数の風景 (角川文庫)

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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (455ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041227527

感想・レビュー・書評

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  • 測量技師と債務から逃げ都落ちした不動産屋、そして数字狂の女性。接点の無い3人の線が重なり事件が起き、1本の線になった時、謎が解ける。
    作者の膨大な知識・取材に驚愕する作品。

  • 話が動き出すまでは、必要なのか疑問な細い描写がこれでもかってくらい続くので読むのが辛い。でも動き出してからはするする行ける。殺人そのものは本筋にとっては余り重要ではない、スケールの大きな話。推理要素は余り多くない。この人•この件がこう絡むのかと驚かされる。ただ矢部の勘は鋭すぎやしないか。

  • 松本清張さんの本はホントに面白い。

  • 松本清張は 巨匠である。
    様々な知識を駆使する。
    数の名前のある地域。なぜ その名前に 数がついたのか。
    数マニア。キク女は すらりとして プロポーションもよく
    俳句か短歌を詠ずる人かと思われたが。
    ウィーンの学会にも出る という 大学の先生だった。
    彼女が 解き明かしたことが、事件が発覚するのだった。

    矢部は 雪深い 断魚荘で、自殺することを考えていた。
    矢部は 様々な事業を企て 不動産で失敗し多額の負債を抱えていた。
    矢部は 画家だといって、断魚荘に泊まっていた。
    設計士の板垣は 石見銀山の観光開発のための地元の人から呼ばれていた。
    同じ宿に泊まり、キク女もおなじように 泊まったのだった。

    石見銀山を開発理由はどこにあるのか?
    矢部は、推理することで、新しい事業を進める後ろ盾を
    見つけることとなった。新しい事業とは 電線の下の土地で
    電力会社に揺さぶりをかけることだった。
    以前の部下だった 夏井が 知恵を貸すことで多額のお金を
    得たのだが。矢部の感は あたっていたのだが。

    仮説の中で物語をつむいでいく という松本清張の手法は
    何とも言えず。八双飛びのように展開していく。

  • 筆者最晩年の作品ではあるが、何か遠い時代を思わせる雰囲気もある。
    時間の経過はゆっくりであるが、謎が謎を呼ぶ筆致で読ませるところはさすが巨匠というところである。
    とはいえ、特に大きなドンでん返しもなく、作品としては平凡なものであると感じた。

  • 2011 O氏よりレンタル)

    「いつかまた読みたい!」
    そう思わせる節々がぎょうさんある。

  • 島根などを舞台とした作品です。

  • 松本清張の推理小説、として読むよりも、本が出版された当時、石見銀山がどういう見方をされていたのか、そして今現在世界遺産に登録された石見銀山とその周辺の大森地区がどのような状況になっているのかを対比して読むと興味深い。

    正直、推理小説としては個人的には楽しめませんでした。

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