新訳 ドリトル先生と秘密の湖 (10) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2024年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784041155059

作品紹介・あらすじ

NHK Eテレで話題
2024/10期 「100分de名著」『ドリトル先生航海記』が話題
2024/10/14 「グレーテルのかまど」『新訳 ドリトル先生航海記』(角川文庫、角川つばさ文庫、100年後も読まれる名作)が紹介。訳者 河合祥一郎氏出演

永遠の命を求めて――
作者の思想を最も表した、必読の遺作!

人が動物を、動物が人を命がけで救う大感動作

累計45万部

【どの巻からでも読める!】

第3巻『郵便局』に登場した、秘密の湖にすむ世界最古の生き物を覚えてる? その謎の生き物どろがおが、なんと地震で生きうめに! 先生と動物たちは、彼を助けるために、なつかしのファンティッポ王国に旅立つ。そこで、先生のおうちに昔住んでいたワニのジムと再会し、奇想天外な救出作戦に乗り出す。どろがおが目の当たりにした「ノアの箱舟」の真実が明らかに。人が動物を、動物が人を命がけで救う大感動の第10巻! 作者の遺作。

Doctor Dolittle and the Secret Lake
by Hugh Lofting
1923, 1948

感想・レビュー・書評

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  • 懐かしい。何年ぶりかわからないけれど、面白い。
    岩波少年文庫よりも読み易いかな。1冊にまとまっていてお得感あり。ノアの箱舟の秘密が!

  • 河合先生の翻訳がとても読みやすかった。ネズミの話し方がとてもかわいい。
    人間は色々な生き物に助けられて生存できているという当たり前だけど忘れがちなことを改めて伝えてくれる。流石は名作。

  • ノアの方舟の
    それよりも前の話

    ノアの方舟の
    物語そのものは
    いろんな世界で描かれるけど
    それをテーマに扱いながら
    それで終わらない物語を描いていく
    そんな時代があったのか
    なかったのかは
    神話を超えるのが物語
    想像の力で
    あるかと思いながら
    何かがありそうで
    そんな時代

    この物語が描かれた時代を
    想像しながら

  • ヒュー・ロフティングの遺作。カメのどろがおとベリンダがノアの箱舟と記される大洪水から恩人と一人の女の子を救い、神さまのご計画がどおりなのか、人類の歴史が変わったという壮大なお話。どろがおこそ神様のいう「正しい人[カメ]」だった思う。

  • 懐かしのドリトル先生。岩波文庫とばかり思ってましたが、河合先生訳とのことで角川に挑戦。
    動物語を話せるようになりたいね。
    教訓くさいな、とも思うけど、平和になることがなんでこんな難しいのかとも改めて感じる。

  • 「ドリトル先生と秘密の湖」
    の新訳が出たので、ちょっと書きたくなりました。
    というのも、これは凄く面白いのですが、私の“ひとさまにはお勧めできない本棚”のなかの一冊だからです。
    なにせ分厚い!
    ドリトル先生シリーズのなかでも群を抜いて厚い上に、中身は、二千年生きているカメのドロンコじいさんの昔語りだからです。
    ノアの箱舟に始まり、二千年前に起きた戦争を、ドロンコは、いま、目の前で起きているように生き生きと語ります……。
    その手腕は素晴らしく、本当にロフティングは生まれながらのストーリーテラーだったのだな、と思います。が、子どもにはおそらく退屈でしょう。
    特に今のような短い文章に慣れてしまっていると……。

    でも

    ロフティングがこれを書いていたのは第二次大戦後から第二次大戦が終わるまで、で、ロフティングはイギリス人には珍しく、戦争反対の人でした。
    なのでこの大戦争の物語はそのまま第二次世界大戦だとたぶん思っていい……。
    ロフティングに聞くことはできませんが。

    そうしてドロンコはいうのです。
    戦いは無意味だ、すべてが滅びた、しかし、カメのドロンコは生きている!
    と……。

    そう思うと、いま、2024年の12月に、いまだにあちこちの戦争が終わらない今現在に大人が読むのなら(もちろん広い日本には何人かこの物語を面白い、と思う子たちが4、5人はいると思いますが)この本は現実味を帯びる、と思います。
    リアルタイムの時とはまた別の意味で。

    物語好きで、まだお読みになっていないかたにはお勧めです。
    できれば、何もしなくていい半日と、たっぷりと紅茶かコーヒーかワイン、とつまみを用意して。

    2025/01/08 更新

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著者プロフィール

1886~1947年。アイルランド人の母を持つ、イギリス生まれのアメリカの児童小説家。代表作は、この「ドリトル先生」シリーズ。2作目『ドリトル先生航海記』で、ニューベリー賞を受賞。

「2017年 『新訳ドリトル先生シリーズ全14巻セット 番外編『ガブガブの本』と日本初公開の短編もふくむ完全版 豪華BOX入り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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