脳科学捜査官 真田夏希 ブリリアント・アイボリー (角川文庫)
- KADOKAWA (2024年8月23日発売)


- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041151549
作品紹介・あらすじ
茅ヶ崎の海水浴場で若い女性の撲殺死体が発見された。遺体の額には「M」の文字が刻まれ、強い憎悪が感じられた。神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、犯行声明を出した「波夜人」との対話を試みるが、彼の要求に衝撃を受けてしまう。彼は、被害者の犯した「罪」を公表しろ、さもなくば、次の殺人を犯すというのだ。夏希は、犯人との対話の重さに責任を感じるが、事態は悪化してしまう――。書き下ろし長篇警察小説。
感想・レビュー・書評
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やばい。
1冊とばしていました。返却期間がきちゃうから先に読むけど。
神奈川県警総出の事件。アシリアいなかったな。
芳賀管理官、きっと優秀な人なんだけど、夏希の対比で使われちゃうのは可哀想になってきました。
連続殺人事件のベースにある被害者と加害者の関係性。フィクションだけれども最後に夏希が犯人に説いた台詞はなるほど、と思いました。本当に悩んでいる人を警察から遠ざけては本末転倒ですね。
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久しぶりに夏希が結構がっつり犯人と会話するお話になっています。織田が刑事部長になり、加藤をはじめとする脇を固める刑事たち、そして根岸分室の上杉の存在など、シリーズを再構成するようなお話になっていたように感じました。
シリーズももう22冊。今後どう展開していくのか。他の神奈川県警シリーズとのコラボがあってもいいと思ったりもしますけど。 -
シリーズ第22弾
最近は自分が直接不利益を受けたわけでも当事者と関係があるわけでもないのに強い怒りや憎しみが湧いて「自分が何とかする」「自分が正しい」と間違った正義感を振りかざし暴走する人がいる。そんな間違った正義感から起こる事件。脳科学では正義を盾に戦うとドーパミンが出るそうでSNSでの「叩き」も同じですよね。
しかしピリナが活躍する世界線があるなんて!これにはびっくりでした。 -
夏希もシリーズを重ねるごとに、彼女の言葉を理解し信じてくれる仲間が増えたなと思う。
PC上のデータを分析するだけでは解決できない、人間の多面性を少しずつ解いていくところが今回もしっかり描かれていて楽しませてくれた。
また神奈川という地域を知り尽くした作者ならではの場面設定も毎回みどころ。地方住みの読者なので、時々地図が欲しくなる。 -
茅ヶ崎の海水浴場で若い女性の撲殺死体が発見された。遺体の額には「M」の文字が刻まれ、強い憎悪が感じられた。神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、犯行声明を出した「波夜人」との対話を試みるが、彼の要求に衝撃を受けてしまう。彼は、被害者の犯した「罪」を公表しろ、さもなくば、次の殺人を犯すというのだ。夏希は、犯人との対話の重さに責任を感じるが、事態は悪化してしまう――。
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著者プロフィール
鳴神響一の作品





