無限の回廊 (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2025年2月25日発売)
3.59
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041157688

作品紹介・あらすじ

「まだ?」と声が聞こえるたび、佐々木るみはそっと目を開いて、絶望に囚われる――。最強の拝み屋・物部斉清が死んだ。心霊案件を取り扱う事務所の所長である彼女は、不妊に悩む依頼人が連れてきたおぞましい怪異を止めきれず、物部を巻き込んでしまったのだ。頼る者がいない中、るみは自らの中に巣食う獰猛で最凶の敵に立ち向かうこと
になる。次々と開く扉の中で待ち受けるのは、はてなき悪夢と深淵。シリーズ最大の衝撃作!

みんなの感想まとめ

複雑な心理描写と衝撃的な展開が織りなす物語が魅力の作品で、主人公・佐々木るみが直面する無限の回廊は、彼女の内面を深く掘り下げる。物部の死をきっかけに始まる悪夢のループは、さまざまな幻想と現実が交錯し、...

感想・レビュー・書評

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  • 佐々木事務所シリーズ第4弾

    えっ!物部さん死ぬの?
    他の人も?
    人格変わったり、色々おかしいんですけど…
    どっかのアメコミの映画お得意のマルチバース(パラレルワールド)か、この世界、あんまり好きやないんよね。
    何でアリになるから。
    もう、あのアメコミの映画、何でもアリになって訳分からん。

    こちらの話に戻ると自身を振り返るというか、幼児の頃の虐待、親を自身の力で…
    などなど、現実の世界と違う幻想に翻弄される。
    横とか上とか下にも、変なお化けいたけど、あんまり怖くなかった。
    色んな世界へ行ったり来たりやけど、結論は…

    でも、結論って、青山くん戻って来て〜!
    みたいな。
    何か、最終回的な終わり方やけど、続くんやんな…
    不安…
    でも、今回パターンは勘弁して〜

    パラレルワールド行けるんやったら、
    そうやな…
     モテモテで、
     お金いっぱい持ってて
    さぁ、他に何しよ!

    ってあるか!そんな世界!!

    • 1Q84O1さん
      行きません!
      欲にまみれたultramanさんの世界へは行きません!( ー`дー´)キリッ
      行きません!
      欲にまみれたultramanさんの世界へは行きません!( ー`дー´)キリッ
      2025/05/09
    • ultraman719さん
      生臭坊主が、何言ってんねん!!!
      生臭坊主が、何言ってんねん!!!
      2025/05/09
    • 1Q84O1さん
      (・_・)
      (・_・)
      2025/05/09
  • 物部が死んだことにより始まった悪夢の無限ループ。色々なことが起こるのでどんどん読む手が止まらず、あっという間にラストでほっと一息つけた。嫌な世界もあってやっぱり物部さんが居ないと駄目だなと思った……。

  • 衝撃!
    冒頭開始からとんでもない事態に!

    マジで一体これからどうなるか?と読み始め早々に期待を胸に膨らませつつ頁を捲るが…まさか、そのとんでもない出来事が、この無限の回廊の入り口だったとは想定外ですよ!と、良い意味でまんまと罠にかかったような印象を受けました。
    今回も、どす黒い心理的描写炸裂で嫌悪感と精神的なショックの波状攻撃は健在、ほんっとこの作家さんは人間の内面を書くのが上手い事この上なく、今回もしっかりとメンタルを削れたわ笑笑。まあ〜でもそれが面白い要素でもあるのだから、やっぱりやめられない笑笑
    そして今回ほど、青山くんがいないと絶望感しかない内容で神々しい青山くんには感謝しかない。笑

    さて、今回で4作品目、読む度に嫌な気分になるのだが、何故かやめられない、中毒性MAXの面白さがある本シリーズでした!次もあるんかな?
    あるなら期待したい!!

  • シリーズでも主要メンバーの物部さんが
    亡くなった所からのスタートですが、
    その後も情報量多くて一体どうなってしまうのかと
    先が気になる展開が続きます。
    主人公が成長したこの先の話、また次回作へ
    期待したいと思います。

  • あの物部斉清が、るみの持ち込んだ仕事の中で死んでしまった。そしてるみは終わりのない絶望のループに囚われる…
    今回は自分との戦いというか、るみの人生に影を落とし続けた過去と向き合う、そして側で支え続けてくれた青山と向き合う話。
    それにしてもありがた迷惑なご褒美だよなぁ…

    え、シリーズこれで終わり?とも思ったけど、押し入れに関してはその世界での話だから戻ってくればまた使えるのかな?
    青山も前作のラストが不穏だっただけにまだ心配だし…
    続き期待したいと思います。

  • 鬱々としてしまうけど、このシリーズ面白いよね…
    シリーズ完結?で寂しいな

  • うお、最初からなんという展開。
    まさかの物部さんの死去。
    その原因がるみが抑えれなかった怪異だというのが恐ろしい。
    海難坊主、むちゃくちゃ怖いんだけど!
    もー神様って何よ?って話だよー
    その後の無限ループがまた読んでいてしんどい。
    るみが俊彦の言葉にようやく素直になれそうになったのに!
    るみはちゃんと元の世界に戻れるのだろうか。
    えー、続きが気になる!

  • 芦花公園先生の作品の中で特に好きなシリーズです。
    他に大量にある積み本を消化してから読むつもりでしたが我慢できず今日読んでしまいました。
    やっぱり面白い…
    そして読んでいて痛くて苦しくなる作風がたまらなくクセになります笑
    虐げられて育った人間の醜くねじまれた根性を描くのが本当に上手い作家さんだなぁと改めて思いました。
    SNSでよく見る痛々しいアカウントを上手く表現されていて思わず笑ってしまいました。
    これでシリーズ完結するのかと不安になりましたが今後も続くようなので安心です。
    でもこんなラストでどんなふうに続くんだろう…
    次を読むのが良い意味で怖いです笑

    *******************************************
    数々の怪異と対峙してきた佐々木るみが、自らの最大の敵に挑む――。

    「まだ?」と声が聞こえるたび、佐々木るみはそっと目を開いて、絶望に囚われる――。最強の拝み屋・物部斉清が死んだ。心霊案件を取り扱う事務所の所長である彼女は、不妊に悩む依頼人が連れてきたおぞましい怪異を止めきれず、物部を巻き込んでしまったのだ。頼る者がいない中、るみは自らの中に巣食う獰猛で最凶の敵に立ち向かうことになる。次々と開く扉の中で待ち受けるのは、はてなき悪夢と深淵。シリーズ最大の衝撃作!

  • 主人公の佐々木るみが自分自身のトラウマとこれでもかと向き合わされるお話。キッツ。
    初っ端から斉清さんが退場してしまうので「ええ、どうなるの…」と驚いたが、第二章の終盤あたりでやっと根本に気がつく。

    毒親、虐待、ルッキズム、いじめ…、胸糞環境たちと絡み合った「もしも」の世界を廻っていく。私は佐々木るみがこのシリーズで1番好きな(応援したい)キャラクターだったのもあり、描写が辛い、痛い。言葉が突き刺さり、心から血が出た。芦花公園先生、自己肯定感マイナス人間の劣等感を煮詰めたドロッッドロな感情を描くのが巧すぎる。るみちゃんに共感できる自分へのダメージが凄い。死んじゃう。
    敏彦はあまり得意ではなかったけど、今作ばかりは彼の絶対的な美しさから生まれる安心感、そして言動の軽さに心のモヤモヤが薄められた。ありがとう敏彦…

    救いのある、というか、救われた?ラスト。自分を救えるのは自分だけというのも真理だと思うが、その過程でやっぱり他者の存在というのは必要なんだと。特に彼女の核にある傷は「(親から)愛されなかった」ことだから余計に。青山君と恋仲にならなくても、お祓いができなくても、彼女が普通に生きていけますように。
    完結でもおかしくないような終わり。押入れの中にいる「人魚姫(だっけ?)」が暴走する話とか、読みたいなあ。結局青山くんというキャラクターもそこまで深掘りされていない気がするし。

  • 佐々木事務所シリーズ第4弾です。
    今回物部がるみのせいで死んでるみが1人で最凶の敵に立ち向かう。という煽りで、どんな闘いになるのかと思いきや‥。パラレルワールドかい!
    皆さんのレビューを読んでると最終巻ではないみたいなので、次の巻を楽しみにしたいと思います。

  • え?シリーズ完結した???
    るみの能力はもう発動しないし、青山くんとの関係もはっきりさせたし終了なの?
    が率直な感想
    物部さんが死んでなかったのは良かったけど、いやいつでも死にそうだけど
    保とか敏彦とか押入れに入れちゃったりして、主要人物どんどんいなくなってどうなるんだ、とは思いながら読んでました
    てか、敏彦と結婚なかなかぶっとんでるな、るみちゃん、凄いもしもの世界
    整形しまくりのるみちゃんはまるで別人と言うか、生活環境によりやはり大きく変わるし、親はいつまで立っても、力が自分のほうが強くなってもそれでもやっぱり親は親だし逆らえない、とまでは言わないけれどそうだよね、とは思う
    てか、最初の巻を読んだ時もそうでしたが、え?私なんか話読み飛ばしてます?みたいな場所があって、いや全てをちゃんと書いてほしいとまでは言わないけれど、道の神様助けた話とか、なんの事件があって高知まで来て解決したのかちょいちょい謎ですが
    るみちゃんが幸せになるならば、それでヨシ

  • レビューを読んでたら
    ネタバレの表示はないのにネタバレが…(*゚0゚)!!
    これってそういう話なの?と思いつつ読んだけど、
    そういう話だと分かってても
    いつの間にか物語に引き込まれ面白かった。
    やっぱ面白ものは面白い。

    怪異話も怖いけど人の怖さや理不尽さも十分怖い。

    これは佐々木るみの体験した
    地獄巡りが再生への物語へとなる話。

    何を書いてもネタバレになうそうなので
    詳しく書かないけど、 
    まさかの爽やかな終わりで一抹の寂しさを感じる。

    これで終わっちゃうのかな?「(ーヘー;)

  • 主人公の心情がとても丁寧に描かれている為に、センシティブな内容も案外ストンと入ってくる。
    が、ストンと入ってくるものがトゲトゲだったりして刺さる刺さる、痛い痛い。
    時折でてくる真理を突いた描写にドキリとして、
    常軌を逸したものを文体しようとした時についぞ出て来る究極の表現が心に残る。
    非常に居心地が悪いはずなのになぜか読み耽ってしまう。

  • 物部斉清の死という衝撃的な始まり。
    覚悟していた事態がいよいよかと腹をくくって真剣に一章、二章…と読み進めれば、るみ、青山くん、片山敏彦と登場人物はおなじみなのに「なんだなんだ!?何を読まされてるんだ!?」という困惑に陥る。
    何かがおかしい、何かが狂ってるという強烈な違和感はもう最悪しか想像できないクライマックスを乗り越えて、泣きたくなるような安心と充足感に着地した。
    毒を完全に吐ききったるみは無力になってしまったのかな。できれば次は、別の方法で依頼に応えるパワーアップした最強の彼女にお目にかかりたい。

  • 2025.9.6 読了

    第一章でショックを受け、第二章ではかなりの衝撃を受けましたが…。
    るみの人生の物語!って感じでめちゃくちゃ良かったよ…!るみは救われたよね?
    てか、最終回ぽい?と思ったけど、確か前に芦花公園先生がそうじゃないって言っていたはず!
    続編楽しみ♡

  • 久々に「うわ気持ちわる」って言葉でた(褒めてる)
    最初読んでるうちになんか???って感じだったんですけど最後きっちり説明されて全てが繋がった時、あーなるほど。ってなりました。
    ほら、神様が人間にとって「いいだろ?」ってする時って大体ずれてますから。神様だもん。
    3章は個人的にしんどかった。毒親関係が苦手な人は注意。

  • まさかのマルチバースきてた。
    道の神つよい。
    るみはこれまで自己肯定感が低くてつらそうだったから、救われてよかった。
    お前が信じているお前の相棒のお前への承認の言葉をお前は無碍にするな、本当にそうだと思う。
    斉清さんの死の間際にるみに分けた力が、親殺さずのるみの前で発現したのかな。わかんない。
    酒の席が本当に楽しそうで本当によかった。
    るみも晴れて押入れ想像できなくなったようだし、このシリーズはどうなるのか。
    物部斉清さんがめちゃくちゃ祓い続ける話は。
    種は読んだ。父が貼り付けられていた。

  • 帯見て絶望して、読み進めながら絶望して、最終的には「良かった〜!」ってなってた
    物部くんほんっっっとに大好き。敏彦も大好き。
    青山くんも好き。
    楽しかった。

  • 読む順番を間違えた。
    シリーズ最新作を読んでしまった。
    過去作読んでいなくても何となく話はわかる。
    当たり前だけど、登場人物たちの背景がわからないと、100%楽しめない。

    物部斉清は知らないと厳しいかもしれない。

    語り手が変わるのであれ?って思っていたけど、種明かしでなるほどねとなる。

    ホラーというよりはSF的な感じだった。

    シリーズ1作目からちゃんと読もうと思う。

  • 佐々木事務所シリーズ4作目。
    直近で読んだ小説現代掲載の「ベトベト・メモリー」と構造的に似ているのだが、前半の「そ、そんなことがあるのかよ!?」という衝撃の連続からの、後半別の世界線に飛ばされまくる中でるみが自分の中の弱さとひたすら対峙していく展開はなかなか読むのがしんどかった(私が向き合わないで逃げまくるタイプの人間なので)。最近首切り馬の伝承を調べていたので前半の海難法師のくだりは「し、知ってるやつだ!!」になった。強すぎる。絶対エンカウントしたくない。片山敏彦はいつも楽しそうでよかった。あのラストから今後シリーズがどうなっていくのか全く想像がつかない。

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著者プロフィール

東京都生まれ。作家。代表的な著作に「異端の祝祭」から始まる『佐々木事務所シリーズ』(いずれも角川ホラー文庫)がある。ホラー・サスペンス界の旗手として注目を集めている。最新作は「ベトベト・メモリー」(講談社)

「2025年 『くらい家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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