僕だけがいない街 (1) (角川コミックス・エース)

著者 :
  • KADOKAWA
4.09
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本棚登録 : 3061
感想 : 204
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041205570

作品紹介・あらすじ

毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。

感想・レビュー・書評

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  • <5巻まで読んだ>
    面白い…やっぱり人間はミステリアスな展開はどうやっても引き込まれる。
    事件の展開も面白いが、キャラクターたちが主人公に対して発するセリフが本来ならばいいセリフに聞こえるはずなのに、なぜか不穏な雰囲気を出すのが絶妙。「え、このセリフに裏があるの?」とついつい深読みさせられる。(ちゃんと裏がある展開も作られているから、簡単には自分の深読みを捨てられない)
    サスペンス作品はどれだけ読者に深読みさせるかが、作品の技量の一つになるのかもしれない。
    深読み=不安=どきどき?
    またこれはヒントか?という情報の出し方もうまい。関係者の下の名前を思い出せずわざわざ「下の名前が思い出せない…」的なことを言ってたら、下の名前しか基本出てこないキャラがそいつじゃん!怪しい!って思考になる。それが決定的な証拠じゃなくても十分なんだ。なんとなくヒントぽい・怪しいから注意してみておこう、なんて小さな不和を読者に抱かせたら伏線としては大いに役目を果たしてくれる。
    ただ5巻まで一気読みしたからなのか若干の飽きがで始めた。展開的にはこれは王手!!!ってところで終わっていたのでゾワゾワしているのだが、やはり1巻からずっと緊張感がある作品だからか、こちらが若干疲れ始めた。
    連載を追っている立場だったら、毎掲載楽しみにできると思うのだが、ずっと犯人のヒントを主人公と同じように探そうとしていると多少飽きたり疲れたりし始める。
    おそらくそれがこの作品の難しいところ。無駄がないからこそ読者が休憩する暇を与えない。休憩されちゃうと読者が離れてしまう可能性があるから、かなり難しい塩梅だとは思う。

    この作品を読みながら、やってることは「東リベ」と変わらないのに部数に差が出たのか考えていた。個人的に感じた理由は2点。
    1、さっき言った飽きの部分。東リベはタイムリープして原因の根底を解決しようと奮闘する過程で、喧嘩=アクションも入れられているし、男同士の絆なども描かれていて、物語に波がつくられている。アクションシーンでは圧倒的強い者に勝ったり、マイキーという圧倒的ヒーローがいたりと割とスカッとする展開も入っているのがまた絶妙。
    2、キャラクター。僕街はストーリーや展開に魅了されるが、主人公に感情移入したり推しとなるようなキャラクターがいない。言ってしまえばストーリーだけに魅せられる。良いキャラクターがいるとそれだけで読者は作品をもっと大切に思ってくれるから、作品としての価値が読者の中で勝手に上がるように思う。

    これから後半戦を迎える。犯人だろうというやつは出てきているが、5巻使って追い詰めるなんてかなりの長丁場。どうなるのか楽しみ。

  • ■読みやすさ

    ■面白いかどうか

    ■人生の糧になる

    ■作家について

    ■本棚に残したいか

  • オビで思わず買ってしまった

  • オススメ

  • ホントに何度読んでも面白い!見事に張られた伏線。何度も読み返せる楽しさがある。「僕だけがいない街」の意味は?表紙は綺麗だけどカバー裏には危うい雰囲気が漂ってる。おすすめの一冊!

  • ミスリード


    タイムリープ系ミステリー漫画

    ミステリーは専門外なので詳しいことはよくわからないが、
    最後の最後まで熱が冷めずに読めたので
    余りミステリーが得意でない人にもオススメ

  • クソおもろい

  • ・4周通読。サスペンスものとして8巻(+番外編1巻)で綺麗にまとめているので、何回も楽しめる
    ・登場人物はみんな魅力的だが、主人公の母親である佐知子さんが最高。ブレない芯を持った生き方をしてるけど、息子への愛情の深さが計り知れない。周りからの信頼感の高さも頷ける
    ・2〜6巻あたりの、ちっちゃい悟が奮闘する期間がやはり読んでて一番ワクワクする。雛月が温かい朝御飯に涙するシーンがとてもすき

  • 漫画家として、メジャーデビューするものの、上手くいかない日々に、もがき続ける青年。

    ある時、時が戻ると言う不思議な体験をする。
    『再上映(リバイバル)』

    そして、母の死。
    犯人はだれか?
    そして何故、母を狙ったのか?

    愛するものを守れなかった激しい後悔。
    そして、リバイバルの結果、戻った時間は、何と...

  • 裝幀・デザイン/星野ゆきお for VOLARE inc.

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著者プロフィール

北海道出身、千葉県在住。第40回「手塚賞」佳作。第41回「手塚賞」準入選。1995年「アフタヌーン四季賞 春のコンテスト」準入選。代表作は『カミヤドリ』(角川書店刊)、『鬼燈の島』、『魍魎のゆりかご』(スクエア・エニックス刊)など。

「2022年 『夢で見たあの子のために (11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三部けいの作品

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