乙霧村の七人〈新装改訂版〉 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2025年1月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041154977

作品紹介・あらすじ

かつて乙霧村で、戸川稔という男によって一家五人惨殺事件が引き起こされた。二十二年後、事件を題材にノンフィクション作品を書いた泉蓮が顧問を務める、大学の文学サークルのメンバー六人が乙霧村を訪ねる。事件当日を思わせる豪雨の中、彼らは斧を持った大男に襲われる。閉ざされた集落で何が起きているのか、全てを見ていたのはオトギリソウの花だけだった――。全面的に加筆修正を加えた戦慄のホラー・サスペンス完全版!

感想・レビュー・書評

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  • 22年前に惨殺事件が起きた村に、大学生がサークル活動という名目で訪れた。そこで過去と同じ惨劇が繰り返される…、みたいな事が背表紙に書かれていて、横溝正史の世界の匂いがプンプンすると思い読んでみました。

    ろくでもない学生たちにうんざりしつつも、確実に迫ってくる者がいるという恐怖。横溝正史のあのおどろおどろしい感じがずっと続いていきます。でも残り1/3でアレ?アレ?アレ?となりました。そういう事件の解決もありなんだ、とそこが私の中でどんでん返し。結末も真相が分かりスッキリはするのだけど、これから何か不吉な事が起こります、という感じで話が終わったので怖い。私は絶対にアイツがやらかすと思う。

  • 途中までは、一気読み。あとは、、解説がほしい。
    ラストの怖さも、難しくて時間がかかりました。

  • 初めはホラー小説かと思いきや、インタビュー形式の終盤でのどんでんが驚いた。
    短いお話しでしたが、上手くまとまっていました。


    悲鳴は飲み込め。あいつに見つかる。

    かつて乙霧村で、戸川稔という男によって一家五人惨殺事件が引き起こされた。二十二年後、事件を題材にノンフィクション作品を書いた泉蓮が顧問を務める、大学の文学サークルのメンバー六人が乙霧村を訪ねる。事件当日を思わせる豪雨の中、彼らは斧を持った大男に襲われる。閉ざされた集落で何が起きているのか、全てを見ていたのはオトギリソウの花だけだった――。全面的に加筆修正を加えた戦慄のホラー・サスペンス完全版!

  • #読了 #伊岡瞬

    いやぁ、面白かった。タイトル、第一話の始まりから完全に騙された。最後の角川文庫ベストセラーに横溝正史並べてるのもずるい。勝手な深読みだけど。
    二十二年前に凄惨な事件が起こった乙霧村に、訪れた学生を待ち受ける悲劇。そりゃそっちを想像しますって。
    二部で明かされる事実に、いろいろ意見が分かれるでしょうし、確かに突っ込みたくなるけど、最後に少し残してくれてるのもいい終わり方に思いました。
    ミステリー好きだけどホラー好きじゃない方に長夜のお時間ある方に一気読みをお勧め。

  • 第一部はパニックホラー
    人あらずものにも思われる大男に襲われる
    第二部は後日譚
    インタビュー形式で真相に徐々に近づいていく

    怖かった
    真相を色々と考えながら読んでいた
    若干腑に落ちないところもあるけど面白かった

  • 6人もの命が失われた乙霧村の惨劇を辿る大学生のサークルメンバー、逃げ場のない廃村で雨夜の暗闇の中、彼らは…

    手に汗握る中盤、真相が明かされる終盤、う〜ん、週末の一気読みでした!

  •  凄惨な事件が起きた村で、再び恐怖の幕が上がる。スリル満点のホラー展開にハラハラし手に汗握っていると、そこかしこの違和感に引っ掛かる。が、正体は分からず。
     モヤモヤを抱えつつ読み進めていき…マジかよ、と…。予想外過ぎて言葉も無い。
     どんでん返しを食らった後にもうこれ以上は何もないだろうと、最後の最後に気を抜いてしまったのがいけなかった。ラスト、まさかの戦慄が…。いやぁ面白かった。

  • 立明(りつめい)大学の文学サークル『ヴェリテ』(フランス語で「真実」)は、ノンフィクション作家の泉蓮(いずみ れん)文学部教授が顧問を務めている。
    泉は「松浦一家惨殺事件」を題材に『乙霧村の惨劇』という小説を上梓していた。
    サークルメンバーの有志は、夏休みに馬籠宿方面への旅行を計画、ついでに泉蓮の小説の舞台となった「乙霧村」を見学に行くことになった。

    第一部では、チャラい大学生たちがかつて凶悪事件のあった場所をミーハー気分で見に行って、立ち入り禁止の札がぶら下がる鎖を乗り越えて侵入した挙句に、過去の亡霊のような斧を持った大男に追い回されるという、なんというか自業自得の地獄絵図が展開された。
    観光地、心霊スポット、どこにでも入り込んで写真を撮り、SNSにアップしていいねを稼ぎたがる輩のことは私も苦々しく思っている。

    学生たちが引き起こした騒ぎは当然、大学の評判を落とし、サークルの顧問としての監督責任を問われた泉蓮の、教授としての立場もまずいことになってきた。
    第二部では、学生たちの旅行に参加していた友里が、まだ何か隠されていることがあるのではないかと、関係者に聞き込みをしてまわり、それによって次々に新たな事実が明るみに出る。

    物語の語り手である「友里(ゆり)」だけが、どこをひっくり返しても名字が載っておらず・・・何かあるのだろうなとは思っていました。
    昔、「小説のモデルにされた」と作家を訴えた人がいましたが、何かの事件の当事者であった人たちは、それを小説などにされて広く読まれることで、何度も心に傷を負うということは確かにあると思います。
    ましてや、脚色や改変が加えられていたり、事実と異なる表記があった場合には。
    モデルがいることが分かっている作品でも、「これは小説、あくまでフィクションである」と心して読まなくてはいけないなと思いました。
    おっと・・・ここに出てくる泉蓮は「ノンフィクション作家」という肩書きでした。

    黒幕は意外な人物。
    「彼」が持っていた本、『エディプスの翼』の内容が意味深であり、友里の聞き取りに対して次第に本心を露わにしていくのが恐ろしかったです。

  • 前半は和風ジェイソンと言った感じのホラーパート、後半はその前半の解答パート。
    ただ後半でも真実が明らかになりつつ次の謎も登場するので、どう着地するんだとわくわくしながら読んだ。

    前半のホラー展開のオチ自体は物足りなさはありつつも(寧ろ肩透かし感すらあった)後半でオセロをひっくり返すようにこれまで「思い込んで」読んでいた部分をひっくり返されるさまは本当に驚かされたし、爽快感すら覚えた。
    何より主人公の正体が……何か仕掛けがあるのは分かっていたが、よもやよもや。
    やはり「思い込み」は危険ですね……気をつけねば。

  • 新装改訂版とのことですが、原書を読んでいないのでどこが変わっているのかは不明。
    あらすじや帯の煽りから13日のアレや綾辻先生のアレに似てるのかなと想像しましたが、前半はその通り、後半は思ってたのとは違いましたね。
    一番共感できなかったのは西崎くんの動機。父親の件で辛い境遇なのはわかりますが、ウェーイ系の学生をいじる時間があるなら、勉強なり仕事なり、もっと人生を有意義に生きて欲しい。
    殺人鬼パートの緊張感、過去事件の真相についてはなかなか良かった。短編なので空き時間にサクッと読めるところも○。

    結論「葉桜のころに殺人鬼」

  • 第二部を読みながら、英一は学生たちを守ろうとしたのではないかと思った。
    英一は浩樹に乗せられて冷やかしの学生たちを脅かしてやろうとしたという設定はいまいち納得できないけど、誰のことも傷つけるつもりはなかったんだなというのは分かった。
    誰も信じられなくて、誰からも邪険に扱われて、英一がとにかく不憫だった。

  • もっとホラーぽいのかと思いましたが、そうでもありませんでした。

  • あぁ 怖かった……

    22年前の事件 家族6人と犯人
    今回の事件は 学生6人と犯人

    最後の一行で
    さらに恐い想像をしてしまった……

  • 最後の誰それぞれ話はこじつけがきついと!

  • 伊岡瞬のホラーサスペンス
    22年前に一家五人惨殺事件が起きた「乙霧村」を訪ねた、大学の文学サークルメンバーに襲い掛かる出来事を中心に描いています。
    う~ん・・・ちょっと思ってたのとは違う展開・・・これ、伊岡瞬の作品?
    ズルい?フェアじゃない??これが落し所???
    腑に落ちない感満載の読後・・ちと消化不良です(@_@)

  • 前半はハラハラ感満載で多少の違和感を色々なところで感じつつ一気読みしてしまいました

    後半は主人公や登場人物の語りで真相がどんどん明らかにされていきます

    最後の場面での浩樹との再会が一番怖い…

  • もう手に取ったら一日で読み切ってしまうとわかるくらい続きが気になってしまう作品。この村に訪れる登場人物が本当にミステリーの古屋敷で1人になっちゃう人くらいフラグをたてまくる。ジェットコースターのような大味の恐怖をまずあびて、ビクビクする。と思ったらとてつもなく静かな雰囲気になっていく。お化け屋敷とはまた違う、日常に戻っているはずなのに謎を残し続けているからかずっとまだ後ろに追いかけてくる人物がいるような感覚。最後の不穏さはもうどうしようもない。なぜまた再会というかあの場所に訪れる気持ちになったのか理解できないが最後の最後にこんな怖さを感じさせられるとは思わなかった。

  • 伊岡瞬に最近やたらとはまって読んでみた。逃げる所の臨場感よかったー。
    ラストは意味不明。友里さんは夫をヒロキに差し出して危険にさらしてる、としか思えない。
    昌枝が純を身を挺して守った時に野生動物のように、とかって表現してるし、大切な人を守る事に無頓着な感じに思えて、友里さんの人間性とかの実態が分からなくなった。

  • 参加者の死なないB級ホラー

  • 湊かなえ風だけど残念な出来
    設定がごちゃごちゃなのと種明かしがこじつけすぎる

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』(『約束』を改題)で、第25回「横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」をW受賞し、作家デビュー。16年『代償』で「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、50万部超えのベストセラーとなった。19年『悪寒』で、またも「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、30万部超えのベストセラーとなる。その他著書に、『奔流の海』『仮面』『朽ちゆく庭』『白い闇の獣』『残像』等がある。

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