准教授・高槻彰良の推察EX3 (3) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2025年3月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041159798

作品紹介・あらすじ

ゼミ合宿の写真を見ながら、
尚哉は写真にまつわる高槻の講義と、
ある絵についての依頼を思い出す。
それは女子校の美術部にある絵で、
「絵から抜けだした女を見ると呪われる」らしい。
高槻は早速調査に向かうと言い出すが……。
ほか、ゼミ合宿の裏側で起きていた、沙絵、そして難波のお話や、
イギリス時代の渉と高槻の
「妖精が入っている箱」についての切ない秘密、
佐々倉の誕生日祝いなど、
謎と思い出がいっぱいの番外編!

みんなの感想まとめ

切ない思い出と心のつながりが描かれた一冊で、特に沙絵と難波のエピソードが印象的です。前回のゼミ合宿が明るいA面だとすれば、こちらはB面として、彼らの内面や過去を深く掘り下げています。沙絵の明るさの裏に...

感想・レビュー・書評

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  • せつないB面の一冊。

    沙絵さんと難波君の章がいい。

    前回のゼミ合宿がA面ならこちらはB面、氷室冴子さんのなぎさボーイ、多恵子ガールのよう。

    あの時の心情を重ね合わせると二重に沁みる。

    沙絵さんの明るさの裏側を知るとせつない。

    難波君は本当に尚哉のことを気にかけてくれてる、今回も親友の証を見せてくれてますます良きボーイ。健ちゃんのバースデーもうるっときた。

    ここにも思い出という、きちんとアキラ先生を繋ぎ止めてくれる太い糸があることを感じ涙。

    久々の渉おじさんもやっぱり素敵。

    11巻のあの時、12巻へと逸る気持ち、実に巧い。

  • 今回もとても面白く本編の裏側を読めました。
    サエさんの話は結構切なくて、それでも明るく生きている様子はとてと健気でした。
    イギリス時代の彰良少年や渉おじさんとのやりとりなど、微笑ましかったです。

  • 11巻のゼミ合宿の裏側、沙絵さん視点と難波くん視点を知れる。
    沙絵さんの気持ちを考えると切なくなる。
    難波くんは本当にいい奴すぎるので、今後もずっと深町くんのそばで支えてあげてほしい!!
    このあと本編がどう進んでいくのか…気になる。

  • どの話もよかったけど、やっぱり難波くんの話が1番良かった。
    本当にいい奴!
    尚哉、本当に難波くんという友ができて良かったね。難波くんちゃんと人の事を考えられて思いやれる人だなぁ。私もそーなるよう頑張ろ!
    八尾比丘尼のサエの話も切なかった。
    彼女からの視点で描かれる、前作の話は胸が痛い。
    そして健ちゃんもやっぱりいい!

  • 2025年3月角川文庫刊。14作目。書き下ろし。美術準備室の女、山の向こう、俺の友達の地味メガネくん3、妖精の小箱、誕生日を祝おう、の5つの連作短編。山の向こう、俺の友達の地味メガネくん3は前回の話の別視点の話で、損したような気がする(紗絵の秘密のいくつかがわかったからそうでもないか…)。総じて、進展の要素はゼロ。異捜の山路は、かなりの理由ありなのだろう。気になる。

  • サエさんの知り合いのヨッチャンが何者か分からず、とんでもない目にあったのにアッサリ終わったあの回の、サエさん視点が良かった。スピンオフしてきたっぽい作家さんはきっと前の作品の方だから読まんといかんかなぁ。甘々系好きじゃないのだけれど…

    見た目はチャラ男の気遣い男ナンバくんにハート。

    見た目はヤクザの保育士ササクラさんは苦労性。そして貧乏くじ引きがち。そんなあなたが私は好きよ。

  • シリーズ番外編第3弾。
    沙絵さんのお話「山の向こう」が切なかった。八百比丘尼になってしまった経緯、好きになった人たちをいつも見送ることになってしまうことなど、にぱっとした笑顔の裏にある沙絵さんの人生が重いです。
    佐々倉さんの誕生日話「誕生日を祝おう」も好きです。
    本編11巻のゼミ合宿の裏側がよく分かって楽しめました。本編12巻も楽しみです。

  • 5つ章の短編集からなる番外編
    その中には、シリーズ11の本編で書かれていた「入ってはならない場所」につながるものが2章分

    海野沙絵が、人間だったころの話から、八百比丘尼となった理由、それから更に時をへて、現代にいたり、「入ってはならない場所」へつながったお話
    また、同じ「入ってはならない場所」につながる舞台の場所へ、高槻先生の夏ゼミ合宿に参加していた難波君の視点からのお話。

    本編を随分前に読んでいたので、忘れてしまっている部分も多く、もう一度読み返してみようと思った。

    それ以外に、彰良が神隠しにあって帰ってきてから、ロンドンの叔父のところで生活していた話、
    そして、彼が、誕生日を祝うことを大切にしている理由を書いた話等。

    准教授としての彰良先生の、子供のころの日常の生活が垣間見れた。

    そして、彰良が誕生日を祝うことを大切にしている彼のその深い思いは、それを彼に言った人には伝わっているのだろうか・・・。
    神隠しにあって、幸せだった日常が、失われててしまった彼は、どこか危なっかしい存在になってしまった。そんな中で、幼馴染である健司の存在は、言葉は乱暴で、ぶっきらぼうなところはあるけど、彼をこの世につなぎとめることができる、唯一の人かもっと思った。

  • Amazonオーディブルで聴いた。

    難波くんはいい人だなぁ、ほんと、いい人。

  • 相変わらずの面白さ
    エクストラは高槻先生と深町君の周囲の人達の物語。
    それぞれの思いや願いが描かれていて、みんな優しいなぁとほっこり。
    本編のサイドストーリーでもあり、もう一度本編を読み返して物語に深く入り込む感じがゾクゾクワクワクする。
    本編も佳境、早く続きが読みたい

  • シリーズ番外編、本編の裏側が覗ける感じが好きです。
    今まで気になっていた八百比丘尼の沙絵さんの生い立ちが描かれていて、これはよかったです。
    あと難波くんはめちゃくちゃ良いヤツ!大好きです。
    深町くんと高槻先生の周りにいるみんなが優しい。
    本編の続きも気になります。

  • シリーズ番外編。沙絵ちゃんの話や恒例の難波くん、イギリス時代の話に健ちゃんの誕生日の話、と番外編やからこその盛り沢山で好き。別シリーズからも出てくるし、今後に関わりそうなことも出てくるし、次巻が楽しみ。特に沙絵ちゃんのことずっと考えてる…。

  • シリーズ番外編3冊目。

    「美術準備室の女」
    美術準備室に裸の幽霊が出るという話。
    実際には、準備室を締め切って、生徒が交代でヌードモデルになってデッサンをしていたという……。
    女子校だからできることではある。

    「山の向こう」
    山梨の洞窟に住んでいた怪物に食べられに行く沙絵さんの話。
    沙絵さんの半生?は、別のとこでも出てきた気がするけど、色んな意味で切なすぎる。

    「俺の友達の地味メガネくん3」
    番外編恒例、難波視点の話。
    合宿の人食い怪物事件を難波目線でも。

    難波、深町のこと大好きじゃないか・・・!
    いいヤツだ。

    「妖精の小箱」
    高槻の叔父、渉のお話。

    「誕生日を祝おう」
    健ちゃん視点での過去の回想。
    高槻と健司の話もなかなかに切ないものがある。

    こういう、本編で読んだ話を別の登場人物の視点から見る、というのは嫌いじゃない。
    というか、割と好き。

  • 第11.5巻。
    11巻の裏話的エピソードが多め。

    日があいたので若干内容を忘れ気味だったが、11巻のすぐあとに読むのがおすすめ。

    EXでは難波と佐々倉の心情を知れるのが嬉しい。

  • 11巻のゼミ合宿での出来事を難波ぼ立場から見た話と沙絵の立場から見た話が良かったです。
    沙絵の人を超えてしまった諦めと悲しみに切なくなります。
    難波が良い子で本当に良かった。
    尚哉の秘密を知ってもそれを踏まえて付き合ってくれる難波が居ることは本当に救いだと思う。

  • ほんと、難波みたいなお友だちができてよかったね。健ちゃん視点で見ると、一生懸命繋ぎ止めてきたんだなぁと切なくなる。みんな幸せになってくれ。

  • 【収録作品】
    第一章 美術準備室の女
    第二章 山の向こう
    第三章 俺の友達の地味メガネくん3
    第四章 妖精の小箱
    第五章 誕生日を祝おう

    第一章は一応ミステリ。
    第二・三章は、前作の事件を沙絵・難波の視点で描く。
    第四章は、イギリスに住む高槻の叔父・渉視点。イギリス時代の彰良の話。
    第五章は、佐々倉視点。

    同じ事件を別の視点から見られるのはありがたい。
    本編はいよいよクライマックスになりそうなので、その前の外伝はちょうどいい。

  • やっと読み終わった・:*+.\(( °ω° ))/.:+
    ちょこちょこ読みしてたから買ってから結構時間経ってるよね?(゚∀゚)

    今回の新作はExだけど、本編みたいなお話もあったな。

    絵は下手くそだし芸術センスは皆無だけど、美術部は美術部なりの悩みもあるんだなって思っちゃったΣ('◉⌓◉’)
    読んでる途中でトリックはなんとなく予想はついてたけど、、、
    確かに女性か男性の問題も出てきちゃうよな( ゚д゚)

    沙絵さんの過去がついに!
    すごく長く生きてるんだろうとは思ってたけど予想よりめっちゃ長く生きてるんだな(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
    その分いろいろ経験してるけど、やっぱり不老不死って寂しいよね(´;ω;`)
    自分を犠牲にするのもやめて欲しいよ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
    いくら死なないからって、、、

    そして難波くんはやっぱり良いやつだなぁ♪( ´θ`)ノ
    深町くんのことをすごく大事にしてて(゚∀゚)

    高槻先生の子供の頃のお話!
    と言ってもある程度大きくなってイギリスでの生活♪( ´▽`)
    アパートの人たちも楽しそうだな(о´∀`о)

  • 八百比丘尼ぃ…そうだよな、そうなるよな…なんかもう恨みも悲しみもなく、好きなモノの描写すらフラットな感じが出てなおのこと物悲しいぃ…高2の彰良先生かわいいぃ…

  • シリーズの外伝第3弾

    早く本編の続きを読みたいんですけど!今回ばかりは外伝より本編を!!
    って思ったけど、あの事件の裏側とか、あの時この人はこんなこと考えていたのかとか、これから始まるであろう出来事の振り返りと予告とか、キャラクターたちに起こっていた事柄が立体的になるからやっぱりおもしろい
    小さな幸せの日常も垣間見れるし

    隣にあったはずの怪異に片足が浸かって、今や半身ほど飲み込まれている高槻先生と深町くん
    続きが気になる

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著者プロフィール

神奈川県横浜市出身、在住。2016年に『憧れの作家は人間じゃありませんでした』で第2回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》を満場一致で受賞し、デビュー。同作はシリーズ化され1~3巻を数える。21年夏、「准教授・高槻彰良の推察」シリーズが実写ドラマ化され話題に。キャラクター文芸界再注目の作家。

「2023年 『憧れの作家は人間じゃありませんでした4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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