- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041207710
作品紹介・あらすじ
花との約束を守れず、人前でおおかみに変身してしまった雪。学校に通わず、山に惹かれてゆく雨。大人への階段を踏み出した二人の、それぞれの選択は? 親と子の13年間を描ききる、大感動の最終巻!!
感想・レビュー・書評
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私も雨だったら、オオカミの代わりは誰も出来ないから先生に教わったことを自分でやってみようとおもう(小2)
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絵が心なしか綺麗になったような。
感慨深い。 -
自分は子供とどう向き合っているのか、考えさせられる作品。いつでも味方でいることと過保護でいることは違う、でもそれに気がつけるということはとても難しい、そう感じました。
雨と雪、それぞれの巣立ちは確かに感動のシーンであるけれど、花の決断と理解はそれ以上に感動的だ。
アニメーションで見るより紙や手描きの暖かさがあり、また違った印象で読めるのも楽しい。
オススメです! -
母としての喜びと悲しみ、一人で立とうとする子供の葛藤、家族モノとしてたくさんのものが詰まった最終巻。
子の巣立ち。子供がその気になれば生活できるのは一体いつなのか。生きる術を知れば、親から離れるのは動物として間違ってはいないと思います。子は思った以上に親の知らないところで成長するもので、雪は学校で、雨は山で、様々なことを学び成長していった。狼として、人としてそれぞれ歩み始めた彼らはしっかりと大人だと思いました。
母としての決別。子供たちの成長とともに母としての子供達と決別しなければいけない場面がでてきます。頭で理解していても、過去と変わらない子供たちの姿を夢想してしまう花。母としての欲がしっかりと垣間見えてるため、ラストはそれを送り出す花がキレイに見えました。
映画で見たときは花の母としての欲が私情も絡んでちょっと嫌悪感を抱きましたが、時間が経ち、こうしてマンガで見直してみると確かにまだたった10年それも自分にとってかけがえのない存在が離れていってしまうことは悲しいはずだわって思いました。こう素直に見るべきだなと反省しました演出云々は置いといて。なにはともあれ面白い作品だった。