偏狂者の系譜 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2007年3月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041227619

作品紹介・あらすじ

昭和30年代短編集(3)。学問に打ち込み業績をあげながら、社会的評価を得られない研究者たちの情熱と怨念。「笛壺」「皿倉学説」「粗い網版」「陸行水行」の計4編。「粗い網版」は初文庫化。

みんなの感想まとめ

学問に取り憑かれた者たちの狂気と情熱が描かれた短編集は、昭和30年代の研究者たちの内面を深く掘り下げています。特に「皿倉学説」が印象に残るとの声が多く、評価されずに社会から取り残された学者たちの切実な...

感想・レビュー・書評

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  • 笛壺、皿倉学説まではなんとか読了。そのあとの2作品は途中で読むのを断念。研究者が主人公で一つのことをとことん調べる様子が書かれた短編集。それでも読了した2作品は研究のために家族を捨て落ちぶれた生活を送る主人公の悲しい心情が書かれていたり、戦時中の人体実験を思わせるような内容で面白かった。邪馬台国にはすごく興味があるが「陸行水行」は深く深く掘り下げ過ぎで途中で興味が途切れる。でももう一度、頑張って読んでみようかな。

  • 昭和30年台の短篇「笛壺」「皿倉学説」「粗い網版」「陸行水行」の4作品が収録。とにかく、4編とも暗い。歴史の記載説明も、まどろっこしくて読みにくい。その割にストーリーの結末は、歯切れが悪い。

  • 39168

  • 昭和30年代に書かれた短編4編を収録。一人称で語られる学究・研究をテーマとしたエピソード。どれも起承転結がなく突然に話が切れる。当時の日本の時代の雰囲気が垣間見れる。暗い。

  • 3.5

  • 「笛壺」
    「皿倉学説」
    「粗い網版」
    「陸行水行」

    「陸行水行」は他の短編集に入ってのでスルー。(笑)

    あとがきにも書いてあったが、清張の「学究物」が集められた短編集。
    どちらかというとあまり興味のない内容。
    ただ、おもしろくないということもなかった。
    「皿倉学説」が一番よかったかな。

  • 学問にとりつかれた者たちの狂気を描いた短編集4本が収録されている。

    評価されず、世間から取り残された学者(モドキ)を書かせたら松本清張の独壇場。貧しさのために、学校に行けなかった自分を登場人物たちに重ね合わせ、犯罪者とは異なる狂気、迫力を表現している。

    といっても、大体は犯罪者になっちゃうんだけど。

  • 笛壺・皿倉学説・粗い網版・陸行水行

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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