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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041171035
作品紹介・あらすじ
旺盛な活動を続ける中での愛児との突然の別れ。「亡き児文也の霊に捧ぐ」という言葉とともに中原が最後に編集した詩集『在りし日の歌』全編と同時期の代表作を精選。詩人最晩年の活動のすべてを示す。
感想・レビュー・書評
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旺盛な活動を続ける中での愛児との突然の別れ。「亡き児文也の霊に捧ぐ」という言葉とともに中原が最後に編集した詩集『在りし日の歌』全編と、同時期の代表作を精選。詩人最晩年の活動のすべてを示す。
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「まことに人生、一瞬の夢、ゴム風船の、美しさかな。」
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中原中也の「湖上」が大好きで、収録されているこの本を買ってしまいました。
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この詩集、有名な「月夜の浜辺」が読みたくて、買いました。
「月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちていた」
あらためてぱらぱらめくると、他にも知っているフレーズがいくつも目に入ります。一日一度ページを開いて目に入ったところを読む、週末にぱらぱらめくって自分の気持ちに合う詩を探す、のような読み方がおすすめですね。
他にも気になったフレーズはこちら http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120328/1332913950 -
中原中也の詩集。
以前読んだ「孤島パズル」に出てきた中也の詩がとても印象的だったので。
「湖上」もそうだけど、月が出てくる詩が好きだなぁ。「月夜の浜辺」とか。
あと「北の海」も好きです。教科書に載ってたのかな、見たことがある。
何を表現してるのかよくわからないものもあったけど、その中に不思議とストンと落ちてきて心に残るフレーズがたくさんありました。 -
中原中也『中原中也詩集』(角川文庫)(2010:黒木章先生推薦)
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中也の詩集は他に持っていたけれど、真っ白な装丁に惹かれてジャケ買い。
文字の間隔や見開いたときの余白が多くて読みやすい。 -
中也がだいすき。
静かでひんやり冷たいけれど
けれどどこかしっとりとしている「冬の夜」がだいすき。 -
眠れなくなったので何となくやや自虐的なチョイスをしてみた。
やっぱり「北の海」が好き。
人魚じゃない波がいそうな灰色の海が見たい今日この頃w
(10.09.14) -
どことない切なさと悲しさにあふれている詩集
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内面に深ーく潜りたいときに。
恐ろしくもあり悲しくもあり。 -
"骨はしらじらととんがつてゐる"
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ポッカリ月が出ましたら、
舟を浮かべて出掛けせう。 -
地元に帰る。蛙の声が、夜の闇に響いている。何百メートルも明かりがない。真っ暗な夜。
ビニールハウスの光がぽつんと点いている。形は闇に溶けていった。輪郭が失われて、境界が消えていく。
蛙の声が、世界の声だった。その場に立っていたのだろうか。その場はどこだったのだろう。
そこは、すべての場所のように感じた。
田の水面に蛙の声が浮いている。わずかな光が水面を照らす。何百メートルも先の電灯が、
古びた光を照らしている。湿っている。空気が肌に触れている。境界線が、身体の境界線が
曖昧になる。蛙の声が身体に侵入する。夜に、空に。
その場に立っている。それを感じることが、僕らの感じるべきすべてではないだろうか。
「在りし日の歌」の最後に入れられた『蛙声』。大学時代は、孤立して泣き叫ぶ蛙を想像していた。
天に届かなくとも、泣き続ける蛙を。けれども、今は天と一体になって生きる蛙を見ている。
もしくは、それこそが孤独に通じるものなのではないか、と思いながら。
夜の、形のない、その場所に立って。 -
そうそう。その気持ちが分かるよと言うのではなく、 そう言う事があったのねと 愛しくなる様なそんな詩
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教科書で出会った「月夜の浜辺」、それから10年を経て「北の海」(風見零:漫画)、「湖上」(有栖川有栖:孤島パズル)…「春日狂想」で離れがたい作者となりました。
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テンポ良く悲しい詩集。歌いだしそうな言葉たち。
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つい買ってしまったのでした(汗
著者プロフィール
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