潜在光景 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 88
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041227589

作品紹介・あらすじ

二十年ぶりに再会した泰子に溺れていく私は、同時に彼女の幼い息子の不信な目に怯えていた-「潜在光景」。借金苦で自殺した社長はなぜ八十通もの遺書を残していたのか-「八十通の遺書」。わが子をさりげなく殺そうとする父親。が、息子はそれを察知していた-「鬼畜」。日常のちょっとした躓きがその後の運命を大きく変えた世にも怖ろしい六つの結末。

感想・レビュー・書評

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  • 「潜在光景」「八十通の遺書」「発作」「鉢植を買う女」「鬼畜」「雀一羽」の6つ短編が収録。「雀一羽」が時代小説。「鉢植を買う女」「鬼畜」はTVドラマ化されたものを観た記憶がある。

  • 松本清張『潜在光景』読了。ホラー短編集。表題作は、不倫関係となった女の子供がどうも自分を殺そうとしているのではないか、いや気のせいか、しかし…という確証がないだけに不気味な子供の話。日常の光の裏をちょっと覗いたら、その陰では思いがけない誰かがこっちを見ているかもしれませんよ。

  • 毒がとてもいい。

  • これだけ昔の作家の作品を初めて読んだ
    今では炎上しそうな男尊女卑や胸糞悪い描写も多かったが何故か引き込まれるしこの頃の語彙もとても気に入ってしまった

  • 潜在光景
     あれ?映画『影の車』と似たような話だな。清張さんは、同じような話を使うのかと読み始めたほど、映画のタイトル影の車はぴったりだった。内容ではなく全編を貫く暗さである。映画は大学生の頃、テレビで見た。原作からこんなエロチックな映画を思いついた着想には驚く。岩下志麻のキスシーンが熱烈過ぎるのだ。ハリウッド女優のようなキスシーンを演じてやろうと思っていたのか。話の筋はどうでも良くなっていた。
    鬼畜
     これも映画の原作もの。なぜか桃井かおりが出演していると勘違いしていたが、勘違いも甚だしく映画化にもテレビドラマ化にも登場していない。
     他の登場人物を被せるのがイヤだったので読み終えるまでキャストは確認しなかった。
     結末があっさりし過ぎていて拍子抜けしたが実話だったという。

  • 潜在光景
    八十通の遺書
    発作
    鉢植を買う女
    鬼畜
    雀一羽

  • 読んだことのあるものが殆どだったけど、どれも面白い。

  • よくあるホラーとはまた違った印象だった。

    しかし肌に合わなかった。
    気持ちが悪い。

  • 人間性の暗部を鋭く描いて短編ながら読み応えあり。「鬼畜」は映画で見たよりもあっさりした結末だったけど、夫婦の人間性が深くまで描かれていてある意味映画よりも怖かった。

  • やめる方が不運で、残っている方が必ずしも幸せではないよ。やめた方にかえっていい運が開けるかもわからないのだ。僕も今まで何度か止そうと思う曲がり角に来たことがあるが、とうとうふんぎりがつかなかった。君はまだ若いし、これからたくさんの人生の屈折を歩くはずだから、いい機会をつかむことだな。

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著者プロフィール

松本清張
一九〇九年、福岡県小倉(現北九州市)に生まれる。五一年、《週刊朝日》主催の〈百万人の小説〉で「西郷札」が三等に入選。五三年「或る『小倉日記』伝」で第二八回芥川賞を受賞。五五年、短篇「張込み」で推理小説に進出し、五六年に作家専業となる。五八年に刊行した初の推理長篇『点と線』は大ベストセラーになり、一大推理小説ブームを引き起こす立役者のひとりとなった。七〇年『昭和史発掘』で第一八回菊池寛賞、九〇年朝日賞受賞。九二年死去。

「2022年 『松本清張推理評論集 1957-1988』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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