神と野獣の日 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041227626

作品紹介・あらすじ

「重大事態発生です」-ある早春の午後、官邸の総理大臣にかかってきた、防衛省統幕議長からの緊急電話が伝えた。Z国から東京に向かって誤射された、5メガトンの核弾頭ミサイル5基。1発で、東京から半径12キロ以内が全滅するという。空中爆破も迎撃も不可能。ミサイルの到着は、あと…43分。ラジオ・テレビの臨時ニュースによって、真相が全日本国民に知らされた!SF的小説に初めて挑戦した松本清張の隠れた名作。

感想・レビュー・書評

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  • 松本清張の隠れた名作と言ってもいいと思います。
     
    ある国が核ミサイルを誤射してしまって(しかも5発)、
    その内3発は迎撃するものの、残りが東京に落ちる、
    というパニックもの。
     
    数十分後に核爆弾が落ちるよ、といった時に、
    人々はどのような行動に出るのか?
    日本国首相、海外の要人、一般のサラリーマン、
    獄中の囚人たち・・・
    と様々な人間の行動を追っています。
     
    終わり方も映画的で、昭和48年発刊なのに
    いま読んでもおもしろいです。
     
    実は状況説明の仕方が
    素晴らしいので読んでみなさいと、
    櫻井秀勲先生にすすめられて
    読んだ本だったのですが
    まさにその通りでした。
     
    今後の執筆活動の上で、
    参考にしていきたいと思います。

  • 一気に読んだ。
    歓喜の後に人知れず迫る脅威、まあそうだろうな、といったラストだった。

  • 先日、点と線を読み終わり図書館にあったので借りた本。
    間もなくミサイルが飛んできて終わる東京で人々の行動や心理が面白い。もっと深堀りしても読めるんじゃないかな。

  • 1973年に発表された作品なのに、全然昔話になっていません。
    某国のミサイルの誤射から東京着弾までを書いています。インターネットと携帯電話が出て来ないのを除けば、まるで昨日今日の話のようです。

    あと1時間で、今いる場所が壊滅すると言われたら、逃げるのか、残るのか。ライフラインを守る仕事をする人たちが逃げたらどうするのか。
    交通機関は動くのか?動かないのか?電気はいつまで供給されるのか?

    頭の中で自分ならどうする?という問いを明滅させながら一気読みでした。

  • 清張先生のSF。一気に読めた。

  • どっかで観たような先の読める話だが、
    73年に描かれた小説ということを考えれば
    その古典であると言えるのかもしれない。

    核ミサイルが後一時間程で飛んでくると宣言された東京で起こる
    集団ヒステリーや阿鼻叫喚の様子と
    大阪に避難した総理大臣を始めとした内閣の
    喜劇的なまでの不甲斐なさが素敵なコントラストをなしている。

    ミサイルが着弾する最後の10分程の民衆の狂気と
    タイトルのセンスが素晴らしい。

  • 東日本大震災を重ねながら読んでしまう。人間って追い詰められたらどうなるのか、こうなるのか。とても短くスピード感もある本だけれど、内容は濃い。

  • Z国から誤射された5発の核ミサイル。迎撃も失敗し日本に向かうミサイル。着弾地点は東京。混乱する民衆と状況の確認を行う総理大臣と内閣、官僚。

     2011年8月3日読了

  • 私にしては珍しく、夢中で読んだ一作。
    あの、東日本大震災の時の東京について人から状況を耳にするに当たり、
    この一作のエピソードが私の頭の中を鮮明に過りました。
    松本氏にしては珍しいSF系の小説。なかなか現実味があり、こういった
    仮定の中で日本は何ができるのか、私個人が何をする事ができるのか
    緊迫感を味わいながら、深く考えさせられる一冊です

  • うわーんあと約一時間で東京に核ミサイルが飛んでくるよータイヘンダーなパニックSF。この極限状態で、さて、皆はどんな行動に出るのー? というのが主眼。まあ、短いし文章上手いんでサックリ読めますね。

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