- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041227596
作品紹介・あらすじ
昭和30年代短編集(1)。ある日を境に男たちが引き起こす生々しい事件。「いきものの殻」「筆写」「遺墨」「延命の負債」「空白の意匠」「背広服の変死者」「駅路」の計7編。「背広服の変死者」は初文庫化。
感想・レビュー・書評
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定年を迎えた男達の七つのお話し。哀愁を感じつつ、お話しには直接は出てこないけれど、女の強さを想像してしまう。
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本のタイトル通り晩年の男の悲哀がテーマの短編集。定年退職後、存在が薄くなった男、自分のミスではないのに会社組織の一員として責任を取らされた男。なんとしても生き延びて事業を持ち直そうと手術したが皮肉な結末になる男など人生の無情を感じさせる話ばかり。松本さんの書くものは厳しい。ただ年を取ると多かれ少なかれ誰もが感じる悲哀だとは思う。松本さんの書く小説は身につまされる。ホント。
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「男たちの」タイトルにあるが、サラリーマンの晩節を集めた短編集。著者の経験も含まれているためか、描写が細かく感情移入してしまう。自分ももう少しサラリーマンを続けていくことになるが、身につまされる短編がつまっている。
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初めて読む松本清張。
短編集は物語の浅さなどがありあまり好きではないがこの一冊は別。
特に駅路は秀逸。
最後の一捻りでまた引き込まれる。
想像していたより面白かったので、次回は是非長編を読みたいものだ。 -
「いきものの殻」「筆写」「遺墨」「延命の負債」「空白の意匠」「背広服の変死者」「駅路」の7編の短編が収録。いくつかの短編は、他の短編集にも収録されていたはず。
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3.5
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いきものの殻・筆写・遺墨・延命の負債・空白の意匠・背広服の変死者・駅路
著者プロフィール
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