるセンス。本当に嫌な終わり方を書かせたら右に出る者はいないなあ(褒めてるんですって)
終盤でちゃんとエンタメ要素も加わってくるのですが、その落差が凄い。しっかりホラーで締めてくる。
屋敷に仕掛けられた呪物は一体どれだけアッセンブルしているのか?!そしてその目的は?!
賀茂と亮太は2人だけでこの呪物に打ち勝つ事が出来るのか?!エロ尼僧、月震の誘惑に耐えられるのか?!
ぜひぜひ、ご自身の目で確かめてみて下さい。(最後のはおまけです)
エンタメパートで出てくるとある団体なのですが、ぶっ飛びすぎてちょっと笑ってしまいました。
ですがここが貴志さんの良い所。恐らくこの関連の黒幕は誰か?のくだりはバレバレなので皆さん騙されないとは思うのですが、それはどうでも良いと言う貴志さんの意思を感じます。(違ったらファンの名を返上せねばならんのぉ)
面白くなるなら、よかろうなのだぁ!
前回、『兎は薄氷に駆ける』で散々偉そうな事を書き、最終的には今後への大いなる期待を込めて貴志さんに150万ベットした私…
こんな早々に5倍増しで返ってくるとは!!
これだから貴方のファンはやめられないんですよー!!(ドM読者)
ありがとう、貴志さん!!
今回は短めに纏まったでしょ?!どや!(同じ貴志さんファンの1Qさんに向けてドヤ顔しときます)
これは賀茂さんシリーズとして続編を希望したいです、もちろん亮太は有名YouTuberになってもろて。-
yukimisakeさん、こんばんは。
表紙がだせぇ!にいきなり笑えました(^^)確かに笑。貴志さんの作品からしばらく離れてしまっているの...yukimisakeさん、こんばんは。
表紙がだせぇ!にいきなり笑えました(^^)確かに笑。貴志さんの作品からしばらく離れてしまっているので読みたい。yukimisakeさんの☆5、ひっくり返るほど面白いはず((o(´∀`)o))ワクワクドキドキ2024/11/09 -
アンシロさん、おはようございます♪
ぜひ、お手に取ってこのダサみを体感して欲しいです笑
読み終えて、あー表紙そういうことね、でもださ!ってな...アンシロさん、おはようございます♪
ぜひ、お手に取ってこのダサみを体感して欲しいです笑
読み終えて、あー表紙そういうことね、でもださ!ってなる所が凄いんですよ。
いや、内容も良かったんで笑
ぶっといですが是非(*゚▽゚*)呪物の説明が長いのがネックになるかもですが、久々の貴志さん良ホラーでした!2024/11/09 -
貴志さんは『黒い家』を読み終わった時に、怖すぎて本を手元に置いておきたくなくてすぐ手放しました笑。呪われそうで^^;
表現が巧みで、映像だ...貴志さんは『黒い家』を読み終わった時に、怖すぎて本を手元に置いておきたくなくてすぐ手放しました笑。呪われそうで^^;
表現が巧みで、映像だけでなくニオイまでイメージできるレベルですよね。良ホラー楽しみです!2024/11/09
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ユッキーさん、だせぇ表紙読みましたよ!w
図書館で手にした瞬間…、
「うん、確かにコレだせぇ」って思っちゃいました(^.^;
このダサさが一番ホラーでした!w
さて、今作は『黒い家』『悪の教典』に続く暗黒ホラー巨編
さらには、貴志ファン仲間のyukimisakeさんも★5の評価を付けたということで期待値爆上がりで読みました( ̄ー ̄)ニヤリ
やっぱり貴志さんが書くホラーはいいですね
背後でゾワゾワする恐怖(略してゾワ怖)が常にまとわりついている感覚(゚A゚;)ゴクリ
600ページを超える本作はこのゾワ怖と呪物のオンパレード
ページをめくるたびに、、、
ゾワ怖ゾワ怖呪物呪物ゾワ怖呪物呪物…
ゾワ怖ゾワ怖呪物呪物ゾワ怖呪物呪物…
ゾワ怖ゾワ怖呪物呪物ゾワ怖呪物呪物…
ストーカー
ゾワ怖ゾワ怖呪物呪物ゾワ怖呪物呪物…
ゾワ怖ゾワ怖呪物呪物ゾワ怖呪物呪物…
ゾワ怖ゾワ怖呪物呪物ゾワ怖呪物呪物…
またストーカー
ゾワ怖ゾワ怖呪物呪物ゾワ怖呪物呪物…
ゾワ怖ゾワ怖呪物呪物ゾワ怖呪物呪物…
ゾワ怖ゾワ怖呪物呪物ゾワ怖呪物呪物…
一体いつまで続くんだというぐらいこれの繰り返し!
そして、最後に、、、!!!
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
個人的にはときどき登場するストーカーが一番恐怖だったかも!
(読んだ人にはそこっ!?ってツッコまれそうだけど…w)
で、とにかく多くの呪物登場しまくり!w
yukimisakeさんは変の態の人なので、その呪物の情報が最高だとおっしゃってましたが、私にはちぃーっと呪物と情報量が多すぎて理解しづらかったです(;・∀・)
そのため評価は★3とします
が、念のためもう一度言っておきます
やっぱり貴志さんが書くホラーはいいです!
次の作品にも期待です
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル-
2024/11/04
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2024/11/05
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2024/11/05
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読書備忘録880号。
★★★★。
疲れた・・・。
備忘録は貴志さんラブラブyukimisakeさんのレビューに丸投げです!
主人公は心霊youtuberの中村亮太。
中村を含む一族の本家としての位置づけられる福森家に向かう車の中。
祖母の中村富士子と一緒に。
霊能者の賀茂禮子が同乗している。
どうやら福森家でとんでもない事件が起きたようだ。
3人が殺され、犯人と思われる1人が行方不明。
全員が福森家の人間・・・。
そして人間業とは思えない事件現場の惨状が明らかに!
一言で言えば呪いです。
古の過去からの恨みです!
呪物です!
この作品!過去からの人物も含めて登場人物の多さ!
途方に暮れる数の呪物の詳しい詳しい説明!フォントが異なる物語!読む気力が・・・。
無理!何も入ってこない。残らない。
ということで、100人中100人が最後の1行が怖い!という点で大きく評価!これだけで問題なし!
ところでストーカーはなぜ死んだ?市松人形はどこ?
読み飛ばしたかな・・・。-
2024/12/24
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2024/12/24
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2024/12/24
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今まで読んだどんなホラーよりダントツで面白くて怖かった!世界観へ引き込む力が恐ろしいほど強くて、頭までどっぷり浸かることができる。一気読みしたいけど読み終わるのが勿体無いくらいで、所々休みながら読んだ。呪物の背景も一つ一つおどろおどろしく、ぞっとするものばかり。自分にとってオールタイムベストな一冊間違いなし。ホラーって中身が薄いイメージがあったけどそんなのひっくり返りました。
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名家である福森家で起きた4名の惨殺事件。
それは人の為せる殺し方ではなかったが、
何故か福森家の子ども達だけは助かっていた。
霊能者とともに現場となった屋敷を調査すると、
至る所に呪物があることがわかった。
何故呪物になってしまったのか。
誰がこんなに屋敷に持ち込んだのか。
また惨殺したのは何者なのか。
この惨劇の中、何故子どもたちが助かったのか。
霊能者が言う事は誠なのか。
未読の方は震えながら読んで欲しいと思う。
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昨年の内に読み切りたかったが意外と忙しく、
年始もバタバタだったがなんとか
年末年始休暇中に滑り込み読了!
「黒い家」の時も思ったが、
貴志祐介さんの書く緊迫したシーンって
本当に緊迫しているんですよね(語彙力皆無)
没入感がすごいのか毎回恐怖体験させられます。
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素人目にみても作品による出来不出来が極端に分かれるのが貴志さん作品ですが、本作品は悪い方、かと。。
ひとつひとつのエピソードは怖いのに、それぞれが特段、関連性を持つこと無く並べられている印象。
終盤はさながら「呪物」カードゲームをだらだら見せられているようで読者を置いてけぼりにする。
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本の紹介
戦国時代から続く名家・福森家の屋敷で起きた一家惨殺事件。死体はいずれも人間離れした凄惨な手口 で破壊されており、屋敷には何かの儀式を行ったか のような痕跡が残されていた。福森家と親戚関係の 中村亮太は、ある理由から霊能者の賀茂禮子と共に 屋敷を訪れ、事件の調査を行うことになる。賀茂に よれば、福森家が収集した名宝・名品の数々が実は 恐るべき呪物であり、そのいずれか一つが事件を引 き起こしたという。賀茂の話を信じきれない亮太だ ったが、呪物が巻き起こす超常的な事象を目にした ことで危機を感じ始める。さらに一家の生き残りの 子供たちにも呪いの魔の手が......。一家を襲った真 の呪物は? そして誰が何のために呪物を仕掛けた のか? 数百年続く「呪い」の恐怖を描く、待望の長編ホラー。 -
戦国時代から続く名家•福森一家を襲った惨劇。遠縁の中村亮太は事件の調査のため、自称霊能者の賀茂禮子と共に福森家を訪問。賀茂いわく、数多くの危険な呪物が犇き合って、周り中に呪いを撒き散らしていたというが…
600頁越えの長編。序盤はどんな惨劇が起きたのかが靄がかかったまま話が進む。また、数多くの呪物が登場し、それにまつわる先祖の因果エピソード及び登場人物が多すぎて頭に入らなかった。リーダビリティが低く、ほぼななめ読みで読了。情報量が多いので、呪物のイラストや登場人物一覧(家系図)があると、理解を深めることができたかも。
誰を信じたら良いのかわからず疑心暗鬼になる恐怖感は感じる。中ボスは予想出来たが、ラスボスの正体及びねらいは一体なんだったのか…大オチのセリフにはポカーン(・Д・)
ミステリが読みたい! 18位
このホラーがすごい! 2位 -
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凄惨な殺人事件が起きたお屋敷を、YouTubeにアップするつもりで霊能者・賀茂禮子と検めていく主人公。
屋敷にひしめく呪物を見て回る場面だけで作品の1/5ほども続き、そこにある何もかもがこれ以上ないほど禍々しいのに、事件は現在進行形で、さらなる呪いの発現が…。
もしかしたらホラーじゃないかもって読み始めたけど、やっぱりホラーだった。
でも気になりすぎて、初めは絶対夜は読むの禁止にしてたのに、最後の方は深夜まで読んでしまってた…!
そして案の定、深夜に目を覚まし怖くて眠れなくなる日が続いた… -
ある一族の話。
歴史ある一族にはよくある先祖の行いによる呪い系統のホラー小説。
貴志祐介さんのホラー小説は他にも読んでいるが、今回のはちょっと期待外れだったかなぁ。
もっとホラー要素を徹底してもよさそうだったが、半分は霊能力者の霊視による過去の話があっちいったり、こっちいったり。最終的に霊能力が本物なら真相が語られていたのだろうけど、霊能力者がなんでもお見通しすぎな割には後手後手だった…
最後もスッキリしない…そこじゃないって気がした。
一人でトイレに行くのが嫌になるようなホラー小説を読みたい! -
スピード感と緊迫感があってすごーく面白かった。読み始めたらあっという間。息をもつかせぬ展開で、映画化したらウケるんじゃないかな?ラストはあっさりだったけど、呪いとの攻防に目が離せなかった。さすが貴志先生、次作も楽しみにしております。
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旧家福森家の一家惨殺事件。中村亮太は霊能者と呪いの真相を突止め遺児達を守る為奮闘。戦国時代まで遡る因縁,怨霊が憑依した人物の正体に迫る。5遺体と過ごす寝ずの番は恐ろしい。
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最後までワクワクしっぱなし秋の夜長の読書にうってつけ。呪物の来歴の情報に相当紙幅が割かれていて、これが作者のまったくの創作なのか、それとも何かしら実際の故事のモデルがあるものなのか、自分は知識がないのでよくわからないが、まったくの創作だとしてもよくできていて、その出自の悲話に惹きこまれてしまう。単に衒学的なだけだと「どうせ嘘っぱちじゃん」と鼻白みそうだが、そうはならない匙加減がさすが貴志祐介だと思う。しかしこれらの呪物や挿話がオカルト界隈では名の通ったアイテムだったり有名な逸話だったりして、かつそれらの知識があれば面白さは何百倍ものたまらないものになっただろう。なぜなら終盤の霊戦バトルの場面において、それぞれの呪物の属性やパワーの強さを把握しながら、どこにどう配置させればいいかとか、実は自分に仇なす地雷アイテムはどれなのかとか、推測しながら読み進めゲームのように楽しめそうだからだ。これには周知の事実という「本作品以外の事実」という傍証が重要でそれがあればこそ呪物の真の効能について「腑に落ちる」という体験ができる。この作品の中だけで披露されている来歴だけでは「思っていたことと違っていた」と言われても「あ!なるほど」とはならず「へーそうなの?」としかならないからだ。そんなの後出しじやん、という感想が多いのもそこに理由があると思う。
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怖面白い。久々に読見ましたが、やはり貴志祐介さんは面白い。頭の柔らかさと、知識、記憶力が読みながら常に試されている感じです。ホラーは久々でしたがいいものですね!ありがとうございました!
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<天>
僕と同い年作家の貴志祐介は「型」にはあまり嵌らなく いろんな雰囲気/ジャンルの作品を書く作家だと思う。で 本作は島田荘司の”とんでも小説”の様な,横溝正史の『犬神家の一族』の様な まあそんな不思議な雰囲気が漂う作品。例えば島田荘司のパターンはただ一つ。或る事を説明する為に話が横道に逸れまくって永遠と本題には遠い所を彷徨う。そしてその彷徨い先での物語がこれまた有り得ない様な事を平気で書きまくるのである。無論最後には本題に戻って「流石 島田荘司!」となるのではあるが。
稲村という屋敷女中にかなり前に起きた事も詳しく語らせる必要がある物語構成で それ故にこの稲村を“物凄く記憶力の良い人“という設定で物語中で何回も断っている(怪しいw)。「稲村さんは,うっすらと目を閉じて考えると,得意の記憶力を発揮する。」普通では有り得ない様に細部までに及ぶ記憶力で ここまで語らせるのなら登場人物ではなく第三者「神の声」の方がシックリくるのになあと僕は思った。まあ貴志も分かってはいたのだろうが。僕にこの本を読まれた事を不運だと思ってくれたまえ。笑う。
204ページに気になる事が書いてある。抜粋する。「…心に染み入るような澄んだ音が二回。音高(ピッチ)はD7。お鈴であることはすぐにわかった。」この「ピッチD7」というのが僕には分からない。「ピッチD」なら分かる。「レ」の音だ。しかし「D7」というピッチは聞いた事が無い。コード(和音)になら「D7」はあるんだが…。これまたもや最近はやりの校閲/校正もれか?
何でもかんでもとりあえずは「呪われている事/モノ」 にしておく。フォローは覚えていたら後でやるかも知れない。やれなかたらどうせ読者も忘れてるだろうから気にしない。大笑う 笑う馬。と,どうやらこれが今回の貴志祐介の作品創作ポリシーの様だ。再度笑う馬。
この本を読んでいて,全部知っていてオールマイティの賀茂禮子の存在があれば なにもこんなに長い物語を書かなくてもあっというまに真相は分るのになぁ,と天邪鬼な事を考えるのは果たして僕だけなのだろうか。笑う馬。まあそれにしても著者も小説にする題材に苦労しているのだろうなぁと思った。どこをどうこねくり回すと今回の様な題材に行き渡るのだろうなぁ。作家業大変だ!
「呪い」にはどうして「兄」と云う字が含まれているのだ。兄と呪いといったいどっちが先に字を成したのだろうか。でも実は「祝い」にも兄は含まれていて もう何が何だか分からないのであった。ついでに日本語の「きょうだい」という漢字のお話。この言葉の適当な漢字はどれだ?兄弟,姉妹…。そして英語においても同じ疑問はありそうだけどBrotherの一言しかないのだろうか。あっSisterがあるな。Brotherが兄弟でSisterは姉妹か。すると兄妹や姉弟はどうなんだ!? うーむ。
このお話には「うーん」と唸るような伏線がひとつもない。ああそうだったのかあれは!! とびっくりする様な事が一個も無いのだ。(従ってこの本面白く無い。すまぬ。これ致命的) どんな事象であれその場の思い付きで 云うだけ/書くだけ。後のフォローは無し。例えば警察に受け出しに言った時「穿山丸」の刀身が刀剣類登録証の内容よりも17㎜長かった件は一体どういう伏線だったんだ?その後のフォローは一切無いじゃないか。
526ページ。お通夜の間中線香を途切らせないようにする件りで。「…(新しい線香に火をつけた後)以前の線香は,手で煽いで消した。… 」とある。ローソクじゃあるまいし線香の火が煽いで消えるわけもなく。おーい僕と同級生前期高齢者の貴志君ー どうしたぁ。校閲や校正の皆様もどうしましたかぁ。あまりにダラダラ長い物語なので推敲がめんどくさくなりましたかね。笑う馬。
本書は現時点での貴志の最新刊の様だが,どうやら雑誌への初出連載は5~6年前の様だな。要するにその時は出来が悪くてとても単行本での上梓なんておぼつかない雰囲気だったんだろう。けど,あまりに貴志の筆が遅いので仕方なく大幅改稿を伴って出版にこぎ着けたものの,やはり素で出来が悪い作品はどうしようもなく…という本なのだ。貴志くんよ まだ前期高齢者なりたてだろぉ。頑張ろうぜ。お互い。笑う馬。 -
うーん、評価が難しい。
面白かったんだけど、なんかちょっとだけ残念。
家系図とか間取り図欲しかったなぁ。
登場人物が多くて、こんがらがった。
床下で逆さまに覗かれるのも怖かったけど、一番怖かったのはリリコだった。
彼女がもっと絡んでくると思ったのに、あっさり亡くなってしまって拍子抜け。
でもなんだかんだどっぷり世界観に浸れたので、面白かったかな。
二部作らしいので、続きもきっと買っちゃう。
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呪物のオンパレード。
こんな屋敷には絶対入りたくない。
霊能者やら呪物やら気になるものだらけでわくわくしながら読み進めたけど、説明が多くて少し疲れた。 -
この夏はホラーに挑戦しがちだが、これは相当だった。
貴志祐介の作品自体がかなり久しぶりで、まず手にとってこんなに分厚いとは知らず。さらにこちらもあらすじ未知の状態で読み始めたものだから、最初の章ですでにじわじわ不穏状況からの殺◯現場と呪物のオンパレードで精神壊れるわ…!と思った。これがあと4章分も続くの!?とギブしそうになりつつ、怖いもの見たさの気持ちもありページを捲る手が止まらず。結果ボリュームの割にサクサク読めてしまった。
とにかく旧家とその歴史、そこに集められた呪物の多さ、その一つ一つのエピソードが半端ない。だんだんどの呪物が何だっけ?とこんがらがりそうになるも、主人公がちゃんと覚えていて繰り返し登場するので何とかなった。この呪物が敵か味方かで後半はパズルのように組み合わせしていく頭脳戦に用いられるところが面白い。後世まで呪い、祟る強い呪物は一見分からないように擬態されているというのが、人の怨念の恐ろしさを深々と感じる。
加茂禮子と月晨のどちらを信頼していいか、どの呪物を用いるか、次に怨霊が乗り移るのは誰か… 最後のシーンは相当なプレッシャーと絶体絶命に近い状況で、主人公亮太はよく戦ったと思う。こんなリアルホラーゲームは絶対嫌…!
エピソードが冗長だったり、消化不良だったりな部分はあったけど、概ね怖がりつつも楽しみながら読めた。いや、でもやっぱり最後まで怖かった…
著者プロフィール
貴志祐介の作品
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感想 :

これめちゃくちゃ良かったですよね!
今年もお世話になりました、来年もakiさんの素敵なレビュー楽しみにして...
これめちゃくちゃ良かったですよね!
今年もお世話になりました、来年もakiさんの素敵なレビュー楽しみにしてます♪
良い作品でした~、密度がめっちゃ濃かったですね。
こちらこそありがとうございました、来年もどう...
良い作品でした~、密度がめっちゃ濃かったですね。
こちらこそありがとうございました、来年もどうぞよろしくです♪