戦国無頼 改版 (角川文庫)

  • 角川書店 (2009年12月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784041216392

作品紹介・あらすじ

小谷城落城で落ち延びた剣の達人・佐々疾風之介と立花十郎太、鏡弥平次の3人に、疾風之介を慕う加乃、彼を助けるおりょうの恋模様。戦国争乱の時代に邂逅と別れを余儀なくされる男女の生き様をダイナミックに描く。

みんなの感想まとめ

戦国の tumultuousな時代を舞台に、剣の達人たちの邂逅と別れ、そして恋模様が描かれています。疾風之介や立花十郎太、鏡弥平次らのキャラクターが織りなす物語は、昭和初期のチャンバラ小説の雰囲気を色...

感想・レビュー・書評

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  • 昭和33年(1958)の作品です。
    司馬遼太郎の「梟の城」が翌年発表ですが、それ以前の、むしろ昭和初期に活躍した山手樹一郎(桃太郎侍の原作者)の世界に近い様に思います。そもそも疾風之介(はやてのすけ)などという命名にも一寸時代を感じさせます。もっとも眠狂四郎もほぼ同時期ですから、まだそういったチャンバラ小説の雰囲気が十分残っていた時代だったのでしょう。そう言えば疾風之介のニヒルさは狂四郎に通じる物がありますし、おりょうは梟の城のこさるに似ているようにも思います。
    古さは感じさせますが、それなりの面白さはあります。罪の無いエンターテインメント小説、そんな感じのする本でした。

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著者プロフィール

井上 靖 (1907~1991)
北海道旭川生まれ。京都帝国大学を卒業後、大阪毎日新聞社に入社。1949(昭和24)年、小説『闘牛』で第22回芥川賞受賞、文壇へは1950(昭和25)年43歳デビュー。1951年に退社して以降、「天平の甍」で芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」で日本文学大賞(1969年)、「孔子」で野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章。現代小説、歴史小説、随筆、紀行、詩集など、創作は多岐に及び、次々と名作を産み出す。1971(昭和46)年から、約1年間にわたり、朝日新聞紙面上で連載された『星と祭』の舞台となった滋賀県湖北地域には、連載終了後も度々訪れ、仏像を守る人たちと交流を深めた。長浜市立高月図書館には「井上靖記念室」が設けられ、今も多くの人が訪れている。

「2019年 『星と祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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