松本清張の日本史探訪 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 68
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041227565

作品紹介・あらすじ

独自の史眼を持つ、社会派推理小説の巨星が、日本史の空白の真相をめぐって作家や硯学と大いに語る。日本の黎明期の謎に挑み、時の権力者の政治手腕を問う。聖徳太子、豊臣秀吉など13のテーマを収録。

感想・レビュー・書評

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  • 邪馬台国から江戸時代の水野忠邦まで歴史上の人物を取り上げた公開ディスカッションの文書版でしょうか。
    松本さんとそれなりの歴史好きや専門家との対談のようでしたが、人によっては松本さんに気を遣いすぎているようで対談になってない章もあるように思いました。

    まぁ、邪馬台国九州説を唱える松本さんに対する対談では中国の文献にある邪馬台国の位置などは、中国流の数を水増し(中国の歴史映画の戦闘シーンなどのアレに通じる。こ~んな遠方の国まで自分の国に朝貢に来ているって言いたいんだろう。)って意見は目からウロコだったし、それなりに楽しく読ませていただきました。

    だんだん章ごとに割り当てられている紙面が少なくて、ちょっとその辺が残念でした。

    あと、聖徳太子さんのときに語られてはいなかったんだけど、聖徳太子さんの業績って実は史上初の女帝である推古天皇さんの業績を男尊女卑な歴史家どもが男性である聖徳太子の業績にしちゃったんじゃないかな…って思いました。

  • 独裁者の生きている間は、まだ恐怖によって、なかなか人々に思い切った反逆をさせないのですが、独裁者が死ねば、必ずその不満が爆発する、これが歴史の原則ですね 井上光貞:宇佐八幡宮の巫女が、神様が大仏の鋳造を助けるのだといったというので都に乗り込んでくる。宇佐というのは、銅の産地ですから、物資調達の感懐もあるのかもしれませんが、奈良に宇佐八幡を祀れということになって、お巫女さんが、まるで天皇乗るような輿に乗って、はるばる大和にやってくるわけですね 

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著者プロフィール

松本清張
一九〇九年、福岡県小倉(現北九州市)に生まれる。五一年、《週刊朝日》主催の〈百万人の小説〉で「西郷札」が三等に入選。五三年「或る『小倉日記』伝」で第二八回芥川賞を受賞。五五年、短篇「張込み」で推理小説に進出し、五六年に作家専業となる。五八年に刊行した初の推理長篇『点と線』は大ベストセラーになり、一大推理小説ブームを引き起こす立役者のひとりとなった。七〇年『昭和史発掘』で第一八回菊池寛賞、九〇年朝日賞受賞。九二年死去。

「2022年 『松本清張推理評論集 1957-1988』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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