Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選 (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2025年3月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784041158920

作品紹介・あらすじ

乙一&山白朝子の初期~現在までの怖い作品ばかりを厳選収録した怪奇ホラーコクション企画。「夏と花火と私の死体」でデビューした乙一は、デビューから「死」を描いてきた。山白朝子は、怪談雑誌「幽」 の創刊時、デビューした怪談作家。今回は、ホラーを描き続ける作家二人の初のホラー文庫企画。ホラー文庫創刊30周年のフィナーレを飾る記念企画。作品のセレクトはホラー評論家&ミステリ評論家の千街晶之さん。本書刊行にあたり表題作となる中編「Wi-Fi幽霊」を書き下ろし。

みんなの感想まとめ

ホラーとミステリーの要素が融合した魅力的な短編集で、乙一と山白朝子の作品を厳選したコレクションです。全9作から成るこの傑作選は、過去の名作を再読する楽しさと新たな発見を提供します。「階段」や「SEVE...

感想・レビュー・書評

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  • ホラー、ミステリ評論家の千街晶之さんがセレクトした、乙一と山白朝子の傑作選!

    階段
    SEVEN ROOMS
    神の言葉
    鳥とファフロッキーズ現象について

    呵々の夜
    首なし鶏、夜をゆく
    子供を沈める
    Wi-Fi幽霊

    全9作
    「階段」と「Wi-Fi幽霊」以外は読んだ事あったけど再読。
    でもほぼ内容忘れちゃってるので 初読みみたくめっちゃ楽しめた!
    そんななか、「SEVEN ROOMS」だけは めちゃくちゃ衝撃的で印象に残ってたけど、やっぱり今読んでも ひぇ〜〜っ!と強烈なインパクトでした。
    1番好きなのは「鳥とファフロッキーズ現象について」 かな。
    ゾッとするけど、優しくてせつなくてうるうるしちゃう
    蠟庵先生と耳彦のコンビもやっぱり大好き!
    続編読みたい〜 山白先生 ぜひぜひお願いします

    9作品 どれをとっても珠玉の作品ばかり。
    あ〜やっぱり乙一さん(山白さん)好きだ〜
    めっちゃ堪能しました!

    • 1Q84O1さん
      おっ!
      mihiroさん読まれたんですね!
      これ、読もうかなと思ってた一冊ですが大体読んだことある作品だったのでどーしようかなと思ってました...
      おっ!
      mihiroさん読まれたんですね!
      これ、読もうかなと思ってた一冊ですが大体読んだことある作品だったのでどーしようかなと思ってました…
      2026/02/08
    • mihiroさん
      一休さ〜んᐕ)ノ
      実は 内容知らず新刊だと思って借りちゃいました。
      傑作選って書いてあるやん、、ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ
      読んだことあ...
      一休さ〜んᐕ)ノ
      実は 内容知らず新刊だと思って借りちゃいました。
      傑作選って書いてあるやん、、ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ
      読んだことあるのがほとんどだったけど、見事に忘れてるので めっちゃ堪能しました〜٩(ˊᗜˋ*)و♪
      乙一さん好きだ〜♡
      2026/02/09
    • 1Q84O1さん
      私も最近乙一さん(山白さん)を読んでないです…
      久しぶりに読みたくなってきました
      (*´艸`*)
      私も最近乙一さん(山白さん)を読んでないです…
      久しぶりに読みたくなってきました
      (*´艸`*)
      2026/02/10
  • 堪能、の一冊。

    乙一・山白朝子は好きなだけに読む前からテンションが上がる。

    乙一でスタートの一話目の「階段」から痛ましさと恐怖の綱渡りのようなバランスに思いっきり引き摺り込まれた。

    どんどん目を背けたくなる状況にありながらも次々と差し出される残酷さ孕む恐怖がいい。

    懐かしい耳彦を始めとする山白朝子の世界観も残酷が際立ちながらも心に残る数々のせつなさを堪能。

    過去に囚われた恐怖も良かったな。

    現代らしさいっぱいの表題作も日常に潜む恐怖とちょっぴりミステリチックの配合が面白かった。

    雑音が全く入らない、そんな世界観が好き。

  • 全体的に期待していたより面白かった。
    ただ表題作の『Wi-Fi幽霊(書き下ろし)』だけはイマイチだったかな…。こういうモキュメンタリー的なのは乙一さんには求めていないので、個人的には微妙。表紙もイマイチ。黒単色でシンプルにホラー傑作選のがいい気がする。

    あとの作品は傑作選だけあって面白かった。
    ■乙一名義作品
    『階段』
    『SEVEN ROOMS』
    『神の言葉』
    『Wi-Fi幽霊』

    ■山白朝子名義作品
    『鳥とファフロッキーズ現象について』
    『〆』
    『呵々の夜』
    『首なし鶏、夜をゆく』
    『子どもを沈める』
    -------------------

    山白朝子って誰?…と思ったけど、なるほど。
    乙一作品はホラーテイストが強く、
    山白作品は伝承や怪談っぽい作品だなと思った。

    "和泉蠟庵"はシリーズものなのだろうか?
    キャラクターが面白く、別のも読んでみたい。
    微妙に岸辺露伴をもじってるかなと思ったのは私だけだろうか?

  • 哀しい世界観が広がっていて読了後に喪失感が余韻として残った。
    とくに「階段」の「SEVENROOMS」が面白かった。

  • 乙一と山白朝子名義(乙一)の短編小説。

    乙一は高校時代に衝撃を受けた作家で初期は出す作品すべて読んでました!

    まだ読んだことない作品があると思い購入しますしたが、やはり惹き込まれました!

    意外に山白朝子作品も面白くお得感があったが書き下ろしの表題作『Wi-Fi幽霊』があまりだったのが残念でした・・・。

  • 乙一/山白朝子のホラー短編集。
    非常に久しぶりの、それこそGOTH以来なので20年以上読んでなかったことに衝撃を受けた。

    どことなく残酷な世界だけど、ラストは切ない作品が多いイメージだったが、今作はがっつりと怖い。それも人間的な怖さから、理解不能なモノへの怖さなど、バリエーションも豊富。

    おすすめは「階段」と「Wi-Fi幽霊」。
    「階段」は、どこにでもある階段が非常に怖く思える、目を背けたくなるほどの嫌な話。
    「Wi-Fi幽霊」は、まさかのAIがバディの私立探偵風な作品。
    読後感がいい作品ばかりとは言えないが、手堅いホラーが揃った良い短編集。

  • 二十年ほど前に結構ハマった乙一。
    懐かしい作品。別名義(知らなかった)作品。そして最新作が読める傑作選。

    新作の「Wi-Fi幽霊」は、心霊現象に悩む主人公が寺の住職や霊能者に頼るのではなく、AIを頼りに解決していくのが新しいし、あり得なくもないと思った。自分も体調不良のときにネット検索でAIによる答えとか参考にしてるし。

  • 乙一氏と山白朝子氏によるホラー短編が9作収録されている。

    読んだことがあるもの
    「SEVEN ROOMS」
    「神の言葉」
    「〆」
    「呵々の夜」

    未読だったもの
    「階段」
    「鳥とファフロッキーズ現象について」
    「首なし鶏、夜をゆく」
    「子どもを沈める」

    書き下ろし
    「Wi-Fi幽霊」

    ということで、ちょうど半々ぐらいだったけれど、読んだことがあっても何度でも飽きずに楽しめる。
    特に「SEVEN ROOMS」は10代の頃好きすぎて数えきれないぐらい読み返したなぁ……今読んでもしっかり怖いです。
    未読の中では「鳥とファフロッキーズ現象について」がとても良かった。ダークでホラーな展開に震えつつ、ラストは絆を感じさせる感動要素があった。
    愛嬌と不気味ってこんなふうに共存できるのかと、山白朝子(乙一)ならではの質の高い作品だった。

    「Wi-Fi幽霊」は、現代においてとても身近な題材で他人事とは思えない恐ろしさがあった。
    解決のために主人公がAIを駆使しているが、味方だと思っていた頼れるAIがやがて人間を恐怖に引き摺り込んでいくようなストーリーも読んでみたい。
    最近AIについて書かれたネット記事で「AIとは“自己拡張”であり、あくまで“自分の延長線上”にあるものなんです。だから、自分とはまったく違うものとして扱うのは難しいんです。」という文章を目にして、戦々恐々とした不安を覚えたばかりなので。

  • 既読のものも未読のものもありましたがどれも良かったです。乙一さんは初期の作品が好きで、山白作品には山白作品の個性があるところが素晴らしい。

  • 次々と襲いかかる不条理に次ぐ不条理からなる恐怖。
    超自然的な力で齎される恐怖。
    その振り幅の広い物語が詰め込まれていて、
    最初から最後まで飽きることなく楽しめる。

    乙一名義と山白朝子名義で作風に僅かな違いを持たせる書き方は非常に面白いな、と。

    特に表題作「Wi-Fiの幽霊」は、WiFiの電波に幽霊が乗っかるっていう現代的な設定と、解決の糸口となるのがまさかのAI。ホラーの題材としてはかなり斬新だなぁ、という印象。

    ティーンエイジャー特有の複雑な心情や、抱える問題。そういう部分にも焦点を当てる事が恐怖を増幅させる要素になっている気がする。

  • Wi-Fi幽霊を読んでいて昔白装束の集団が電磁波の事を言っていたような。この本を読んで思い出したけど今も活動しているのだろうか。そして死ぬ瞬間にも走馬灯のように駆け巡るのは電磁波が流れているとは…
    他の短編は山白朝子のは読んだのだがなんとなく覚えているので懐かしく思いながら読み乙一は初めて読むので自分には向いてない内容だなぁと思うけど山白朝子のは好きなのは何故なんだろうと同じ作者なのに別人格が書いている感じがする。

  • 乙一作品で一番好きかも知れないseven roomsが入っているのが嬉しい一冊。相変わらずじっとりとあっさりが良いバランスで楽しめる。表題作はホラー展開はベタだけどAIとのやり取りを絡めている進め方がなんか好みだった。

  • 乙一さんの過去作品を久しぶりに読む機会になった。階段、セブンルームズ、神の言葉、はさすが乙一作品、、、再読でもたまらんかった。
    山白朝子作品、書き下ろしWi-Fi幽霊は、うーむ。。

  • 表題作はホラーらしくあったが他は乙一の独特な世界観でとてもよかった。鳥とファフロッキーズ現象がとても好きで、あつくなった。SEVEN ROOMS他収録作品は再読だったがやはり良い。階段も、とても良かった。

  • 短編9作品のうち6作品が既読だった。
    でも読み返してみても怖面白い。

    幽霊話は表題の書き下ろしのみで、基本はリアル犯罪事件に乙一先生らしい不可思議テイストが加えられています。

  • ホラー短編集。そのうちのいくつかは過去作を再掲してたので「読んだことある本をまた買ってしまった?」と思いかけた。それはさておき、表題作が一番良かった。AIと幽霊という一見相反するようなテーマを融合させた上で恐ろしい話に仕立て上げる作者に敬意を払いたい。

  • 【収録作品】
    階段
    SEVEN ROOMS
    神の言葉
    鳥とファフロッキーズ現象について

    呵々の夜
    首なし鶏、夜をゆく
    子どもを沈める
    Wi-Fi幽霊

    今回書き下ろしの「Wi-Fi幽霊」以外は既読だが、改めて理不尽なホラーに戦慄する。いや、ホラーはそもそもが理不尽なのだけれども。

  • 乙一さん、山城朝子さんの短編集で他のアンソロジーや短編集に入っているのもあります。私は最初と最後の話を目当てに読書。

    最初は暴力的なお父さんに怯える姉妹の話。乙一さんは肉体的な暴力だけじゃなくて、精神的な暴力の支配とか影響を書くのが上手いと思う。読んでて痛々しくてつらかったです。(褒めてます)
    そして乙一作品に出てくる姉もしくは姉的な存在って強いイメージ。困ってる人を支えてくれる立場で出てくるなーと。姉妹はこれから上手く生きていけるのかな、生きてほしいな…というラスト。

    Wi-Fi幽霊の方は野良Wi-Fiにアクセスしてから怪奇現象に見舞われる主人公の話。中盤でお母さんと電話してる時の場面がめっちゃ怖い!
    でも主人公に協力してくれるAIの頼もしいことといったら!機械的な返事だとしても主人公の不安に寄り添ってくれて言葉を繋いでくれる場面ではジーンとしてしまった。乙一さんの作品では人間と人ならざる存在がタッグを組む物がいくつかある。これもそんな作品!大好き!!

  • 既読はseven roomsだけでした(中学時代に読んでとてつもない衝撃を受けました!)。
    こんなに面白いとは思いませんでした。短編の構成が見事で満足度が高すぎました。文句なしの星5です。

  • 「SEVEN ROOMS」と「神の言葉」だけは読んだことがあって、乙一さん作品の中でもかなり印象に残っていました。もともと乙一さんの主人公達の内面やストーリーの描き方がとても好きで…だから、不条理で残酷なことがあっても、ただ嫌な気持ちになるだけではなくて作品に魅力を感じるんだろうなと思います。
    全体的にそんな感じがしましたが、「Wi-Fi幽霊」「呵々の夜」はいわゆる怖い話…のような印象でした。
    山白朝子さんは"1人アンソロジー"でしか読んだことがなかったんですが、それ以外の本も読んでみたくなりました。

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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