男たちの晩節 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.71
  • (5)
  • (6)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 61
感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041227596

作品紹介・あらすじ

昭和30年代短編集(1)。ある日を境に男たちが引き起こす生々しい事件。「いきものの殻」「筆写」「遺墨」「延命の負債」「空白の意匠」「背広服の変死者」「駅路」の計7編。「背広服の変死者」は初文庫化。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 定年を迎えた男達の七つのお話し。哀愁を感じつつ、お話しには直接は出てこないけれど、女の強さを想像してしまう。

  • 本のタイトル通り晩年の男の悲哀がテーマの短編集。定年退職後、存在が薄くなった男、自分のミスではないのに会社組織の一員として責任を取らされた男。なんとしても生き延びて事業を持ち直そうと手術したが皮肉な結末になる男など人生の無情を感じさせる話ばかり。松本さんの書くものは厳しい。ただ年を取ると多かれ少なかれ誰もが感じる悲哀だとは思う。松本さんの書く小説は身につまされる。ホント。

  • 「男たちの」タイトルにあるが、サラリーマンの晩節を集めた短編集。著者の経験も含まれているためか、描写が細かく感情移入してしまう。自分ももう少しサラリーマンを続けていくことになるが、身につまされる短編がつまっている。

  • 初めて読む松本清張。
    短編集は物語の浅さなどがありあまり好きではないがこの一冊は別。
    特に駅路は秀逸。
    最後の一捻りでまた引き込まれる。

    想像していたより面白かったので、次回は是非長編を読みたいものだ。

  • 「いきものの殻」「筆写」「遺墨」「延命の負債」「空白の意匠」「背広服の変死者」「駅路」の7編の短編が収録。いくつかの短編は、他の短編集にも収録されていたはず。

  • 私は現在63歳。身につまされる内容です。特に「駅路」は思い当たる心情がここかしこ。ただし私の場合、女性問題はとうの昔に清算済み。自作の名刺には職業として「家事手伝い」を記している。「毎日、日曜で良いですね」と皮肉られながらもタクマシク生きている。天国の松本清張には教えてやりたい。これから始まる第二の人生も棄てたものでもないですと

  • 3.5

  • いきものの殻・筆写・遺墨・延命の負債・空白の意匠・背広服の変死者・駅路

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

松本清張
一九〇九年、福岡県小倉(現北九州市)に生まれる。五一年、《週刊朝日》主催の〈百万人の小説〉で「西郷札」が三等に入選。五三年「或る『小倉日記』伝」で第二八回芥川賞を受賞。五五年、短篇「張込み」で推理小説に進出し、五六年に作家専業となる。五八年に刊行した初の推理長篇『点と線』は大ベストセラーになり、一大推理小説ブームを引き起こす立役者のひとりとなった。七〇年『昭和史発掘』で第一八回菊池寛賞、九〇年朝日賞受賞。九二年死去。

「2022年 『松本清張推理評論集 1957-1988』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松本清張の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×