僕だけがいない街 (3) (角川コミックス・エース)

著者 :
  • KADOKAWA
4.21
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本棚登録 : 1932
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041209110

作品紹介・あらすじ

雛月は消えてしまった。事件の解決に失敗した失意の悟に、再び【再上映】が起こる。2006年現代に戻ってきた悟を待ち受けていたもの、それは…母親殺しの容疑者という現実だった!!

感想・レビュー・書評

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  • 人から無意味に疑われる辛さと根拠なしに信じられる力。

    主人公の悟がどんどん犯人の罠にまんまとはまりこみ、抗いますが思うつぼの中、人から無意味に疑われる激烈な辛さと、
    アイリやルポライターやリバイバルした過去の友人から、悟という人物のみを信じ、挫けそうな中、いろんな言葉や人の力に救われます。

    人に疑われる虚しさ、人から信じられ力をもらう救い、同時に感動する巻でした。

    中でも、悟の母親と同期だったルポライターの言葉は、現実の人生でも勇気が出る名言です。

  • 犯人頭良すぎというよりは警察が思い通りに動きすぎというか。結構行き当たりばったりに動いてるよねこいつ。裏から手を回して操ってるレベルでないととっくにとっくに捕まってるでしょうとか考えてるんですけどどうですかね。

  • グイグイきますね。終わりと思ったけど、まだまだかぁ〜。次読みて〜

  • 希望を抱えて…一転、絶望的な思いに叩き落とされて終わった前回。

    今回も絶望から足掻く。
    必死に。懸命に。

    詳しく書きたいけれど、この物語の類はネタバレ興ざめなので、勿論自粛。

    怒涛の展開を繰り返し、繰り広げる展開の数々。
    飽きることなく、「次は何か?」「次はどうなる?」と急かされるように読み進む。

    そして、今回もまた良い終わり方。
    それは同時に、次巻への強い期待も抱かせる。

    前回と同様、この巻自体に高い完成度を感じる。

  • 3巻は再上映の一度目が失敗に終わり、成人時代へと戻ってきました。でも、今までの再上映と違い、現実時間も長く、アイリとの話がメインです。
    バイト先の店長にはあっさり裏切られ・・・っていうのは嫉妬からくるものでしょうけど。頼みの綱はアイリだけ。でも、このアイリは雛月を連想させる言葉を出すようですね。
    過去の経験をもとに、もう一度現在で思考をめぐらせ、母親の知り合いだった男性と会います。そして二人で事件の見直し。この男性も殺されなければいいですが・・・。
    3巻ラストで、サトル自身は警察に捕まってしまいますが、犯人らしき目をみつけた瞬間に再上映があり、再び過去へ。
    科学館からのスタートです。なりふり構わないサトルは、今度こそ雛月を助け出し、そして連続誘拐犯を捕まえることができるのでしょうか・・・。

  • うわぁ、拠り所はありながらもこれは厳しい。
    誰を信じればいいんだ?

  • マンガ大賞2014の2位になった作品です。

    まるでミステリー小説を読んでいるような、コミックです。
    面白い。一気に読んで、繰り返し読んで。

    次巻はまだか?

  • ラストが毎巻衝撃的すぎて続きが気になります。さすがマンガ大賞にノミネートされた程の作品です!

  • 失敗した
    自分しか信じられなかったから
    誰かを信じてみようと思えなかったから
    自分すら信じてもらえなくて、
    自分の力が及ばない世界に
    信じるって
    どういうこと?
    どうする?
    言葉だけでは言えない
    どう行動するのか
    信じたいだけではなく
    信じようと行動していく
    誰も信じてくれない中で
    信じてくれる人がいることが
    どれだけ力になるか
    心を救ってくれた人

  • 結局、雛月を救えず、中西彩も失踪し、「連続誘拐事件」は起きてしまった。失敗した。現代に戻った悟は母親殺害の容疑で警察に追われるが当時の歴史が少し変わっていることに気付く。そして18年前の事件も今回も同じ奴の犯行だと知る。真犯人のやり口も分かった。変えられる!もう一度戻れば変えられる!……藤沼悟、逮捕。

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著者プロフィール

北海道出身、千葉県在住。第40回「手塚賞」佳作。第41回「手塚賞」準入選。1995年「アフタヌーン四季賞 春のコンテスト」準入選。代表作は『カミヤドリ』(角川書店刊)、『鬼燈の島』、『魍魎のゆりかご』(スクエア・エニックス刊)など。

「2022年 『夢で見たあの子のために (11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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