やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中 プラティ大陸正史

  • KADOKAWA (2024年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784041154427

作品紹介・あらすじ

「愛してくれる竜妃なんかいない」プラティ大陸を分かつラーヴェ帝国とクレイトス王国。
二国間で火種が燻る中、即位した竜帝ハディス。
彼の支えは誰にも見えない竜神だけ。歴史の因果、出生の秘密、度重なる裏切りとすれ違いの果てに彼が選んだ道は粛清だった――。
ジルの家族や仲間、ハディスのきょうだいたちが死にゆく中で思い願ったこととは……?
ジルが竜妃にならなかった本当の歴史。地図や大陸史も収録した待望の一冊!
「ひとり残らず殺せ」さあ、世界終焉へ……。

みんなの感想まとめ

テーマは、愛と裏切り、そして歴史の重みです。登場人物たちの複雑な関係性が描かれ、特にジルの存在が物語の核心を成しています。彼女が竜妃にならなかったことで、竜帝ハディスが辿る苦難の歴史が浮き彫りになり、...

感想・レビュー・書評

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  • 作者の狂気を読者の愛が後押しして実現した1冊。
    世界地図と年表だけでも買う価値あり。
    電子書籍派の人も、これは是非紙で手元に置いてほしい。

  • 竜妃がいなかったハディス、怖すぎる……
    皆悲しい死に方なんだが??
    もう一度本編読見返してみたら色々違った見方ができそう。
    ロレンスのお姉さん、間に合わなかったというかルーファスを好きになってしまったんだね。そうだったんだ……
    それにしてもジェラルド様可哀想……好きな子に好きと言えず、結ばれることなく殺さないといけなくなり、護剣のために大事な妹を……泣
    巻き戻った世界では婚約する前にジルにフラれ敵国に捕まった挙句妹に殺されるなんて……悲しい……
    しかし何故時を巻き戻したフェイリスはジェラルドを殺したんだろう?ルーファスは父娘では違うって言ってたよね?兄妹じゃないと女神の器と守護者にはなれないんでしょ?てかジェラルドいなくなったら次の女神の器は産まれないのでは?護剣を手に入れられないだけで血が繋がっていればフェイリスの子どもは女神の器になれるってこと??
    そして時を巻き戻したのにラーヴェ様は白い蛇みたいな姿で、なぜだ……!?って前巻でクレイトスが愕然としてたけど、この正史でもラーヴェ様は白い蛇じゃん。どゆこと???
    ラーヴェ様が消えるのは確定ってことなんですか!!??やめてください!!!!
    そしてフェイリス達が時間を巻き戻した結果、なんでジルの記憶は残ってたんだろう?謎が深まる。

  • ジェラルドの誕生パーティに出席したハディスの帰国
    からフェイリスが時を戻す(ジルを殺す)までの出来事。
    それぞれの視点で描かれているので、これまであまり
    描かれていなかった登場キャラのことを、ある程度よく
    知ることができる。そこが興味深かった。
    ハディスだけが暴れるのかと思ったら、とんでもない。
    クレイトス王国内も悲惨で、騙し、騙され、殺し、殺され
    …とにかく人が死ぬ。
    ハディスとジルが出会って本当に良かった。
    あのバカップルが懐かしい。

  • 『やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中』の番外編。

    てっきりファンブックなニヤニヤするエピソードかと思いきや、タイトルに「正史」あるとおりフェイリスが時を戻すまでに起こった話だった。

    とにかく人がたくさん登場しすぎて、巻末の人物紹介を見ても混乱する。

    ラーヴェとクレイトスの長年の確執があるとはいえ、だんだん何でハディスやリステアード達がすれ違ってまで戦い続けなくてはいけないのかよく分からなくなってきた。

    本編を思い返すと、ジルがハディスの竜妃になったことはかなり重要な歴史の分岐点だったのだと改めて思う。

    ✍追記
    時を戻すということは戻る前の歴史がちゃんとあるわけで、つまり一度正しい物語を考えたうえでそれをまったく別の物語に改変するということなんだよね。

    作者さんの綿密な設定がすごすぎる。

    タイムリープものを創作するときはこれくらい突き詰められるようにならねば。

  • う…わぁ…。地獄による地獄のための地獄詰め合わせだぁ…。
    いや!Webで読んでたから地獄っぷりは知ってたけど!こう…一気に読むとより地獄感が増すというか…!
    竜妃がいないハディスが辿る本当の歴史…“竜妃がいない”…それだけでここまでひどい歴史になるんかぁぁ…。
    書籍本体も、いつもの角川文庫と違ってソフトカバーサイズだし、タイトル金文字だし、重厚感があります。
    地図や大陸史も収録されてるんですが、細かくて頭くらくらした。作者さんすごいな…
    人物も多くてこんがらがるので、そのうち人物相関図も収録してほしい。誰と誰が兄弟で、誰の叔父で…とか多すぎるんよ。

    これを読むと、ジルがどれだけハディスにとって救いだったかわかるよねぇ。バディスが必死に繕って繕って最後に不満をぶち撒けたけど、ラーヴェは神さまだから、その裏の本当の気持ちまでは読めなかったのかな。それか読んだ上で消えること、巻き戻すことを選んだのかな。
    クレイトスも最後の方に本来のおバカっぷりが出てて可愛いな、と思いつつ、やってることはわりとえげつない。覚悟を決めたフェイリスのほうが強そう。ジルの記憶が残ってるのは予想外だっただろうけど、これがいい方向に転ぶといいなぁと願わざるをえない。
    戻った時間軸的などうしようもないけど、わたしはアルノルトも好きだったので生き残ってほしかった…。なんでいいやつから死んでいくんだよぉ…泣。
    あとジェラルドも可哀想なんだよね…ジルへの想いに自覚ないから余計。愛の国の王子様面倒く可哀想。

    本編の方も続きが楽しみ。完結したら、ゆっくり読み返そう。

  • 何を言ってもネタバレになるが、結論から言うと、この本を最後まで読み切ると、もう一度本編を最初から読み直したくなる。
    それぐらい、ジルという少女の存在は特異点となる存在だったんだなぁというのをこれでもかと感じた。

  •  「小説家になろう」で現状書き出されてる部分は全て読んだ。だから、こちらがいつか、書籍として世に出されるのだろうことは、なんとなく理解していた。アニメ化もしたし。満を辞して、はっきりと、世に出たのだ。
     こちらは、「正史」と銘打たれた、ジルが「やり直す」前の話。
     つまり、愛を求めてやまないままどうにもならなくなったハディスが傷ついて傷ついて仕方ない、報われないはなし。
     初めての恋を踏み締めてそれが蹴散らされてもがきにもがいて槍に貫かれたジルの、傷ついて傷ついて仕方ない、報われないはなし。
     そう、誰もが報われない、苦しい苦しい、はなし。
     だから、正直、読みたくはなかった。
     原作だって、しんどくてしんどくて、つらくて、だれも報われなくて、血と涙しか流れなくて、でもそれはジルが「戻る」前の現実だから、目を背けるわけにはいかなくて。

     これは、愛のはなしである。
     ジェラルドの、ロレンスの、ジークの、カミラの、ジルの、ハディスの、フェイリスの、……竜と女神の。
     フェイリスは、時間を巻き戻し、そして、これから起きることを知っている。
     なぜジルは、これからのことを覚えたまま、戻れたのだろうか。
     フェイリスは、自分が「被害者」でなく「加害者」であると理解して、飲み込んで、そして、過去を巻き戻すことを決めた。
     これからどうなるのか、願わくは、みなの愛が叶いますように。

    ・電子書籍版は書き下ろし特典あり。幼いハディスが畑作りに勤しむ姿が記される。
    ・歴史の流れ(年表)があるので、おおよその流れがわかるようになっている。うれしい。

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著者プロフィール

第11回角川ビーンズ小説賞奨励賞・読者賞受賞。「精霊歌士と夢見る野菜」(全3巻)でデビュー。

「2023年 『やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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