内海の輪 (角川文庫)

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  • 角川グループパブリッシング (1994年12月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041227244

みんなの感想まとめ

物語は、複雑な人間関係と感情の交錯を描き出しています。特に、父の蔵書から手に取った作品は、40年以上前のものでありながらも、古さを感じさせずに楽しむことができました。短編「死んだ馬」や、長編の「内海の...

感想・レビュー・書評

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  • 父の蔵書であまり期待せずに読んだが、それが良かったのか思いの外楽しむことができた、40年以上前の作品になるが、そういった感じは感じることなく楽しめた。
    内海の輪と、短編の死んだ馬が、掲載されている。
    犯人に情が入ってしまい、完全犯罪を期待してしまうが、警察の鋭い捜査はなかなか逃れられないものだな。

  • 「内海の輪」東京で乗ったタクシーが、地方での運転手で苛々するシーンが長く気になったが、結幕の伏線だった。著者の考古学の造詣の深さもあらためて感心。他に「死んだ馬」収録。14.2.16

  • 2012年2月21日(火)、読了。

  • 松本清張さんの小説に出て来る女性は、愚かだったり、狡猾だったりする。

    ぼんやりとした愚かさが、 難を逃れる方便だったりもするのかもしれない。

    表題は、長編ではなかったと思う。
    浮気の挙句に出奔した夫に会うため、その弟と、とある街へ向かう女。
    列車だったと思うが、20年以上も前に読んだのでよく覚えていない。
    が、
    いつだったか、テレビでやってるのを、まじまじと観た記憶がある。
    弟でのちに考古学者の役は、中村雅俊さんが好演していた。と思う。

    だらしなく、うらさみしい、街を、悄然とあとにした帰路、
    ふたりは、温泉町に途中下車してしまう。

    あとは、おきまりの、不倫物語だが、
    現代に横行してる、戯けた遊び半分さは、あまりなく
    深々と雪がふるような恋だった気がする。

    夫を見限った女は、年老いた金持ちの所へ嫁ぎ、美しく妖艶な姿で
    浮気夫の弟で考古学者の前に現れる。


    『ガラスクシロ』だったと思う。

    これ以上はネタバレになるので書きません。

    この女性に、「けものみち?」のような、客観性や、冷静さがあったら
    もちろん、殺されなかっただろう。
    とだけ記したい。

    兄を迎えに行った列車の中。

    兄が女と暮らす街に、実際は、降ってたのかどうか、忘れたが
    とめどなく何かが降っていたような気がする。

    昔読んだ記憶が、淡いまどろみのように、浮遊して、よみがえる。

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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