機動戦士ガンダムUC テスタメント (カドカワコミックスAエース)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年3月9日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041202111
感想・レビュー・書評
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これはもう珍品の類。原作名シーンを忠実に再現描写した上でMSを変な擬人(神)化、宇宙世紀をサブタイトルそのままに神話体系化するという荒業。言ってる意味がさっぱりわかんないと思いますが、読めば理解できます。
ユニコーン派生作品なのに帯タタキのMS60機種登場とかどうなってんの?とか思ってましたが、そういうことか。そこはあまり期待してはいけない。
しかしこれは読み手を選ぶ作品だなあ…ワタシは買って損したとは思わないけど、面白いとも思わなかった(`・ω・´)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
開発史を中心にしつつも、第一人者の近藤和久とは真逆のアプローチでえらいポエジー。現実、神話化しつつあるガンダム物のひとつの極北では。
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著者が被災者であることをあとがきにて知る。
随分と大変な想いをされたようだ。
それにしても、ストーリー性をもった、
MSを主人公に見立てた物語とは斬新だった。
MSの系譜をひも解いてゆけば、
おのずと宇宙世紀を振り返ることになる。
それはそれで面白かった。 -
MSの独白でMSを紹介するというちょっと変わったコンセプトの漫画。一種のMS開発史のようになっているが厳密なものではない。「シャアを成すもの」はシャアの搭乗した期待を遡る形でまとめられており、デルタプラスやドライセンなどは同系列MSの進化・発展という視点でまとめられている。独特のクセのある雰囲気なので、万人受けするとは言いがたいがなかなか面白い試みだと思う。