あかでみあめらんこりあ (角川文庫 緑 242-12)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041242124

感想・レビュー・書評

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  • 開高健、二十歳のときの作品です。
    いかにも文学青年が書いた作品と言う感じです。
    小説の新しい形や自分の文体を模索し、でも十分に熟成されていない。ある意味で独り善がり。情景の描写が不十分で、読者を置いて話が進む。特に昭和25年前後の風俗がふんだんに現れるために、なかなか付いて行けないのです。
    しかしながら、そうした未成熟ぶりも、より高所を目指した結果だということが伝わってきます。また、作品全体を通して見事なメランコリックな雰囲気を出しているのは流石です。
    また、どこか内に秘められたパワーを感じさせるのも開高健らしい。

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著者プロフィール

1930年大阪市生まれ。大阪市立大卒。58年に「裸の王様」で芥川賞受賞。60年代からしばしばヴェトナムの戦地に赴く。「輝ける闇」「夏の闇」など発表。78年「玉、砕ける」で川端康成賞受賞など、受賞多数。

「2022年 『魚心あれば 釣りエッセイ傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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