千姫春秋記 (角川文庫 緑 201-8)

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著者 : 円地文子
  • KADOKAWA (1969年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041201084

千姫春秋記 (角川文庫 緑 201-8)の感想・レビュー・書評

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  •  大坂の陣の大阪城落城後からの、あの豊臣秀頼正室千姫の行く末を、著者らしい艶やかな文体で切り取って見せる小説。

     秀頼への哀切を持ち続けながらも、今を生き、秀頼遺児の女児の行く末のために尽力していく。この女としての聖母の面を描く一方、それとは別の面も。すなわち、秀頼の想い出を共有する青年との逢瀬と不義の子とが、千姫の女の部分を開花させ、それは彼女の別の面、貞淑さとは真逆の淫の質を啓いていくのだ。
     この不貞に対して千姫は平然とした態度をとり続ける姿の恐ろしいこと…。
     まさに「仏魔一紙」とはこのことを指しているに違いない。

  •  私が持っているこの本は、小中学時代に通いまくっていた地元の図書館の、多分文化祭みたいなのがあった時に、その図書館の破棄処分品を10円とか格安で売っていたものの中から買った本の一つ。
    恐ろしくボロボロな本です。
     図書館がデジタル化する前からあったようで、図書カードポケットが付いています(笑)


     女性が書く、女性が主人公の時代小説なので、視点に矛盾がなくて読みやすい。どうやらこの方、女性心理描写を得意とする方のようですね。納得。
    千姫主人公の小説は結構ありますが、これはオススメです。
    ただやはり古い作品なので、ライトノベルに慣れ切った人は読みにくいカモ…?

  • 歴史小説。
    千姫のイメージが違った。

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