君の忘れ方

  • KADOKAWA (2024年12月12日発売)
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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784041155653

作品紹介・あらすじ

坂東龍汰さん主演、西野七瀬さん出演の映画『君の忘れ方』を作道監督が自ら小説に書き下ろしました。
映画では描かれていない、昴と美紀が付き合い始めた頃の物語を大きく加筆!


“思い出し方がわかった時、君をちゃんと忘れることができる――”
森下昴は付き合って 3 年が経つ恋人・美紀との結婚を間近に控えていたが、ある日、彼女は交通事故で亡くなってしまう。
言葉 にならない苦悩と悲しみで茫然自失の日々を過ごす中、母・洋子に促され、久々に故郷の岐阜へと帰省する。
洋子もまた、不慮の事故で夫を亡くし、未だに心に傷を抱えていた。悲しみは癒えないと思っていたが、
ある不思議な体験を通して、昂は美紀の死 と向き合っていくように――。


■坂東龍汰さんからコメントをいただきました■

あなたの思い出し方を思い出しました。

心のどこかぽっかり空いた穴を温かな風が通り抜けるような、そんな物語。

大切な人の死や喪失を経験した人にそっと寄り添いあなたを離さないでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • グリーフケアを題材にした映画『君の忘れ方』のノベライズ。この小説を読む前に映画は鑑賞済。今まで映画の原作小説を読むことはあったけど、映画のノベライズを読むのは初めて。

    内容は映画とほぼ同じなのだが異なるところも多いので映画のアナザーストーリー的な小説。映画ではほぼ描かれていない主人公の昴と亡くなった恋人の美紀の生前のエピソードが加筆されていたり美紀の死後も映画と違うところもありどちらを先に観ていても(読んでいても)楽しめる。昴の心情の変化がわかりやすく書かれているのは文字に出来るノベライズならではだと思う。この小説を読んでいるとクオッカワラビー(クアッカワラビー)を調べてみたくなるのではないだろうか。

  • 大切な人との思い出と共生するための物語。

  • 2025年1月17日公開の映画の小説版。
    試写会を2回観て、映画の世界に浸った上で、本を読むと、主演の昴役の坂東龍汰さんの気持ちが更によくわかります。美紀役の西野七瀬さん、映画ではなかった回想シーンが沢山あり、それを踏まえて、また映画を観たくなりました。
    大切な誰かが亡くなった時、それに対する向き合い方はみんな違う。
    忘れたくなくても記憶が薄れていくものもあれば、そうでない記憶もある。
    向き合っていく様子、まわりの人たちとの関わりから、少しずつ前に進んでいく姿を読んで、涙が出ました。
    レコーダーから流れる声、ここは最も感動したシーンです。

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