- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041268018
感想・レビュー・書評
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直木賞
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第44回直木賞。
主人公は産婦人科医・植秀人。大阪のさびれた阿倍野病院勤務。
西沢科長との対立以来、何者かに命を狙われるようになり、単身解決を試みる。ハードボイルド推理小説。
植もそうだが、植の周りのキャラクターがひとくせある者ばかり。院長、婦長、同僚医師、看護婦、ヤクザなど。
事件の背景には、男の出世欲が見え隠れする。また、女は、女であることを武器にしながら、時には女であることが弱点になりながら、日々を暮らしている様子が描かれている。 -
なつかしい。海堂尊を代表とする医療ミステリーの歴史をたどれば、この本に突き当たるはずだ。10数年前、学生の時に読んだっけ。
今読むと、意外な事実を知る。実はタイトルの「メス」が、アレだったとは。産婦人科に入院中の妊婦には読ませられんな。 -
所有本は1976年5月30日発行 第二十四版。
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何という哀しい結末。看護婦長の哀れな末路。
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これおもしろかった!
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黒岩重吾の直木賞受賞作。戦争の色の濃いハードボイルド、ちりちりと冷たいような肌触りがなんとも。2007/05/27
著者プロフィール
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