最後の告発 警視庁文書捜査官 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2025年4月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784041161258

作品紹介・あらすじ

鳴海理沙が所属する警視庁の文書解読班に一通の手紙が届いた。そこには、7年前に行方不明となった人物について捜査してほしいという内容と疑わしい人物の名前が記されていた。さらに差出人は捜査をしてくれないなら、自分が犯人を殺しに行くというのだ。『善良な市民』を名乗る差出人はいったい何者なのか。理沙たちは、不審を抱きながも捜査に乗り出すが、想像を遙かに超える展開が待ち受けていた──。書き下ろし警察小説。

みんなの感想まとめ

警視庁文書解読班が一通の手紙を受け取り、捜査に乗り出す様子が描かれています。手紙には、7年前に行方不明になった人物に関する再捜査依頼があり、差出人が自ら犯人を殺すと脅迫する内容が含まれています。この異...

感想・レビュー・書評

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  • 麻見和史『最後の告発 警視庁文書捜査官』角川文庫。

    テレビドラマ化された異色の警察小説シリーズのの第11作。今回もまた書き下ろし。

    『警視庁文書捜査官』シリーズの面白さは、鳴海理沙を中心に、奇妙な事件を犯人が残したメモや脅迫状、或いは暗号などから事件を解決に導くプロセスにある。しかも、描かれる事件は皆、時勢を反映した現実味があるところが魅力の一つなのだ。

    ある日、警視庁文書解析班に1通の告発状とも取れる手紙が届く。その手紙には7年前に行方不明になった人物についての再捜査依頼と共に疑わしい人物の名前が記され、再捜査しない場合は差出人自らが犯人を殺害すると書かれてあった。

    鳴海理沙率いる矢代、夏目たち文書解析班は7年前の行方不明事件を調べ直すうちに当日の夜に発生していたATM強奪事件との関係に目を付ける。行方不明事件は最悪の結末で解決するが、再び文書解析班に新たな事件の再捜査依頼が届く。

    手紙を書いた人物の正体な何者か、そして、その目的は……

    本体価格840円
    ★★★★★

  •  警視庁文書捜査官シリーズ。鳴海理沙が主人公。
     文書捜査課もだんだん名前が知られてきた。事件を解決に導いた部署として。直接嘆願書が届く。未解決事件について、「通報者」と名乗る人物から、容疑者らしき人物も指定されていた。
    そして1件目。ATM 窃盗事件に絡んだ男性行方不明事件。被害者の男性を見つけることができた。続いて2件目。賞金のかかっている容疑者であった。そして3通目。女性殺害事件。容疑者とされる男性の行方がわからない。文書捜査課は男の居場所を探すことができたが、張り込みをやめた夜、男が行方不明になる。室内で争った後があった。八代は、自分を尾行していたような男性の写真を手に入れた。それは部署の部下夏目のかつての先輩刑事であった。彼は捜査の途中で容疑者に暴行し、退職していた。そして彼こそが通報者であった。実は3件目の被害者女性は彼の娘であったのだ。彼は退職後、探偵社に入り、独自に事件を進めていた。前の2件は被害者遺族が、探偵社に申し込んできたものだった。

     相変わらず手堅い作品。しかも今回は3件連続ほぼ単独捜査で、縦横無尽に動き回っている。いや、主人公の鳴海はほとんど動いていない。八代と部下夏目がひたすら普通の捜査課のように動き回っている。夏目はが先輩刑事に情報を漏洩してしまったけど大丈夫なのか。作品の最後、異動辞令が出る4月に触れているシーンがあったので、もしかしたら次の作品では夏目はいないかもしれない。

  • 2025/06/07 35読了

  • 一通の手紙による告発から事件捜査に乗り出す。
    文書捜査という特殊な部署への一縷の望みを掛けて事件解決をして欲しいという切実な願いは込められていて。
    と、言う感じ。

    自分勝手な犯人の行動にはちょっと腹が立つ。
    告発文を送ってきた人の動機も分かるけどすっきりしない。
    最後は少しほろ苦い終わり。

    このシリーズ
    感想を書く度に夏目巡査が大嫌いという内容を書いている気がする。
    腐女子ネタをしなくなったのはやはり読者から嫌悪されたからか。
    (上司に当たる)同僚をモデルにBL小説を書くと堂々と言うあたり頭が狂っているとしか思えなかったので。
    はっきり言って気持ちが悪いです。
    自分をヒロインにモテモテ夢小説まだ嫌悪感がなかったかも。
    正直なところ目の前の上司をネタにしてそれを公言するって気持ちが悪いです。
    この設定がどうやら消えてなくなった。本人が口にしなくなってほっとしています。
    けれど、一作でも早くこの人は作品(シリーズ)から退場して欲しいです。

  • シリーズ11作目。

    警視庁文書解読班に届いた7年前の行方不明者の捜索依頼の手紙には、警察も把握していない新たな情報が含まれていた。

    事件を解決する都度届く2通目、3通目の手紙。

    送り主の目的や被害者たちとのつながりに注目が集まる。

    本作では同班でも足で稼ぐ派の矢代朋彦、夏目静香両刑事の地道な捜査が奏功し、文書解読の名手鳴海理沙警部補の推理力は1件目以外は目立たない。

    小説としては地味だが、映像としてはインパクトがありそうで、同作者の警視庁殺人分析班のようにWOWOWあたりでドラマ化されないものだろうか。

  • 警視庁文書捜査官シリーズ10巻、テレビドラマでおなじみの人間関係、読みやすいし、前作で矢代が抱えていた伏線が回収されカメラへの拘り、矢代の幼馴染の水原弘子に因縁のカメラ・・・ひと段落した文書課も実績を上げ続け評価がたかまり、鳴海理沙率いる(?)文書解読班の捜査がドンドン事件を解決していく本書は小気味が良いったらありゃしない
    本書の構成は面白かったが「文書」から謎や筋を読み解くシリーズの根幹が崩れている

  • シリーズ11作目。安定して面白い。3つの事件がうまく絡み合って、なかなか読ませた。国木田や永井もうまく溶け込んでる

  • 理沙はあまり目立たなかったけど、事件が3つ盛り込まれていて読み応えはあった。国木田の再登場もうれしかった。

  • 鳴海理沙が所属する普視庁の文書解読みに一通の手紙が届いた。
    そこには、7年前に行方不明となった人物について捜査してほしいという内容と、疑わしい人物の名前が記された写真が入っていた。さらに差出人は捜査をしてくれないなら、自分が犯人を殺しに行くというのだ。「善良な市民」を名乗る差出人は何者なのか。理沙たちは、不審を抱きながらも捜査に乗り出すが、予想外の展開が待ち受けていた
    ー。

  • 2025/05/03読了

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著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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