- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041171035
作品紹介・あらすじ
処女詩集『山羊の歌』刊行の2カ月前、長男文也が誕生。中原中也は詩作・翻訳に旺盛な活動を続ける。しかし、それは蝋燭の炎が燃え尽きる寸前の輝きに似ていた。彼の詩は、徐々にこの世では聞こえない音を浮かび上がらせるようになる。そして、文也の突然の死。不幸は宿命のように彼の上に舞い降りた…。本書には「亡き児文也の霊に捧ぐ」という言葉とともに、中原中也が最後に編集した詩集『在りし日の歌』全篇と、同時期の代表作を精選。詩人最晩年の活動のすべてを示す。
感想・レビュー・書評
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中原中也の「湖上」が大好きで、収録されているこの本を買ってしまいました。
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この詩集、有名な「月夜の浜辺」が読みたくて、買いました。
「月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちていた」
あらためてぱらぱらめくると、他にも知っているフレーズがいくつも目に入ります。一日一度ページを開いて目に入ったところを読む、週末にぱらぱらめくって自分の気持ちに合う詩を探す、のような読み方がおすすめですね。
他にも気になったフレーズはこちら http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120328/1332913950 -
「まことに人生、一瞬の夢、ゴム風船の、美しさかな。」
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中原中也の詩集。
以前読んだ「孤島パズル」に出てきた中也の詩がとても印象的だったので。
「湖上」もそうだけど、月が出てくる詩が好きだなぁ。「月夜の浜辺」とか。
あと「北の海」も好きです。教科書に載ってたのかな、見たことがある。
何を表現してるのかよくわからないものもあったけど、その中に不思議とストンと落ちてきて心に残るフレーズがたくさんありました。 -
中原中也『中原中也詩集』(角川文庫)(2010:黒木章先生推薦)
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中也の詩集は他に持っていたけれど、真っ白な装丁に惹かれてジャケ買い。
文字の間隔や見開いたときの余白が多くて読みやすい。 -
中也がだいすき。
静かでひんやり冷たいけれど
けれどどこかしっとりとしている「冬の夜」がだいすき。 -
眠れなくなったので何となくやや自虐的なチョイスをしてみた。
やっぱり「北の海」が好き。
人魚じゃない波がいそうな灰色の海が見たい今日この頃w
(10.09.14) -
どことない切なさと悲しさにあふれている詩集
著者プロフィール
中原中也の作品





