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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041227596
作品紹介・あらすじ
昭和30年代短編集(1)。ある日を境に男たちが引き起こす生々しい事件。「いきものの殻」「筆写」「遺墨」「延命の負債」「空白の意匠」「背広服の変死者」「駅路」の計7編。「背広服の変死者」は初文庫化。
みんなの感想まとめ
定年を迎えた男たちの晩年を描いた短編集では、彼らの人生に潜む哀愁や無情が浮き彫りにされています。各短編は、会社組織の一員としての責任や、自らの存在意義が薄れていく男たちの姿を通じて、読者に深い感情移入...
感想・レビュー・書評
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定年を迎えた男達の七つのお話し。哀愁を感じつつ、お話しには直接は出てこないけれど、女の強さを想像してしまう。
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本のタイトル通り晩年の男の悲哀がテーマの短編集。定年退職後、存在が薄くなった男、自分のミスではないのに会社組織の一員として責任を取らされた男。なんとしても生き延びて事業を持ち直そうと手術したが皮肉な結末になる男など人生の無情を感じさせる話ばかり。松本さんの書くものは厳しい。ただ年を取ると多かれ少なかれ誰もが感じる悲哀だとは思う。松本さんの書く小説は身につまされる。ホント。
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「男たちの」タイトルにあるが、サラリーマンの晩節を集めた短編集。著者の経験も含まれているためか、描写が細かく感情移入してしまう。自分ももう少しサラリーマンを続けていくことになるが、身につまされる短編がつまっている。
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初めて読む松本清張。
短編集は物語の浅さなどがありあまり好きではないがこの一冊は別。
特に駅路は秀逸。
最後の一捻りでまた引き込まれる。
想像していたより面白かったので、次回は是非長編を読みたいものだ。 -
松本清張記念館で購入した一冊。
7つの短編に出てくる
7人の男性の生き様は
全員、物悲しく、
背中に背負っているものが重たすぎる。
懸命に家族を支え
生きてきたのに、最後に迎える
結末はいずれもはかなく、やるせない。
「男はつらいよ」と
笑いとばせたらよかったんだろうけど…
人間の心をぐりっと
えぐりとるような描写力。
最後の解説にも書かれていたように
清張ワールドの虜になってしまった。 -
男達の哀愁に満ちた7編の短編集。
定年退職後の心理小説、老人の性について描いた小説、運命の皮肉を描いた小説、サラリーマンの悲話、自殺志願者の心理を描いた小説など男達の様々な境遇を松本清張自ら経験した事柄を臨場感たっぷりに描いている。
身につまされる小説でした。
1960年前後に書かれた作品群なので多少時代性を感じる内容ですが古さは感じません。
松本清張さんは多岐に渡る作品を大量に書かれ読者を飽きさせませんね。 -
「いきものの殻」「筆写」「遺墨」「延命の負債」「空白の意匠」「背広服の変死者」「駅路」の7編の短編が収録。いくつかの短編は、他の短編集にも収録されていたはず。
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3.5
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いきものの殻・筆写・遺墨・延命の負債・空白の意匠・背広服の変死者・駅路
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