弥陀の舞 (角川文庫)

  • 角川グループパブリッシング (1983年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784041256183

感想・レビュー・書評

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  • 母が好きだったのか、我が家にも3冊ほど蔵書があるのですが、これまで手を出して来なかった水上勉さん。この本はどこかで書評を読んだのか、随分前から図書館の「今度読みたい本」に登録してました。
    尼の子として生まれ里子に出された主人公の少女くみ。男たちの目を引く美貌で、二人の男と経験を持ち妊娠するが、老境に入った越前和紙の名人・与平のもとで紙漉きとして働くことになる。
    どうしても古臭さの様なものは感じます。一方で、それゆえにでしょうか、重厚とか「がっしり」した物語の良さも感じます。粛々と進む物語の中に明治初期の北陸の情景が浮かんできます。
    そしてクライマックス。与平は寺に納める大壁画用の奉書紙の21畳もの一枚紙を漉きあげ、その落成式でくみは・・・・。なかなか感動的なラストでした。
    我が家の蔵書も読んでみましょうかね。

  • 感涙で読み終えた。雪深い景色が綾をなす辛い物語だ。

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著者プロフィール

少年時代に禅寺の侍者を体験する。立命館大学文学部中退。戦後、宇野浩二に師事する。1959(昭和34)年『霧と影』を発表し本格的な作家活動に入る。1960年『海の牙』で探偵作家クラブ賞、1961年『雁の寺』で直木賞、1971年『宇野浩二伝』で菊池寛賞、1975年『一休』で谷崎賞、1977年『寺泊』で川端賞、1983年『良寛』で毎日芸術賞を受賞する。『金閣炎上』『ブンナよ、木からおりてこい』『土を喰う日々』など著書多数。2004(平成16)年9月永眠。

「2022年 『精進百撰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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