皇帝の薬膳妃 白銀の奇跡と明かされる真実 (9) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2025年3月22日発売)
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感想 : 10
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041160466

作品紹介・あらすじ

自身の出生の秘密を探るため、“子宝祈願”を口実に白虎の地へ赴いた董胡。彼女はついにその核心を知る人物・白龍への手がかりをつかむ。かつてひどい難産だった妊婦をひとりの医師が不思議な力で救ったことがあると耳にした董胡は、彼こそ白龍なのではないかと確信し、彼がたまに現れるという近くの山房で暮らす老師のもとを訪ねることに。変装した朱璃に加え、其那國のルカとナティアの姉妹とともに老師のもとへ向かうが……。
一方、白虎の隣の地・其那國で起こっている不穏な政変を知り、黎司は董胡たちを守るため、尊武率いる黒軍らを白虎へ派遣する。董胡を失うことを恐れる黎司と、董胡の不在に苛立ちを募らせる尊武。各々が董胡への想いを交差させる中、ついに董胡のもとにマゴイの魔の手が――!?

秘められた董胡の過去――そこに隠された壮絶な”愛”の物語が今明かされる! 
大人気アジアン王宮ファンタジー、激動の第9弾!

感想・レビュー・書評

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  • いや今回も面白い。一気読みだね。

    董胡の出生の秘密もわかり白龍にも会えて物語がグーンと進んだ気がする。
    でもマゴイ一族はなかなか曲者だな。
    ユラ・マゴイが狡猾で手強い。

  • 尊武様ー!
    あんなに怖かった尊武が様付けしたくなるほどいい仕事してます。
    彼は巻数を重ねる毎に良いキャラになりますね。
    やっと董胡まわりの謎が一掃されたのにマゴイめ。
    大団円はすぐそこかな?

  • 董胡の力が分かってきて、隠し事も増えてきているから悩む気持ちも分かるけど、あまりに董胡がぐずぐずしていてイラッとする。いつまでたっても覚悟が決まらないのでしっかりして欲しい。惑わされている尊武が振り回されているのは見ていて楽しいです。

  • 尊武さまがいい味を出していて最高でした。
    彼が登場してから物語がグッと面白くなり、言動の荒っぽさと反してなかなか良い人なのではと密かに推していました。最後ももしかしてと思っていましたが、流石期待を裏切らない男。彼がいてくれればきっと大丈夫と信じて、次巻も楽しみです。

  • 4.5

  • 面白くなってきた。

    本巻では、ついに薫胡の出生の秘密が明かされ、皇帝黎司は、薬膳師の薫胡と玄武の后が同一人物だと知ることになる。皇帝にとっては、薫胡が男ではなく女であると知ったときの愕きより今回の方が更に衝撃であったに違いない。

    それにしても、真実、薫胡が玄武公の一の姫とすれば、尊武は彼女の兄ということになる。見たところ、彼は薫胡に強く惹かれているようなのだがー。
    皇帝も実の兄すら魅了されるのは、白龍が語った「麒麟の血の呪い」によるもなのか?
    そんな混乱の中、朱璃とともに百滝の社まで子宝詣でに出かけていた薫胡がマゴイに狙われてしまう。

    まだ尊武本人さえ気付いていない尊武の「妹」への恋情、若き皇帝の想い。様々な人物の思惑が錯綜する中、マゴイに操られた薫胡が尊武に追い詰められ、滝に堕ちてしまった。
    風雲急を告げるラストシーンから、眼が離せない。
    次巻が待ち遠しい。

  • 董胡の活躍が好きなのに、今回はすっかり守られるヒロインになっていてあまり面白く無かった。はやく元気になってほしい。

  • スートーリーを引っ張り過ぎと感じる。そろそろ読むのをやめる潮時か?

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著者プロフィール

尾道 理子(オノミチ リコ)12月31日生まれ、広島県在住。第5回角川文庫キャラクター小説大賞〈読者賞〉を受賞し、作家デビュー。著書に『毒母の息子カフェ』「皇帝の薬膳妃」シリーズがある。

「2023年 『皇帝の薬膳妃 赤椿と蒼き地の波瀾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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