僕だけがいない街 (1) (角川Cエース)

  • KADOKAWA (2013年1月25日発売)
4.09
  • (271)
  • (372)
  • (164)
  • (12)
  • (4)
本棚登録 : 3181
感想 : 209
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・マンガ (196ページ) / ISBN・EAN: 9784041205570

作品紹介・あらすじ

毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 漫画家として、メジャーデビューするものの、上手くいかない日々に、もがき続ける青年。

    ある時、時が戻ると言う不思議な体験をする。
    『再上映(リバイバル)』

    そして、母の死。
    犯人はだれか?
    そして何故、母を狙ったのか?

    愛するものを守れなかった激しい後悔。
    そして、リバイバルの結果、戻った時間は、何と...

  • 最近はインターネットカフェで漫画を集中的に読むことを覚えました。そこでマンガ大賞第三位になっていて、ふと読み始めたのがこれです。

    「再上映(リバイバル)能力」を持つ青年の、98年と2006年の殺人事件の謎を追ってゆく、非常に濃密、エンタメなサスペンスSFになっています。所々の伏線はどのように回収するのか。このまま破綻しないで行って欲しいと思います。三巻を一気読み。一年に二冊しか出ないみたいなので、完結はあと数年後か。(14.4.28記録)

  • 全巻読了済
    最初は整骨院の待ち時間に読んでいたのですが、気になりすぎて全巻買った作品。

    ピザ屋でバイトをしてる主人公。漫画を描いているが中々目が出ない。普通の男子に見えるが、ある日居眠り運転をするトラックが事故を起こしたのを目撃し、過去にタイムリープする。
    そう、この男、事故や事件に遭遇するとタイムリープする力があるのだ。
    そんなある日、主人公の母親が何者かに殺されてしまう。その犯人を捕まえようともがくが、母親を殺したのは自分だという疑いをかけられ、
    なぜ母親は殺されなければいけなかったのか?
    母親を死なせずにすむにはどうしたらいいのか?
    そう考えた時、
    彼は小学生にタイムリープしていた。
    小学生の頃に起こった事件が母親が殺された事に関係している?
    主人公は事件が起こらないように努力し、何度も何度も繰り返す。そして事件の真相を知りーーー

    動き出した時間、その時にタイトルの意味に気づく。

    物語の佳境で巻末になるので、次が気になって仕方なくなる終わり方をしている。なので一気読みがオススメ。
    映画などにもなったが、色々省かれているので、原作で読むのを勧める。

  • これは文句なしの面白さ。高評点も納得。タイムスリップ能力を持つ主人公が、ある事件をきっかけに、過去に主人公の同級生らが巻きこまれた連続児童誘拐殺人事件にまつわる歪められた真実にたどり着く。主人公が図らずも過去と対峙し、手探りで謎を追いながら、過去に救えなかった人々を救いだそうというサスペンスフルな展開。タイトルから、孤独な青年か少年の心情を描いた作品かと思ってたらいい意味で裏切られた。おいおい先が読みたいぞ。

  • タイムリープ×サスペンス漫画です。
    この漫画に関しては本当にネタバレ等読まずに読み進めるのが一番面白いです。中盤・終盤を読んでる時の緊張感はすごいものでした。
    伏線のしっかりしたサスペンス漫画を読みたい方にはおすすめの作品です。

  • なるほど、ミステリですか。そう考えると、タイトルもそういう方向性を表している訳で。起こってしまった殺人と、主人公の持つ能力の限界を示したところで1巻は終わってるけど、これはさすがに続きが気になりますわ。

  • これは面白い。主人公の周りで危険が起こるごとに発生する、「再上映(リバイバル)」。違和感を探そうとする主人公、その背景の書き込みが、自然で、質感があり、読ませられた。続きが気になるSFミステリ。

  • 人気があるので読んでみました。
    タイムループ/セツナ系かー。
    好きなジャンルです。
    「犯人探し」「ミスリード」とか、貼られた伏線の意味を探る楽しみと、
    「ああ、こどもの時、自分もこうしたかったのに…」「言えたら良かったのに…」というコンプレックスをちくちく刺されたりもします。
    「雛月を助けるために、自分を信用して欲しい!」という主人公の思いには共感します。
    が、コレ…雛月は主人公を好きになっちゃうパターンだが、彼はそこまで考えているのだろうか?
    カリオストロの城的な「あなたのハートだけ盗んで去る」とかは女子にはバッドエンディングです。

  • 構成や見せ方が特徴的でキャラも立っていて確かにおもしろいのだが、全体的に展開が速すぎたり言葉足らずだったりするので、そういう点が気になる人には向かないと思う。特にあとがきは、5W1Hがはっきりしないのでかなり違和感がある。

  • 次巻へと読み進めたくなるドキドキハラハラ感がたまらない!
    不幸な現実を過去にタイムリープして描き直しにいく物語...小学校の頃に身近に起きたある誘拐殺人事件と現在につながる因果...過去は変えられるのか。

    ちなみに帯の推薦文がまったく推薦していない!ということでも有名で、マンガ大賞2014第2位の作品でもあります。

全209件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

北海道出身、千葉県在住。第40回「手塚賞」佳作。第41回「手塚賞」準入選。1995年「アフタヌーン四季賞 春のコンテスト」準入選。代表作は『カミヤドリ』(角川書店刊)、『鬼燈の島』、『魍魎のゆりかご』(スクエア・エニックス刊)など。

「2022年 『夢で見たあの子のために (11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三部けいの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×