潜伏 二係捜査 4 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2024年9月24日発売)
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感想 : 5
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  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041151587

作品紹介・あらすじ

中央新聞の記者・滝谷亮平は、取材協力者だった橋本という老人を久しぶりに訪ねることにした。だが、橋本は、認知症で行方不明になったという。さらに橋本宅は売りに出されて空き家だというのだ。違和感を拭い去れない滝谷は、行方不明事件を専任とする「二係捜査」の信楽京介を頼ることを思いつく。はじめは滝谷の言葉を取り合わない様子の信楽だったが、橋本の名前に驚きの反応を示すのだった。橋本は、信楽が忘れることのできない「特別な」警察官だった──。書き下ろし長篇警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • 信楽の若かりし頃とか、黒シャツの謎とかが分かる一冊。

    とはいえ事件は、現代。
    被害者橋本の生き方、加害者との繋がりが悲しい。橋本はどんな気持ちで最後を迎えたのか。加害者たちは橋本をどう思っていたのか。

  • 信楽の過去や秘密?みたいなのを知ることが出来て良かったが、結局は不倫・駆け落ちで事件が~みたいな話で浅かった。
    公安絡みの真相はまぁ良かった。
    あと「不屈の記者」を読んでいないので滝谷らに馴染めなかった。

  • やることなすこと裏目に出る二係捜査。読んでいてもどかしかった。信楽の黒シャツの理由が知れたので、終わり方はよし。

  • 失踪した老人は、信楽が忘れることができない特別な警察官だった…。"遺体なき殺人事件"を追う刑事たちの信念と矜持が胸を打つシリーズ第4作。
    警視庁二係の刑事と新聞記者がそれぞれの特別な男の行方を追うという展開だが、真相解明の過程にヤマ場がないのが残念。犯人グループの動機も弱く、悪意もあまり感じなかった。

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著者プロフィール

1965年、神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。産経新聞社入社後、スポーツ紙記者として活躍。2009年『ノーバディノウズ』が松本清張賞候補となりデビュー。2017年『ミッドナイト・ジャーナル』で吉川英治文学新人賞を受賞。2018年『傍流の記者』で直木三十五賞候補。著書に『四十過ぎたら出世が仕事』(祥伝社刊)『友を待つ』(祥伝社文庫)など多数。

「2023年 『あかり野牧場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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