月の沈むまで 第1巻 (あすかコミックスDX)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年11月21日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041205105
作品紹介・あらすじ
久坊伊織は、日本国内に貴族のみで構成されている都市国家・幻京で、権力争いに巻き込まれ、全権を握る男・帝の側近の座を奪われた久坊公爵の嫡男。父の遺言により、公爵の座を奪い返すため、今復讐の幕が開ける――
感想・レビュー・書評
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日本国内の貴族限定都市国家・幻京を舞台に、父を陥れ双子の妹を焼き殺した人物を同じように陥れようと計画する伊織の復讐劇。
絵が本当に綺麗。
江上伯爵令嬢の事件についてはスピンオフの「花も嵐も」を先に読んだため、東条が主犯だったのかと知った。
復讐のためなら何でもしようとする伊織が腹黒。けれど伊織がそうだとすると、なぜ父からの扱いが違ったのかが気になる。
雛子が深窓の令嬢そのもので儚い雰囲気で、ビジュアルが私好み。
あとがきよりも奥付にある参考文献のタイトルがネタバレ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく中二病な内容かと思ったけれど、
しっかりと骨組みがあって、安心して読めました。
憎しみがベースにあるニアBLというジャンルが好きなので、
じつは・・・という展開が個人的にはすごく残念。
・・・は、元々わかっているからドキドキっていうのありません?
主人公じゃなきゃ萌えるのだけど。
でも、2巻も楽しみ! -
ジャケ買いというか本屋さんで見つけて衝動的にゲットしてきたけどこれは大成功だった。
私の好きな要素がたくさんあって嬉しい。 -
平安末(~鎌倉初期)の古典「有明けの別れ」をモティーフに、
物語を現代に少し似て少し違う、架空の都においた物語です。
この「有明けの別れ」は全く知らないお話なのですが…
噂によると、「とりかえばや」とよく似ているお話なのだとか。
戦後になってから写本が見付かったのだそうです!いわゆる天下の弧本。
映画の源氏物語のコミカライズも書いてる宮城とおこさん。
そちらではちゃんと(?)十二単でしたが、こちらの作品では
架空のみやこに学生服の少年侍従や帝とよばれるスーツの男性などが
登場する不思議すぎる舞台ですが、でもうーん…古典な雰囲気もあるかも??
独特な幻想舞台でも読めちゃうのは宮城さんのきれいな絵ならではでしょう。
5月末発売の2巻で完結となるそうですが、
同じ世界観で続きを描かれるそうです。 -
古典がベースの物語。作者買い。
近未来っぽくなった世界だけど、貴族が住む日本とは別の国?で起こる復讐劇。
すごく展開がはやいようで、よく考えると謎だけが残ってるよね…。
原典だと、ひどい…と思うようなことが起こってるはずだけど、この話ではどうなってるのかが(すでに起こってるはずだけど)わからない。そんなような出来事も引き起こしてしまう幻京がはらむ闇のようなものが、美しい絵や構図でぼやけてしまっていまいち緊迫感とかが伝わらない。
悪い評価のようだけど、それでもひきつけられる話と絵。 -
妹に借りる。キレイな絵だと思うが、線が細くて動きがないので、全体が白っぽく見える。挿絵とかならいいのに…。話は面白そうだからちょっと残念。
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宮城さんの絵、久々に見てもやっぱり美麗で見とれてしまった...///
あんまり古典は詳しくないので、あえて元ネタはスルーで楽しみたいと思います。 -
2012/11/29購入・12/29読了。
復讐物語にわくわくしつつ、いろいろなものを抱え込んでいる伊織が心配。 -
相変わらず耽美な絵ですね。
確かに奥付の参考文献はネタバレですね。続きが楽しみです。