僕はライトノベルの主人公 (角川スニーカー文庫)

  • KADOKAWA (2024年11月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (324ページ) / ISBN・EAN: 9784041156285

作品紹介・あらすじ

この文章を読んでいるということは、貴方は「読者」ということね。
はじめまして、私はメインヒロイン・高嶺千尋。この物語は私が主人公である手塚公人くんを超文芸部にスカウトするところからスタートするの。
活動の目的は――この世界を物語みたいに楽しいものにするため。

超高性能な電子生命体のミカコに、庶民的お嬢様の薔薇園先輩、中二病のイケメンのシドくん。
登場人物もすばらしい逸材を揃えたわ。

あとはこの物語が他でもない手塚くんの視点で描写されるだけ。

そうしてはじめてこの「ライトノベル」が完成するはず。

そう、これはメタフィクションでなによりラブコメのライトノベル。

みんなの感想まとめ

メタフィクションをテーマにしたこの作品は、驚きの連続で読者を引き込む独自のストーリー展開が魅力です。物語は、主人公の視点が変化することで新たな視点を提供し、読者に深い感動を与えます。特に中盤からの展開...

感想・レビュー・書評

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  • メタフィクションというジャンルを初めて読んだが、とにかく驚きの連続だった。
    ぶっちゃけ最初のほうは、まあよくある展開といえば展開で、こっからどうなるのかと思っていたら、中盤から物語の構造がネタばらしされ、それに伴って三人称から一人称へ文体が変わり、もはやメタ要素を隠すこともなくなってからは一気にストーリーに引き込まれた。
    こんなジャンルがあったのか!まだまだエンタメは奥が深い…というのが正直な感想。
    最後の最後は、まさかの物語の構造そのものを使ったギミックが用意されていて、『あ、だから、あんな意味深な感じだったんだ!』と納得。きちんと一人称から三人称に戻るときも、物語上の理由があって、上手いなー、ほんとによく練られてるなーと感心した。
    オチとしては弱い気もするが、そこは様式美ということで納得しました。
    万人受けする内容ではないのは仕方ないけど、こんなジャンルがあるんだと知れただけでも、豊かな気持ちになれるはず。セカイ系好きな人は普通に好きな内容だと思う。
    まだメタフィクション読んだことない人は、ぜひ!

  • 冒頭から?ですが途中からなんだそういうことかとなり結末はどうするのか楽しみになりました。

    通常の学園モノではなく、怪異的なことも起こり、登場人物もしっかり役割があり、読みやすい作品でした。

    続編があるとすれば次はどんな話にするのかなと楽しみな作品でした。

  • 小説というか、創作における葛藤の表現だったのかなと思った

    主人公:つたなくとも、作品を完結させることに意味がある
    ヒロイン:もっといい作品にできるはず、という葛藤

    小説でも絵でもなんでもいいんだけど、
    何かしらの作品を作った人は
    主人公とヒロインの対立は、結構「それなー」って分かる部分があったと思う
    メタフィクションだからこその表現だったなと思う

    普通の小説と思って読むと、「なんか思ってたのと違う」ってなるかも

    個人的には、作者がこだわりを持ってこの作品を作ったんだなって感じで、好印象

  • メタフィクション【フィクション作品自身が「虚構である」ことを意識的に示唆し、現実と虚構の境界線を曖昧にする表現技法】ド直球の青春物語。

    最初からメタフィクションだということを明らかにしてしまうと面白さ半減なのでは…?と思いながら読んだところ、その心配も杞憂に終わる快作たる面白さでした。スニーカー大賞特別賞受賞作というのも納得です。

    ただし一昔前のラノベを読み慣れている者向けという印象は否めず、ラノベ初心者がさくっと読んで楽しめるかというと疑問符がつくところ。

    個人的にはラブコメ部分をもっとパワーアップさせてほしかったなとは思いますが、他でなかなかやっていないことを実現させたという意味で★5評価です。

  • 最初は令和コンプライアンス版『ハルヒ』かな? と読み進めていたのですが、次第に《物語》の全体を使った仕掛けが現れてわくわくしました。

  • 【Bookwalker】もし物語の登場人物が、自分がそうであると知っていたら。そして主人公が『自分は主人公である』と認識し、メインヒロインも自分がそうであると知っていたら。登場人物たちは自分たちの『物語』をどのように動かしていこうとするのか?開き直ったかのようなメタ発言&行動上等のスラップスティックなメタフィクション・ラブコメで、大いに楽しませて頂きました。クライマックスに向けて加速度的に”メタ度”が上がっていく展開は実に胸熱でしたね。また一つ新しい読書体験をさせてもらったように思います。“特別賞”に相応しい傑作でした。

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