延命の負債 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 35
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041227428

作品紹介・あらすじ

"死にたくない。商売がこんな大事なときに死んでも死にきれない"-町中の印刷工場の主村野末吉は、病院のベッドの上で思った。苦労を重ね続けた人生が、ようやく好転しかけていた。彼は意を決して、縁者から多額の借金をし、最上等の個室に入り、心臓手術の担当医にも十分な謝礼をした。そして無事、退院を果せたが…。表題作「延命の負債」など、人生の皮肉、孤独をテーマとする初期作品12編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387160046.html)
    (収録作品)九十九里浜/月/湖畔の人/ひとり旅/延命の負債/三味線/余生の幅/子連れ/津ノ国屋/いきものの殻/春の血/賞

  • 落ちのない作品が多いのだけれど、どれもじっとりと
    後味が悪いというか、楽しい気分にならない(^^;)
    収録されているどの作品も古いもので、今とは異なる昭和の時代的な風俗が描かれている。
    文体そのものは読みやすく、あまり古さを感じないかな。

  • 「延命の負債」
    「湖畔の人」
    「ひとり旅」
    「九十九里浜」
    「賞」
    「春の血」
    「いきものの殻」
    「津ノ国屋」
    「子連れ」
    「余生の幅」
    「三味線」
    「月」

    最後の「月」はそんなこともになかったけど、他のはすべて「やまなしおちなし」だったなあ。
    こういう展開の仕方でも小説といえるんだと思った。
    おもしろくなかったとは思わないけど、山場とか落ちとかが欲しかったなあ。

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著者プロフィール

松本清張
一九〇九年、福岡県小倉(現北九州市)に生まれる。五一年、《週刊朝日》主催の〈百万人の小説〉で「西郷札」が三等に入選。五三年「或る『小倉日記』伝」で第二八回芥川賞を受賞。五五年、短篇「張込み」で推理小説に進出し、五六年に作家専業となる。五八年に刊行した初の推理長篇『点と線』は大ベストセラーになり、一大推理小説ブームを引き起こす立役者のひとりとなった。七〇年『昭和史発掘』で第一八回菊池寛賞、九〇年朝日賞受賞。九二年死去。

「2022年 『松本清張推理評論集 1957-1988』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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