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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041154632
作品紹介・あらすじ
絵師を志し故郷をあとにした吉兵衛は、吉原に入り浸る日々を過ごしていた。縫箔師の子に生まれながらも御用絵師・狩野一門に入門を請うが、門前払いされたことで腐っていたのだ。放蕩の日々のなか、気まぐれに遊女の小袖に刺繍を施した吉兵衛は、己の技巧で人々を笑顔にする喜びを知る。ふたたび創作の焔を胸に灯したことで、絵師として名を上げる決意を新たにした。浮世絵の祖・菱川師宣の熱き生涯を描いた歴史小説!
感想・レビュー・書評
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「浮世絵の祖」と称される菱川 師宣(ひしかわ もろのぶ)の生涯が描かれた歴史小説
縫箔屋(ぬいはくや)[金箔銀箔を縫い付けたり金糸銀糸を用いて刺繍をする商売]の息子・菱川吉兵衛(きちべえ)から絵師・菱川師宣に なるまでと 代表作「見返り美人図」が出来上がるまでの物語
親の仕送りで吉原に入りびたり(何やってんねん…)
自分の絵を追求する情熱と挫折(ええ腕してんのに…)
名を成し権威を持つと(何やねん!このジイさん…)
でも晩年は自分の失敗や過ちに気づけて良かった
何といっても女性に恵まれてる
登場する女性みんな魅力的で たくましくカッコいい
ワタシは菱川師宣の物語は初めて読んだ
「見返り美人図」は切手で見たことあるなぁぐらいの記憶
この作品を読んで歴史に ふれてみたいと思った
「見返り美人図」は東京国立博物館に展示されているので関西からだと気軽に行けないけど まずは近くの博物館 美術館に行ってみる時間と心の余裕を持ちたい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
202411/どこまでが史実エピなのかはわからないけど、ドラマティックな展開・丁寧な描写・魅力的な登場人物達(特に女性陣)、とても面白かった!そしていつもひっかかりなく読みやすくわかりやすい文章なのも梶先生のすごいところ。
著者プロフィール
梶よう子の作品
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