高校事変 (21) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2024年8月23日発売)
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本 ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041153826

作品紹介・あらすじ

義父母の神社のもとに戻った瑠那は、他の生徒からの反応に変化を感じながらも、日暮里高校へ通っていた。優莉匡太に憧れる少年少女が、優莉匡太半グレ同盟の総本山を訪れた後に消息を絶っていることを、青少年保護を目指すNPO法人から伝えられる。協力を求められた瑠那は、NPO法人の面々と総本山のある連峰を目指すが、想像を絶する困難が瑠那たちを待ち受けていた――。山間部が過酷な戦場と化す、驚愕必至の21巻!

感想・レビュー・書評

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  • 周りが薄々優莉匡太の子供だと気付きだした、瑠那と伊桜里。
    生きづらさが具体的に表れてくる。
    そこを巧妙に狙ってくる匡太。伊桜里が危ない。
    大丈夫か伊桜里

  • シリーズ21
    優莉匡太の半グレと、瑠那と結衣の率いる半グレとの壮絶な戦いだった。
    そして伊桜里がやばい!優莉匡太に洗脳されてしまうのか!

  • 松岡圭祐『高校事変 21』角川文庫。

    早くも21巻。そして今回も決着までは辿り着かず、不穏な空気を残したまま結末を迎える。今回は瑠那と伊桜里しか登場せず、瑠那だけで優莉匡太の半グレ同盟との過酷な闘いを乗り切るのかと思えば、終盤にしっかりと結衣と凛香も登場する。

    来月には22巻が刊行されるようだが、優莉姉妹と優莉匡太の闘いに決着が着くのだろうか。


    優莉匡太を死刑から救い出した教誨師の義父母の神社に戻った瑠那は、周囲の生徒や教師からあからさまに避けられながらも日暮里高校に通っていた。同じ高校の1学年下には妹の伊桜里も居たが、同級生に優莉匡太の娘であることを知られ、陰湿な虐めに合っていた。

    ある日、瑠那の元をNPO法人の男女たちが訪ね、優莉匡太に憧れる少年少女が半グレ同盟の総本山で酷い待遇を受けているので救い出したいと協力を依頼される。

    渋々、依頼を受けた瑠那はNPO法人のメンバーたちと半グレ同盟たちが待ち受ける総本山の臥龍岡連峰を目指す。しかし、そこに最凶最悪の饗庭甞一が立ち塞がる。

    さらには伊桜里の元に優莉匡太が現れ、それを聞き付けた瑠那は伊桜里の元に向かうのだが……

    本体価格840円
    ★★★★

  • 伊桜里がもどかしい。

    瑠那と伊桜里メインだったけど
    やっぱり4姉妹揃った方がいい❢

    シリーズ19あたりから結衣の言葉がおもしろい
    今回も瑠那に対して『このところ弱くない?』
    確かにそう思ってた。

    もうそろそろ終わりが近づいている予感。
    さぁ、22へ❢

    あっ❢やっぱり秋田出てきた(⁠^⁠^⁠)

  • 『高校事変21』

    優莉匡太に憧れ、集まる未成年たち。その隠れ家となっているのは、臥龍岡連峰にある半グレ同盟の総本山。

    未成年者たちの解放を訴えるNPO法人に臥龍岡連峰の総本山への道案内を頼まれる瑠那…
    臥龍岡連峰で待ち受ける半グレ同盟予備軍…

    一方、伊桜里は学校、施設で孤立していた。そんな伊桜里の前に現れたのは…

    今回は瑠那がメイン。
    結衣も凛香もなかなか出てこない…
    確かに結衣の言うとおり、最近の瑠那は、弱くなっていた。『回を重ねるごとに弱体化…』
    が、再び最強無敵の瑠那に。
    あれだけ苦戦した饗庭をあっという間に。
    これなら恩賀日登美にも大丈夫かもと思わせる。

    優莉匡太半グレ同盟対優莉姉妹半グレ集団。
    『終わりが近い』と…

    しかし優莉匡太の人たらしぶりはすごい。
    伊桜里はあっという間に…
    純真無垢な伊桜里など匡太にかかれば…
    伊桜里はダークサイドに落ちてしまうんだろうか…

    次巻より最終3部作。
    やっと終わるのか、究極の親子喧嘩は。
    もう終わって欲しい…

  • 2024年8月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ21作目。ついに父親登場!。のわりにはあまり大したことなくて。。。次が凄いのか?。

  • NPOの能天気さ…

    半グレとの全面戦争が始まって、
    いよいよラストスパート

    今後、伊桜里がどうなるか怖い…

  • それにしても今までのシリーズでなんか一番残酷なストーリーだったなって感じた。
    優莉匤太に憧れて半グレに加入した未成年が大人に対して残酷で残虐なことをする描写は、ほんと怖かった。

    あと、優莉匤太の登場の仕方に意表をつかれた。
    歩いて来るんやー
    料理作るんやー
    一番面識がなくて無垢な伊桜里を洗脳して、最終章でどう展開させるのか...

    ここまで来てもやっぱり先が見えない。
    あと3巻、楽しみ~♪

  • 結衣や凜香と袂を分けた瑠那は1人で伊桜里を守らなくてはならず、孤立無援状態。半グレの総本山へNPO法人のメンバーに青少年保護協力を依頼されるが…

    普通の生活を送らなくては伊桜里を守れなくて、やむなく通常の生活をしている瑠那が生きづらそうでした。そして、純粋無垢だからこその危うさがある伊桜里が、元凶の父に染まるのが恐怖になってきました。ラストの伊桜里のスマホの待ち受け画面が今後どう展開するかがキーポイントですね。もしかして父側に行ってしまう危うさが怖いです。

  • 面白かった。いつもの高校事変よ。今回は結衣と凛香は出ないで瑠那巻かと思ったらこうやって登場するのか〜。痺れちゃったよ。高校事変はヒーローものなんだなってのが今回わかったわ。伊桜里がどうなるかも気になるし続きも楽しみ。

  • なんか違うな…と思ったら、今回全く矢幡総理の政府側が登場してない!蓮實先生もいない。
    その代わり、優莉匡太ががっつりいたけれど。
    まさか伊桜里が取り込まれるとは驚きました。そういえば伊桜里には父性を感じさせてくれる人いなかったなと…免疫無いからそこ突かれると弱いかも。優莉匡太恐いです。
    他のお姉ちゃんたちがそれに気付いたら、次巻荒れそう…!!

    NPOにはイライラしましたが、まぁ一般人は性善説かも…と思った矢先に「金目当て」なのがわかってドン引きです。
    このエピソードで、高校事変シリーズで世界を変えるのは10代なんだなぁと改めて感じました。
    20〜30代ももう柔軟性がない。10代の順応力には敵わないのだな、と。
    その代わりか、少年法の適用外年齢もなんのそのな瑠那の仕打ちはフィクションですから良かった。高校事変の世界に更生させる余裕はないです。

  • もはや無法状態と化した日本。優莉匡太半グレ同盟対結衣と凛香が率いる武装半グレ集団。瑠那と伊桜里はどうなるのか?
    特に伊桜里が心配。

  • 面白かったです

    久しぶりに瑠那がメインの話。でも美味しいところは結衣が出てきたけど。

    ちょいとネタバレ
    自分も福祉の仕事をしているが、あまりに性善説すぎる。案の定な展開だった。
    まぁ、ずっとこの話を読んでるからの展開なんだけど。
    それでもあんだけ人が生き残ったのはすごいと思う。

    しかし、今後伊桜里はどうなる?
    続きが楽しみ

  • 過去作と何かが違うと感じた
    もちろん戦闘等は変わりない
    間もなく終りをむかえるとのこと
    どのような終末になるか楽しみだ

  • 久しぶりに瑠那が主人公の今回も怒涛のバイオレンス笑。半グレ集団の総本山とされる連峰に乗り込んでドンパチ。それはもうリズミカルに半グレ集団がバタバタと屠られる。結衣の「このところ弱くない?」の心配も杞憂だったね。瑠那のピンチにはしっかり結衣、凛香が駆けつけた。凛香のアオハルもちょっとあった

  • 毎度のことながら、序盤の展開が別の巻だったのではともうぐらい
    内容盛り沢山すぎて・・・
    あまりにも怒涛の展開すぎて、久しぶりに24のジャック・バウアーを思い出したぐらい

    とりあえず高校事変なので、主人公は高校生、
    ってことで、最近やたらと忙しい瑠那さん

    ちょっとしょんぼり日常生活をしていたかと思えば
    めんどくさい大人たちにつきあわされて山岳ガイド
    予定通りに逆恨みの変人ソルジャーにストーカーされ
    なんとか戻ってきたとおもったら・・・
    何だよその態度、ってぐらい人の気も知らず状態の末っ子

    そうそう、ここのくだりは多少予想できたけど
    あまりの緩急具合に、思わずおおぉぉ〜っと声がでてしまった・・・

    んでもって、まぁええわぁって思ってたら
    ひょんなところからもう一回山岳ガイドをやらされて・・・
    方や、マッドマック、グラディエーター並の壮大なバイオレンス

    今回は一人で乗り切るのか?っておもったら・・・
    やっぱりいるんじゃんって感じで姉ちゃんズ率いる反同盟たちが助けに来て
    前回同様、怒涛のクライマックス

    最後はちょっとしんみり姉妹愛シーンで心落ち着かせつつ
    最後の最後、こりゃかなり大ピンチだがねって伏線で終わる感じ

    ハリウッドの超大作映画(ミッション・インポッシブルぐらい)を堪能した気分です。

    お疲れ様でした。

  • は、や、い…あの、早い。刊行スペースが早い。怖い。こないだ新刊買ったらまたすぐ買うことになる…嬉しいのに怖い…。内容はいつもどーり!でもルナちゃんが主軸になり姉妹がますます姉妹。お父さんの恐ろしい魅力も分かってきたし次巻も楽しみまたすぐ出るけどね!!?

  • 今回は瑠那が主人公。少年少女が匡太に捕まっているということで彼らを助けたいというNPOから山奥まで連れて行って欲しいという依頼を受けたたが、断ったものの彼らを見捨てることができず、ついて行く。そこで、山奥で分かれたあと伊桜里が匡太に捕まったようなメッセージが。そして、伊桜里の元に行くが、特に捕まっている気配はない。そこに今度は先のNPOから借金とりのヤクザが彼らをつかめえに行くのでまた着いてこいと依頼が。彼らとまたNPOが踏み込んだ山へ行くと半グレテロ軍団が待ち構え乱闘へ。絶体絶命と思われたところに、結衣が登場、大乱闘。とうとう大部分を絶滅して、次の回。来月は22巻。ここからは3部作で最終結末へ。

  •   

  • つい惰性で読んでいる。今回は瑠那が主人公か。そして伊桜里が、ダークサイドに落ちそうな予感。
    「次巻より最終3部作」って一番後ろのページに書かれてたけど、ということは24巻目がラストになるってこと?ほんまかいな。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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